無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

なんだこの無線機は(KENWOOD TK-759/859)

2010年11月22日 | 無線機器
ヤフオクを見回っていたら、今まで見たことがないケンウッドのモービル機が出品されていた。
型番はTK-759とかTK-859というものだ。
どうも怪しい。

興味を持っていろいろ調べ、集めた情報によると、どうやらヨーロッパ方面向けの無線機のようなのだが、この無線機にはなんとご丁寧に技適番号が付いている。(ぶっちゃけ、日本で出回った機種だ)



電源スイッチ、ボリュームツマミ、ダイアルがあり、意味ありげな1~5までのボタンが付いている。もちろんアマチュア無線機器なんかではなく、れっきとした業務用の無線機だ。そんな無線機が、巡り巡って私の手元に来た。

早速、設定を確認してみると、160MHz台の周波数が6波ほど書いてあった。(周波数を出すのは自主規制ね)
設定してある周波数の感度を測ってみたら受信性能はアマチュア機並にあるし、アマ改したらそこそこ使えそう・・・と思いきや、この機器の持つバンド幅がイマドキの無線機にしては狭いのである。





そこで、無理矢理アマチュア波を突っ込んで感度を測ってみると、感度は+10数dBと要調整な感じ。
アマ改して再調整してTSS申請して…と実際に運用するまでには道のりは長いが、周波数は250ch分入力設定できるから受信機にでもしておこうか。

いずれにしても、ま~たモノが増えたのだ(汗


11/29追記
このTK-759FTAや859FTAなど、オークションなどで複数台出回った中で、自分の所に来た物と同じ機種であっても、書き込まれている周波数と感度特性が違う物があるらしい。しかも出力はこちらのと同様に5W程度で調整されている。いずれにしてもPC上で調整する必要がある。モトローラの機器なら情報は世界中に転がっているのに、こっちは何とも謎が多い機種でいじるのにも手強い相手だ。
とある方面の情報によると、長野オリンピックの際に海外マスコミが自国のヤツを持ってきて勝手に使わないために、国内基準に合わせた機器を配布して使わせたとかなんとか。
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