京都左京区の「真正極楽寺」、通称『真如堂』さんと呼ばれています。正式名称は、「真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)」といい天台宗の寺院です。本尊は「うなづきの阿弥陀」として知られており、慈覚大師円仁が阿弥陀如来に「修行僧を守護して下さい」と祈ると首を横に振り、「衆生、特に女性を救って下さい」と祈ると頷いたといいます。
「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」は、京都市左京区黒谷町にある浄土宗の寺院です。山号は紫雲山で本尊は阿弥陀如来です。通称寺名を「くろ谷さん(くろだにさん)」と呼ばれています。知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の七大本山の一つであり、法然上人が初めて草庵を結んだ地です。
今回は、京都に紅葉を求めて「真正極楽寺と金戒光明寺」に行きましたので紹介したいと思います。
「真正極楽寺」は、普段は静かなお寺ですが、近年は春と秋には多くの観光客で賑わいを見せています。その理由は、春は桜、秋は紅葉が美しいスポットとして、近年広く知られるようになったからだそうです。
女性に優しいお寺であったことを伺わせる淡い朱色の山門を抜けると、本堂に向かう石畳の階段を覆う木々の紅葉がまずは目に入ります。
さらに先に進むと、本堂や真如堂、三重塔に迫る見事な紅葉を眺めることができます。
京都には数多くの紅葉の名所がありますが、有名なところほど混雑が激しく、ゆっくり紅葉を楽しむことができなくなっています。このお寺は、人が少なくてゆっくりと紅葉を楽しむことができました。
「くろ谷金戒光明寺」の地は、法然上人43歳の1175年比叡山の修行を終えてこの地で念仏をされた時、紫雲全山にたなびき、光明があたりを照らしたことから浄土宗最初の念仏道場を開かれた場所です。
その為、浄土宗第一号の寺院として、念仏発祥の地といわれています。浄土宗七大本山の一つで、法然上人御真筆の一枚起請文、山越阿弥陀図(重文)など数多くの寺宝を所蔵しています。
「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」の二階二重門の山門には、後小松天皇による勅額「浄土真宗最初門」が挙げられており、運慶作と伝えられる高さ22メートルの重要文化財「文殊塔」など、見どころもいっぱいです。
今回、山門に上ることができボランティアガイドさんによる説明を受けることが出来ました。本堂では、初の写経を経験しました。
「金戒光明寺」は、「真正極楽寺」のすぐそばにあり紅葉を眺めながらの散策は、人が少なくてゆっくりと京都の秋を楽しむことができました。また、お昼にこの近くのお店で食べた鴨なんそばと親子丼のセットがとても美味しかったですよ!