一見式場が酷いというイメージがあるんだけど、ちょい待ったというところ。
去年の5月と言えば、一発目の緊急事態宣言の終盤辺りで、今とは違って全国民が物凄くナーバスになってた時。
マスク争奪戦をしてた頃の話ですよね、これ。
記事によれば2月に式場と契約をしてたと。
この頃はまだそんなにここまで大事になるとは思わず、6月だったら治まってるだろうという感覚だったと思うんですよ。
だから、コロナ禍で結婚式を挙げようという考え云々は間違ってないと。
そこからあれよあれよという間に感染爆発。
政府が緊急事態宣言発令!
得体の知れないコロナが猛威を振るう!
外出自粛!
人と8割接触禁止!
さあ、問題です。
そんな状況の中で、結婚式を取りやめると考える人を誰が責められようか?
これがまず大前提なのですが。
まず、式場側はコロナ禍に於ける特別規定を作らず、平時の規定を当てはめたのはちょっと配慮に欠けたよなあと。
コロナで大騒ぎになったのが3月位からで、1ヶ月位でその位の検討はできる筈だけど、それをせずに通常通りの対応をしたと。
それは決して間違ってはいないけど、利用する側としては
『これだけ大騒ぎになってるのに、配慮もナシかよ』
と考えるのもあるだろうし。
だからといって、この新婚夫婦にも問題はある訳で・・・
電話でキャンセルを伝えたって、これはダメでしょ。
百万単位のお金が動く事を電話一本で終わらせるという発想がまずあり得ない。
口頭という事は録音もしてないんだろうから、最終的に言った言わないの世界。
解釈の違いからの行き違いが起こってもなんら不思議はない訳で。
結婚式に限らず、こういう場合は現場に出向いて相談する。その時のやり取りは、きちんと証拠に残すのはセオリーなんだよね。
で、トータルで考えたら、これは新婚夫婦が不利かなあ。
云々は別にして、契約に則ってるのは式場のほうだし、新婚夫婦は感情論でしかないから。
無論さっきも書いたけど、式場側も配慮が足らないのは事実だし、お互いが譲歩して収拾を図るしかないんじゃないかなあ。
当時の気持ちは今とだいぶ違うしね。
難しいですわ。
1月中旬に中国にマスクを送ってから2月には日本にはマスク不足になっていましたよ(笑)
2月の段階で式を予約したなら、それなりにリスクはあるわけでキャンセル料金は致し方ないかなと思いますが。
今日、この話題をワイドショーで取り上げてたけど、どちらかというと式場側が悪者っぽい感じになってましたな。