
雨上がりの樹林を歩くと、遠目にも分かるキラキラ輝くキノコに遭遇します。
傘に著しいヌメリを帯びたハナイグチです。
カラマツ林に生えるキノコですから、針葉樹の見分けが出来れば
誰でも取れるキノコです。
富士山の針葉樹林では砂礫の上や、コケモモの茂みに隠れて
群生する光景を目にします。
ひとつ見つけると、アッチコッチに生えていて、コケモモの絨毯の上を
這うようにして摘み取り、カゴに納めます。
傘が開いて傘裏のスポンジ状の管孔から胞子を出す頃になると、
傘裏が少し茶色に染まります。
こういうハナイグチは来年のために摘み取りません。
傘が開いていない幼菌だけを採るようにします。
