都心の蝉しぐれ

日曜日。仕事先近くは、驚くばかりの音量で蝉が鳴いていた。この夏初めての蝉しぐれです。朝からじりじりと暑い中、まるでやけを起こしたかのようにわめく蝉たち。この夏をもっと暑くしてやるぞー、と決意しているかのように聞こえました。それにしても、この周りには大きな木々が残っているのですね。これは普段何気なく通り過ぎている重要文化財の門。有章院（徳川家継）霊廟二天門です。家継は7代将軍で特に功績は残していません。が霊廟の門がこうして残っている、ロマンを感じます。（次の8代将軍吉宗はいろんなことをしたのでした）


その隣が今日の仕事場です。最近はスカイツリーが注目されているので東京タワーは昭和の面影のように見られているような。でも私は好きです東京タワー。仕事はその下のホテルでパーティーの司会。
ボールルームダンスのパーティー、今年も華やかでした。アメリカからのスペシャルゲスト、リカルド コッキ　＆　ユリア ザゴルイチェンコ（Ｒｉｃｃａｒｄｏ　ｃｏｃｃｋｉ ＆ Ｙｕｌｉａ　Ｚａｇｏｒｕｙｃｈｅｎｋｏ）のダンスは美しかった。特にユリアは小顔美人で手足が長くしなやか。彼らは2010年全英選手権で準優勝しています。魅せられました。

吉かどうか彩雲（サイウン)

梅雨も明け、暑い日が続いていますね。
18日12：40頃、外に出るのは嫌だなあー、こんな日は太陽が恨めしいと空を見上げると、きれいな形の雲に虹がかかっていました。彩雲（サイウン）です。見たのは3回目ですが、こんなにはっきり見えたのは初めて。あわててバッグからデジカメを取り出しました。

真ん中の羽のような白い雲にうっすらと色が付いているのですが…。見えるかな～。


その後バスに乗らなければならず、窓ガラスを通してとったものが下の1枚。
さっきの雲の右の雲が虹色になっていました。

同じものをコントラスト補正したらこんな感じ。

私は以前も写真を撮りましたがほとんど色がわかりませんでした。今回はうっすら虹色が認められるので自分としてはよくやった！！なのですが。

もっときれいな写真が見たい人は、読売新聞に読者が投稿した写真が載っていました。
yomiuri on-line
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100718-OYT1T00541.htm?from=main2に
彩雲は雲を作る氷の粒や水滴に太陽光が当たり、光の方向が変わることで、雲が色づいたように見える、と説明されています。

が、それだけではありません。

地震などを研究している栃木の研究者は、彩雲は地震の前兆となっている場合と単なる光彩現象の場合と二通りあるが、今回はさまざまなデータから見て、地震の前兆現象と判断した、と
ホームページに書いています。


古くから、この、雲が虹色に染まる珍しい現象を、よきことが起こる前触れと心湧き立たせる人あり。また、天がこのような美しい現象を見せるのは凶兆、と畏れる人あり。

いづれにしても、人はこの現象に心弾ませたり憂いたりを繰り返してきたのでしょう。そんな人類が、何だか健気で、いとおしく感じます。


ただ、現代は、空を見る暇もなく、空に興味もなく、空を見上げる人が減っているのではないでしょうか。たまたま見上げた空は、広くないかもしれません。




さて、昨日の夕焼けは中央道下りから撮りました。

また雲

先週は夕方こんな雲が出ていました。


巾広ストライプの長ーい雲が空の半分を占めるように。きれいといえばきれい。

今年のジャカランダ

　ジャカランダが咲きました。今年も去年と同じくらいきれいです。
ジャカランダは熱帯の植物で、日本でこれだけ大きくなるのは珍しいそうです。

　知人は、スペインのマドリッドでたくさん咲いているのを見たけれど、日本では1度も見たことがないと言っていました。
　
　毎年この時期になると、私が講師をしている湘南短期大学の庭のジャカランダが咲きます。どなたでも見に来られるので、いろんな方がカメラを持ってやってきます。大学のホームページには「今日のジャカランダ」というコーナーができ、毎日のように写真を載せて、咲き具合をお知らせしています。

　見ごろは過ぎたかもしれませんが、温暖化の影響で日本も熱帯気候に近くなってきていますから、来年も、その次も、ジャカランダはこれからも毎年元気に咲き続けることでしょう。


　

７月なのに紫陽花？

　今の時期、青味のある花は涼しげでいいですね。でも6月は終わったのに紫陽花？とお思いでしょうか。もう見飽きたかもしれませんが、まだきれいに咲いているところもあります。今年は色づくのが少し遅かったそうです。そういえば、知人から聞いた話ですが、箱根登山鉄道の「あじさい電車」に乗りたくて、旅行会社が企画したツアーに参加したが、まだ色づいていなかったのでがっかりしたとか。先月の話ですから、今はいいころかも知れません。旅行会社も時期に合わせてツアーを売り出すわけですが、自然が相手だと予想がズレることもありますよね。
　濃い色に染まった花々の中で、これから色づくという白く小さく儚げな紫陽花もいいなあと思う。