自分に合うウイスキーを求めてVol.69(ポートエレン)

【ちょっと一息】シングルモルト(ポートエレン、アイラ)

これまでにいろいろなシングルモルトを飲んでいるんですが、実は、ひとつだけ飲みたかったけど、控えていたシングルモルトがあったんです。それが「ポートエレン」。

ポートエレン蒸留所は、1825年にアイラ島で創業。1929年~1966年まで操業を停止したんですが、再操業。でも1983年に完全に停止し、それ以後は全く造られていないんです。だからもう操業中のストックしかないんですが、それを瓶詰業者が商品として出荷しています。ほとんどがシングルカスクで、ちょっと値が張ります。ということで、控えてました。

でも、この日は、解禁かな、と。それで、ジョンオグローツのマスター、お薦めのポートエレンを2種、選んでもらいました。

「ポートエレン 23年 ウィルソン&モーガン バーレルセレクション 46% No.5538」(1979年蒸留、2002年瓶詰め)

ポートエレン23年

色は薄いゴールド、さわやかなピート香(アイラの爆発的な香りではありません)、味わいは、一瞬口の中で甘さが広がり、そのあと、さわやかなヨード味ですね。美味しいですよ、いけますね。

「ポートエレン 23年 MATURED IN SHERRY CASK 54.8%」(1982年蒸留、2005年瓶詰め)

ポートエレン23年

色は赤みの濃い琥珀、重厚などっしりとくる香り、そして味わいは口の中に広がる柔らかなクリーミーさ、そしてピート香味。

この2種は全く違いますね、飲み心地が。なんか感激しますよ、ポートエレン。お薦めのシングルモルトと言えるでしょう。


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