「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

やがて黄色のパプリカに

2015-09-23 | なにやかや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実家の裏の畑では、先月、初めてこんなものも採れました。

緑からやがて黄色くなっていくのですが、その変わっていく色あい

がなんか美しいのです。

 

みかんもそうです。

あの濃い緑から、甘そうなみかん色に、日々刻々のグラデーション。

 やがてどこから見ても均一の一色になってしまうと、もう興が薄れ、

シゲシゲ見たりしなくなります。

 

変化があるから心ひかれるのでしょう。

 

これからは、山も、野も、植物も、街も、人も、秋の色に変わっていきまね。

変化の中に、はっとする美しさがあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


チラシデザインも、選曲も、編集も、わたしかも。

2015-09-06 | 朗読

 

わ―。忙しい!!

私が指導している朗読教室はいくつかありますが、その中で今年は3か所で、

発表会をやることに。

一つは、5月に終わりました。次は9月30日、その次は10月29日。

チラシのデザインは、テンプレートを元に私が作り、印刷屋さんにデータを送ります。

朗読の作品に合わせて、効果的な音楽を入れると、より作品を楽しんで頂けると思

うので、効果音楽全集などのCDや、音楽家から許可を頂いた曲の中から、選曲し

ます。編集して、使う順番に並べて、一枚のCDにします。

音響用台本に、しっかり指示書きを入れます。

 

ここまでやっておけば、当日音を出してくれる後輩もやりやすいだろう。

(以前は音出しまで私がやったこともありましたが、正直ミスもあった)

 

何もかも自分でやるから忙しいのだ。

でもその過程でいろんな能力がついてきた。というか、錯覚しながら楽しんでいる、

ともいえるが。

たとえば、なかなかいいチラシができあがってくると、

このデザイン、ちょっと良くない?私プロ級かも(錯覚)

この曲の構造は、こうなっていたのか。この繰り返しは多すぎるぞ。

もしや私、音楽評論家になれるかも(錯覚)

 

どうせ忙しいなら、錯覚でも楽しい方がいいもんね。

 

 


第33回国際パフォーマンス学会無事終了

2015-09-04 | 司会

今年もたくさんの方にお会いすることができました。

今年のテーマはライフパフォーマンス。

佐藤綾子先生の基調講演では、良い人生は良い自己表現の連続、という話で、

「貢献」がキーワードになっていたと思います。

シンポジウムでは、いろんな分野からのお話を聞くことができました。

ベストパフォーマー賞授賞式では、今年の受賞者阿川佐和子さんがいらっしゃいました。

8月3日にお父様の阿川弘之さんがお亡くなりになり、彼女は喪中。授賞式冒頭で、黙祷

を捧げました。阿川弘之さんの「雲の墓標」だけは以前読んだことがあります。

佐和子さんの本はいくつか読みました。

「世界一受けたい授業」の最後の章に、阿川弘之さん、佐和子さん、村上龍さんが、

言葉について語り合っているページがあります。

お父様は、かなり言葉に厳しい。以下に例を挙げますと、

■「とても」は志賀直哉の時代には否定的文脈で使っていた。とてもやってられない、など。

とてもきれい、とは使わなかった。

■「死にざま」はあっても「生きざま」はない。

■組織などを「立ち上げる」は。自動詞と他動詞を混同している。

まだまだあります。とにかく、この本とても、いえ、すごーくおもしろかった。

 

本の話になっちゃいましたが、この日の佐和子さんの受賞挨拶も軽快で、楽しいお話でした。

 

さて、来年は、どんな大会になるかな?