「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

涼を求めて

2014-08-08 | なにやかや

都会のオアシス等々力渓谷。ずーっと前、一度行ったことあるけど。

この暑さでも、渓谷は涼しいのかな?

連日33度くらいのある日、涼を求めて行ってみることに。

 

等々力駅に着くと、すごく暑い。

若い駅員さんに等々力渓谷は涼しいですか?と聞くと、

「あそこに大きい木が見えるでしょ、あの辺ですよ。

大きい木がいっぱいある分、ここよりは涼しいみたいです」

そこから2分くらい歩くと渓谷入口に。

坂を下りて行くと矢沢川がゆっくり流れ、あたりは昼なお暗い。

たしかに、さっきよりは涼しいし、日傘がいらない。

蝉の音とせせらぎの音をBGMに整備された遊歩道を歩く。

山側は湧き水なのだろう、水がわき湿地帯のようになっている。

こういうところには蚊がいるのがあたりまえ。友人は蚊に刺され、

持参したかゆみ止めを塗っていた。が、私は全然刺されなかった。

「虫もつかない!」なんて、ちょっとショック!?

そしてしばらく歩くと、古墳がありました。

等々力渓谷横穴古墳 - 古墳時代末期から奈良時代にかけて

形成された野毛地域の有力な農家の墓らしい。

完全な形で残っていた3号墳を発掘調査したら、人骨3体と耳

環1対、土器などが出土したそう。写真中央の四角いのぞき窓

からガラス越しに中が見えるようになっています。覗いてみると、

中はそんなに広くはないが玄室の空間があり、床は河原石が敷

き詰められていました。

古墳の横には説明の絵があり、「墓の前には火を焚いた跡があ

り墓前祭が行われたことがわかる」とも書かれていました。

 

等々力渓谷、東京23区では唯一の渓谷。

涼を求めたが、ちょっとぬるい。

でも、天然の涼はこれくらいでいいのです。

 

帰りには、人工の涼を求めて、自由が丘のワイン店へ。

当然エアコンあり、冷蔵庫あり。冷えたスパークリングワインを一杯。

わ~、これもいいな~(*^_^*)

 

2014盛夏のある日、でした。

 


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