ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

新千歳空港で、 福島原発事故を考える

2011-04-14 08:00:27 | 震災の影響
今日はちょっとお堅い話です。
さて、1枚の写真。
新千歳空港、到着口の車寄せにある巨大な壁画。

よくよく見ると、昨今の日本を取巻く状況下、きわめて意味深な壁画です。

かの天才、アインシュタインが導きだした公式。高校物理が全く理解できなかった私には、特殊相対性理論なんざちんぷんかんぷんですが、
E=mc^2 「質量とエネルギーの等価性」
質量が消えるとそれに見合ったエネルギーが放出されるそうです。
すなわち質量に秘められたエネルギーは、その質量と光速度の2乗の積であるというもの。
簡単に書いてますが、光速度というとてつもないデカイ物の2乗ですから、そのエネルギーの莫大なものになります。
それが路傍の小石であっても、その質量には莫大なエネルギーが秘められているのです。
実際には石ころからエネルギーを取り出すことは出来ないのですが…

しかし20世紀の人間の英知は、ウランからこのエネルギーを取り出すことに成功してしまったのです。
この壁画、「E=mc^2」の式の右にはどう見ても爆弾の絵。ということはこいつは原子爆弾に他ならないと思います。
その原子爆弾、1945年8月6日、広島に初めて投下されたのですが…
50kgのウランが使用されたこの原子爆弾、ウランは核分裂をし莫大なエネルギーを放出しますが、最終的にわずか0.7gばかり質量が減少したそうな。
すなわち「E=mc^2」に当てはめて考えると、1円玉1個にも満たないわずか物質0.7gに広島の町を壊滅させるだけのエネルギーが秘められていたということです。

さて人間が「E=mc^2」の威力を知ってしまったときから始まった核エネルギーの開発と利用。
核戦争の危機が叫ばれた20世紀は過ぎ去り、日本を含め多くの国が平和利用のための技術を高めて来たはずでした。
しかし福島で起きていることを考えると、「E=mc^2」は人間の手に負えない禁断の数式だったのかもしれません。

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で、結局のところ新千歳空港の壁画はどういう意図で描かれたものなんだろう?