「糸が切れる・・・」ってミシン修理の依頼も多いのですが、大体の原因は針を裏返しに付けていることです。
他には、実はミシンには何の問題もなく、古い絹糸を使っている事が原因の事も多い。
アクリルやポリエステル糸と違って絹糸は劣化しやすく、張力が無くなって、軽く手で引っ張っただけでポロポロちぎれて仕舞うように成る。
そんな糸を使っているのだから、ミシンかけている時に切れて仕舞うのも仕方がない。
今回の修理依頼ミシンに付いていたこの絹糸。
多分ミシン用じゃなく手縫い用の糸だと思います。
張力は無くなっていないし、むしろ丈夫すぎるくらいの糸でしたが、縫ってるうちにだんだん上糸調子が強くなりすぎて切れてしまう。
普通に糸掛けをして、糸を引っ張っているだけでだんだん糸調子が強くなって引き出せないくらいきつくなる。
他のスパン糸とかじゃそうは成りませんから、やっぱりミシンじゃなく糸に原因がある。
摩擦が強いんだろうか?
糸切れにこういう原因もあるのか?
・・・と、一つ勉強に成りました。
その上、針と糸と生地のバランスがバラバラだったりってのも針目悪くなる原因ですね。昨日行ったお客様もそうでした。