「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

嬉しくなる電車

2011-09-29 | Weblog

 小田急線下北沢のホームに行くと、この電車がとまっていた。

「わあー、楽しそう」ホームを歩くと写メを撮っている人が

何人かいた。若い女の子ばかり。(含む私?!

「よし私も、カメラ、はやく!!出発してしまう、もうドア閉まってるし」

藤子ワールドが人々を運んで行く。動き出したが何とかとらえた。

こどもの頃から親しみのあるキャラクターたちで、なんか嬉しい

気持ちになるのです。

 

 

 


石巻焼きそば

2011-09-25 | Weblog

きのう表参道を通りかかると、何やら人だかりが…。

交番の裏の神社の前に「石巻焼きそば」ののぼりが。

石巻の方が、焼きそばを作って売っていました。

これも復興支援の一つ、私も買おうと列に並びましたが、ちょっと時間がかかるみたい。

買った人のを見ると、焼きそばに目玉焼きがのっていました。おいしそう。

隣では、女川町の笹かまぼこも売っていましたので、そちらを買って帰ってきました。

25日までやっているそうです。

   


ゆらぐひかり

2011-09-24 | Weblog

天気がいい時、小さな川の川面が陽の光に反射し、その上を通る道路の

コンクリートの面に映る。川面にはゆらゆらと水の流れ、その上を見れば、

同じものが光の流れとして見える。「なんか、いいなー」としばし見上げる。

 

きれいとはいえない川、きれいとはいえない道路やビルのコンクリート。

それなのに、水と光は、きれいなものを生み出してくれる。

 

この写真じゃ綺麗さがわからないね。今度は動画で撮ろう。


うやうやしい、ラジオ草創期

2011-09-20 | Weblog

 

 アカデミー賞をとった「英国王のスピーチ」をDVDで見ました。

吃音を克服し、素晴らしいスピーチをする英国王ジョージ6世。

とても感動的なお話でした。

その映画の冒頭は、1925年、新発明の「ラジオ」で、国民に向けメッセージが

放送されるという場面でした。イギリスBBC放送の始まったころのことです。

アナウンサーらしき男は、うがいをし、霧吹きのようなもので大量に口の中に水

をまき、大きなマイクの前に座る。

  ↑椅子                ↑変形円錐形を横向きにしたようなマイク 

 

そしてマイクからの距離を測るため、握りこぶしを左右の手で作り、

二つ分くらい(ただし、左右とも親指と小指は握らずのばしているので

40センチくらいか)あけて座る。

次に、口の運動。

PPPPPPPP

TTTTTTTT

KKKKKKKK

いよいよ本番。

ラジオ草創期、一つ一つの準備や動作が恭しい。

 

一度にたくさんの人に話すことができる電波。

電波のマスコミュニケーションはこのあたりからはじまった

のですね。

日本でも同じころラジオ放送が始まりました。

アメリカでは少し前1922年から始まっています。

 

 

 

 


思いやりの正体は?

2011-09-03 | Weblog

いよいよ国際パフォーマンス学会第29回大会が1カ月後に迫ってきました。

神野は大会委員長を務めております。

今年のテーマは「思いやりを見つめなおす」。東日本大震災で、多くの方が直接あるいは間接的に被害にあわれています。そのような中で、人々が思いやりある行動をしています。春に放送されたACのテレビコマーシャルの一節「思いは見えないけれど、思いやりは見える」ということばにはハッとさせられました。大会テーマとしては2007年の25回大会が「思いやりのパフォーマンス」でした。それから4年が過ぎ、今年の状況から「思いやりを見つめなおす」というテーマが浮上しました。

大会では、まず佐藤綾子先生の基調講演があります。最近はテレビ番組「教科書にのせたい」(TBS系)にレギュラー出演し、ますますパフォーマンス学を広めている佐藤先生の最新の知見を含めた、言わば、思いやりを科学するような講演に、皆様の理解が深まるものと思います。また、お客様への思いやりから「お値段以上」の商品を提供する、株式会社ニトリホールディングス代表取締役社長似鳥昭雄氏をベストパフォーマーとしてお迎えします。商品同様、価値あるお話を伺えること間違いなし、楽しみです。そして、毎年好評のワークショップは今年も充実の6講座を用意しました。思いを感じたり、行動を考えたり、心身が喜ぶ2時間です。

今だからこそ見つめる「思いやり」。そして、いつの時代も親や教師が願うのは「思いやりのある子に育ってほしい」。タイムリーであり、永遠のテーマとも言える「思いやり」をご一緒に探求しましょう。

2011年10月2日(日)13:00~

 日本大学文理学部100周年記念館 (京王線 下高井戸または桜上水下車 徒歩8分)

参加費 一般7000円

     会員5000円

会員の紹介で、一般の方も1回に限りビジター料金(会員と同じ)でご参加いただけます。

ご希望の方はご連絡ください。

Eメール jinno@ga3.so-net.ne.jp

 

チラシは以下よりダウンロードできます。
(オモテ面)
http://firestorage.jp/download/c2e009cefec8215d62fff6948546b56c1d99e177
(ウラ面)
http://firestorage.jp/download/b240becc59c8e026be8ad25d3fe68a1524014324

 

たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。


ツブテ?「詩の礫」とは

2011-09-02 | Weblog

このタイトルはすごい。まさに礫。つぶて。

福島在住の詩人、和合亮一さんの詩集です。

それは、東日本大震災の後、3月16日から5月26日までの

ツイッターの中のタイトルでもありました。

たとえばこんな風に書かれています。

今日は22時から日付が変わるころまで「詩の礫」をやります。

みなさんメッセージありがとう。のちほど。

そして、22時、詩らしきものがツイートされ始めます。

ほとんどが短文、少ない文字、ツイッターの特徴です。

全身全霊から発する怒り、咆哮、痛々しい。

 詩の原石のかけらのようなことばたちが、礫のように飛んでくる。

リアルタイムのフォロワーはどう受け止めたでしょう。

 

6月30日、それが本として出版されました。マスコミにも多く取り上

げられ反響を呼んでいます。そして、

11月20日(日)群馬マンドリン楽団の定期演奏会で、その「詩の礫」

から、いくつかを朗読させていただくことになりました。

どの詩を選べばよいのか、そもそも私が朗読するのは畏れ多い、

悩みました。「詩の礫」の一端でも、伝われば幸いです。

 

それにしても、礫という字は石へんに楽しいの旧字体です。

楽しい石、楽な石とはどういうことか?

礫には痛いイメージしかない。

できることなら、「拍手の礫」を浴びられるよう、日々努力して生き

ていかなければならない、と改めて思っているところです。


晩夏の光 

2011-09-01 | Weblog

きょうから九月です。夏は終わったのでしょうか?台風が近づいています

数日前の夕暮れ、それは晩夏の光ともいえる西の空でした。

藤沢周平さんの短編に「晩夏の光」という作品があります。その結末は、

汗がじっとりとする、暑い暑い晩夏の夕暮れ、あたりが赤く染まった光の

中で、主人公「おせい」は一つの季節の終わりを知る、というちょっと切な

い、ちょっと哀れな女の話です。

 

さて、涼しい風と共に頭も冴えてくることを期待して、秋の読書も楽しみた

いものです。