「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

文士のあこがれ、ふらんす。

2013-12-29 | 音楽と朗読

 昨年の写真

ふらんすへ行きたしと思へどもふらんす はあまりに遠しせめては新しき背廣をきてきままなる旅にいでてみん。
萩原朔太郎(1886~1942)の「旅上」(りょじょう)という詩の前半です。
明治・大正の文士にはフランスはあまりに遠い国だった。
今、行こうと思えば私でも行けます、フランス。
私の感覚で、行きたしと思えどもあまりに遠し、というと宇宙かな。私たちの住む地球を外から見てみたい。無理かな―、せめては新しき背広?いやいやコートにしようか。

さて萩原朔太郎賞という詩の文学賞があります。第12回の受賞者は詩人の平田俊子さん。タイトルは「朔太郎さんパリに行く」現代の詩人が朔太郎をパリに連れて行ったのです。楽しくて、奥が深い詩です。私、朗読をさせて頂きますので、よろしかったら聞いてみてください。
   2014年2月23日(日) 14時開演
   トッパンホール(飯田橋)
   
「東京公演!群馬マンドリン楽団」
私が、よく朗読でゲスト出演している楽団です。前橋での公演に、もう30代の頃から出させて頂いています。東京公演も5回目になります。テノールでゲスト出演する秋谷直之さんの歌も一聴の価値あり。今回は「カタリカタリ」「オーソレミオ」ほか、あー楽しみ。
マンドリン音楽に包まれ、詩も歌もますます映える、そんなステージです。お時間とご興味がありましたらご連絡くださいませ。
下記ホームページのお問合せからメール頂ければ幸いです。
http://jinnoss.com