糸巻きゴムの交換をして欲しいという修理依頼の電話をいただきました。
電話の依頼ではお客様宅に行くまでどんなミシンか解りません。
行ってビックリのHA-2型でした。
昭和20年代にHA-1型と共にミシンの統一規格と言う事で作られていたミシンです。
だから部品も各社共通。
ジャノメの部品でブラザーのミシンを直したりって事も当たり前。
今でもヘッドはハッピーのミシンなのに台部がジャノメのって言うようなミシンに会う事も良くあります。
はずみ車を外して糸巻きのゴムを取り換えるだけですので、お客様からの依頼の修理はすぐに直っちゃいました。
踏んでみるとガタガタと音が高かったので、ついでの注油を・・・
ヘッドを起こして観ましたら・・・
構造は同じ普通の半回転釜ですが、この取り付け型のは今は滅多に見ないタイプです。
このちょっと後から、現代の半回転釜の止め方は↓に成ってます。
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/92/0000964792/36/imge7a95f8bzik6zj.jpeg
滅多に触れない構造ですので嬉しく成っちゃって、釜の分解注油も勝手にやっちゃいました。
組み立てて試しに踏んでみればカタカタと軽やかで良い音で回っております。
おばあちゃんから引き継いでこれから娘さんが使っていたそうです。
これからはお孫さんにも引き継いで使って欲しいですな。
修理代頂いて来ましたが、「え?色々やって貰ったのにそんなに安くて良いの?」って驚かれましたが、糸巻きゴムの交換以外は私が勝手にやったことですから(´∀`;A
あぁ、今日も儲からない(笑)
味があって素敵なミシンの調子が良くなったので
お客様も喜んでくださったんでしょうね
これからも代々、引き継がれていきそうですね。