眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

人工心肺ではなく人工肺

2020-03-27 | 新型コロナについて
志村けんさんが、コロナウィルスにより、重態と伝えられています。
すでに、人工呼吸器から人工肺に処置が移ったようです。
人工心肺と伝えられていますが、これは心臓の手術で使われるものです。

人工肺は、血液中の二酸化炭素と酸素を交換する機械で、機能しなくなった肺の機能を一時的に代替えするものです。
腎臓の透析は、血液の老廃物を取り除いていますが、むしろそちらのほうが近いですね。
ただ、人工肺は継続的に使用しなければいけません。
一人の患者に取り付けたら、別の患者には利用できなくなります。

7年前に亡くなった中村勘三郎さんは、食道がん手術後に、誤嚥性肺炎を起こして、肺の機能を失いました。
人工肺を使用したのですが、肺が回復することなく、多臓器不全で亡くなっています。
数か月使用しましたが、これは極めて異例です。
2週間程度で、肺の回復を待つのが通常の使用法です。

コロナウィルスで用いられると、回復した患者は多いと伝えられていますが、全員ではありません。
やはり、病気を持っていると、病状が回復しにくいようです。
志村さんの場合、まず喫煙習慣によって、慢性閉塞性肺疾患になっていたようです。
前にも書いた通りコロナウィルスによる肺の病状は、閉塞性です。
また、肝機能も良くなかったようで、免疫系の余力も少ないことでしょう。

人工呼吸器から人工肺になったので、会話は可能になったかもしれませんが、予断を許さない状況であつことは間違いありません。
同時に気になるのが感染経路です。
テレビ局関係者なのか、飲食店なのか、やはり都内では相当の感染者が出ているのは間違いありません。

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