観測史上最大のマグニチュード9.0という地震は大変な災害をもたら
しました。原発は本当に心配です。
三陸では平安時代に今回くらいの津波があったそうです。だとすると
1000年に1度の大津波だったということになります。
被害にあわれた方には、お悔やみとお見舞いの気持ちでいっぱいです。
そんな中、頼もしい学生の話を聞きました。
11日、地震の後、東京近郊も電車が止まっていて帰れない人がたく
さんいました。もう家に帰れないので、大学の研究室でゼミ生数名と
飲食しながら懇談していたI教授。そこにいた学生たちは、何か自分
たちにできることはないかと考えていたようで、
「そうだ、帰れないで困っている人がたくさんいるはずだから、レンタ
カー借りて、困っている人を送ってあげよう」
ということになった。その場でレンタカー会社に電話をすると、
出払っているが、1台だけあるとのこと。
「先生、行ってきます!」
と、すぐに出て行き、レンタカーを借り、駅付近の人の多いところで、
定員(7人くらい?)いっぱいまで、相乗りで乗せ、送ってあげたそう。
学生は、これを夜中じゅうやっていたのでしょう。帰宅難民で困って
いた人にとっては大助かりだったはず。
運転担当の学生は元カーレーサー。発案者の一人は外国人留学生。
I教授は研究室でひとりポツンと取り残され、教え子たちの行動力に
ただただ驚くばかりだったそうです。
専修大学 I教授ゼミ生
多くのところで、こんな頼もしい行動、心温まる言動をとっっている方
がたくさんいらっしゃることでしょう。最大マグニチュードに負けないよ
う、困っている人のお役に立てるよう、自分ができることには最大
のエネルギーを傾けたい。