「飛鳥」には、色々な楽しみ方があります。今回は、実験考古学体験として「明日香村埋蔵文化財展示室」後方の「古代ガラス工房」で、「古代ガラス製作体験」を行いましたので紹介したいと思います。
奈良県明日香村の「飛鳥池遺跡」は、1997年から1999年にかけて県万葉文化館建設に伴う発掘調査において、古代のガラス工房や日本最初の銅銭である「富本銭」等が出土しました。飛鳥時代の官営工房として様々な製品を作っていたようです。
「飛鳥池遺跡」から発見されたガラス玉は、緑・青・黄・褐色などの色彩豊かな物が見つかりました。また、ガラス玉だけでなくその原材料や鋳型・羽口・るつぼなども多く出土しています。炉の規模や出土点数の多さから推察して、大量にガラス玉が作られていたと考えられています。今回、古代の製法で「古代ガラス製作」を、インストラクターの丁寧な指導のもと体験させていただきました。完成した古代ガラスは、飛鳥での貴重な体験と共に宝物となりました。古代に思いをはせながらの「古代ガラス製作体験」は、飛鳥ならではの楽しいひと時でした!
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