10年ぐらい前のミシンで、マイナーチェンジで010Sってのも売られていたようですが、残念ながらSは見たことが無い。
JUKIジュレーブHZL-010N、私の知る限りではこれ程すごいミシンは有りません。
何がすごいって、面倒な糸掛けが完全自動化です。
糸立てから矢印方向に糸を引いて、そこのカッターで余分な糸を切ったら、あとは糸掛けボタンを押すだけです。
HZL 010N上糸掛け
これで面倒な上糸掛けと針の糸通しが出来ちゃう!
更に下糸巻きは専用のボビンを使いますが、一々ボビンを取り外して下糸巻き器にセットしなくても出来ちゃいます。
送り歯を下げて、これも液晶画面のスタートボタンを押すだけです。
HZL 010N下糸巻
こんなミシンは他では見た事有りません。
ちょうど同じころにジャノメでもスーパーセシオ9500に電動の糸通し器を搭載しましたが、糸掛けは旧態然としたままで、今では低価格のミシンにも付いている手動の糸通し器を電動で動かしているだけでしたから、これを見た時は凄い敗北感感じましたっけ。
針カバーの中に糸通しのモーターとか機械が入ってますから、ずんぐりむっくりなデザインですし、ジャノメ本社の方は「これじゃ手元が見難くて使いにくいからライバルには成らない!」と負け惜しみ言ってましたっけ(笑)
確かに私も身贔屓じゃなくて、すっきりしたデザインのジャノメのスーパーセシオの方が好きでしたけど・・・
ミシンの面倒な糸掛けをいかに簡単にしようかと言う、JUKIのこの技術開発は本当にすごいと思いましたな。
残念ながら、JUKIさんは直営営業支店を撤退して、ホームページを見る限りでは刺しゅうミシンも撤退し、この完全自動糸通し器搭載のミシンも販売していないようですが・・・
これはでも、ミシンの歴史に残る本当にすごいミシンだったと思います。
確かに下糸巻きはすごく便利って思いましたが、ボビンが特殊なんですよね~。
こんな高いの、JUKIの営業さん、よく飛び込み営業で売ってたよね。
自動で売れるミシンが有ればいいな~(笑)