きのう、和光大学の製本講座に参加しました。
綿か麻の布を持参し、それが本の表紙になります。
このかわいい花模様は、中学生の時家庭科で作ったワンピースの残り布。
何十年前のものが実家にあったのです。ワンピースはいつの間にか姿を消し
ましたが、この残り布は、きれいにたたまれ、暗い箪笥の奥で眠っていました。
ようやく、眠りから覚め、かわいい本の表紙になり、楽しませてくれそうです。
11日の日曜日、かすかに雨が降っていましたが、すぐやむだろうと
パフォーマンス学のお仲間と高尾山に。6号路から登りました。
雨はやみ、昼には青空も見えました。
山頂から富士山は見えませんでしたが、それもそのはず、
厚い雲の中で、富士山に雪を降らせていたのです。
初冠雪だったそうです。
久しぶりの高尾山、幼少のころ以来です。
そのとときは、サルがいて餌を買って、サルに餌やりができたと思う。
サルが何頭も寄ってきて、嬉しいような怖いような体験でした。
今はそれはないようです。
自然がいっぱいで、でも整備されていて、みんなの高尾山ですね。
楽しかった!!!
谷崎潤一郎の春琴抄を寺田農さんの朗読会で聴きました。
朗読には長い作品ですが、かなり省略して正味1時間40分くらい
で朗読なさいました。
話が面白いのと、寺田さんの声と表現力で、しっかり聴くことができました。
それにしても、こんなことまでして、そこまで女に尽くす男って、いる?
谷崎の美意識は計り知れない。
谷崎文学は、刺青という短編だけは朗読したことがあります。
読書としては結構読みました。細雪も好きだな。
大谷崎(おおたにざき)と言われるだけあり、他の作家とは別格、
文豪なんてもんじゃない。ということを改めて感じました。
打ち上げにて。掲載許可も頂きました。