都会のオアシス等々力渓谷。ずーっと前、一度行ったことあるけど。
この暑さでも、渓谷は涼しいのかな?
連日33度くらいのある日、涼を求めて行ってみることに。
等々力駅に着くと、すごく暑い。
若い駅員さんに等々力渓谷は涼しいですか?と聞くと、
「あそこに大きい木が見えるでしょ、あの辺ですよ。
大きい木がいっぱいある分、ここよりは涼しいみたいです」
そこから2分くらい歩くと渓谷入口に。
坂を下りて行くと矢沢川がゆっくり流れ、あたりは昼なお暗い。
たしかに、さっきよりは涼しいし、日傘がいらない。
蝉の音とせせらぎの音をBGMに整備された遊歩道を歩く。
山側は湧き水なのだろう、水がわき湿地帯のようになっている。
こういうところには蚊がいるのがあたりまえ。友人は蚊に刺され、
持参したかゆみ止めを塗っていた。が、私は全然刺されなかった。
「虫もつかない!」なんて、ちょっとショック!?
そしてしばらく歩くと、古墳がありました。
等々力渓谷横穴古墳 - 古墳時代末期から奈良時代にかけて
形成された野毛地域の有力な農家の墓らしい。
完全な形で残っていた3号墳を発掘調査したら、人骨3体と耳
環1対、土器などが出土したそう。写真中央の四角いのぞき窓
からガラス越しに中が見えるようになっています。覗いてみると、
中はそんなに広くはないが玄室の空間があり、床は河原石が敷
き詰められていました。
古墳の横には説明の絵があり、「墓の前には火を焚いた跡があ
り墓前祭が行われたことがわかる」とも書かれていました。
等々力渓谷、東京23区では唯一の渓谷。
涼を求めたが、ちょっとぬるい。
でも、天然の涼はこれくらいでいいのです。
帰りには、人工の涼を求めて、自由が丘のワイン店へ。
当然エアコンあり、冷蔵庫あり。冷えたスパークリングワインを一杯。
わ~、これもいいな~(*^_^*)
2014盛夏のある日、でした。