これも古いミシンです。
20年ぐらい使ってなかったけど、また使いたくなったからと修理依頼です。
昨年11月に別のお客様から同じミシンの修理を承って、釜ギアの割れを見逃してたので今回はきっちりと確認しました。
割れてなかったし固まってて回りませんでしたが、モーターも生きている様なので修理可能です。
20年ほったらかしのミシンですから、あちこち油が固まったり動かないところが多々あります。
潤滑剤かけて染み込ませて少しずつ動かしながら緩めていきます。
青い矢印の所が返し縫いの切り替えの装置ですが、ここが中々緩みません。
ある程度動くようになったら他の部分はミシンを空回ししておけば油が馴染みますが、ここは手で回しながら洗浄剤掛けたりしながら徐々に緩めていきます。
赤矢印のところは送り歯の上げ下げに使う装置ですが、溶接してあるかのようにがっちり張り付いていました。
ここは機能しなくてもお客様は困らないと思うのですが、そのままに出来ませんので、ハンマーで叩いたりしながら分解して外しました。
これで完璧です。
手間のかかるミシンの修理はやってて楽しいです。