泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

奥飛鳥栢森地区の 「女綱の綱掛神事2017」

2017年01月12日 21時21分55秒 | 散歩

明日香村栢森地区において1月11日(水)に、「女綱の綱掛神事」がありましたので参加してきました。

今回は、1月9日の稲渕地区の「男綱の綱掛神事」に引き続き、奥飛鳥栢森地区の「女綱の綱掛神事」を紹介したいと思います。

「綱掛神事」は、稲渕と栢森両大字に伝わる神事です。稲渕地区では成人の日で、栢森地区は、毎年正月十一日に勧請綱を新しく取りかえられます。
集落の下手の飛鳥川の上に綱を張ります。これは、「子孫繁栄と五穀豊穣」を祈ると共に、悪疫などがこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための神事といわれています。

「女綱の綱掛神事」は16時頃に、福石と呼ばれる石の上に祭壇を設け住職による法要が営まれます。 法要が終わると村の人々が、対岸にわたり女綱を掛け渡し、それまで掛けられていたものは、 一年を感謝しその日に燃やされます。神事の終わりに、福石に日本酒を振りまいて浄めていきます。最後には、こちらもミカンが配られて終了となりました。

栢森の「綱掛神事」の特徴は、全体を仏式で行うことです。ただ、こちらは地域住民の方が「綱掛神事」を行われます。一般の方は、見学のみとなります。

今年も、奥飛鳥の稲渕と栢森両大字に伝わる「綱掛神事」に参加することが出来、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました!

                        

 

 

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