「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

第33回国際パフォーマンス学会無事終了

2015-09-04 | 司会

今年もたくさんの方にお会いすることができました。

今年のテーマはライフパフォーマンス。

佐藤綾子先生の基調講演では、良い人生は良い自己表現の連続、という話で、

「貢献」がキーワードになっていたと思います。

シンポジウムでは、いろんな分野からのお話を聞くことができました。

ベストパフォーマー賞授賞式では、今年の受賞者阿川佐和子さんがいらっしゃいました。

8月3日にお父様の阿川弘之さんがお亡くなりになり、彼女は喪中。授賞式冒頭で、黙祷

を捧げました。阿川弘之さんの「雲の墓標」だけは以前読んだことがあります。

佐和子さんの本はいくつか読みました。

「世界一受けたい授業」の最後の章に、阿川弘之さん、佐和子さん、村上龍さんが、

言葉について語り合っているページがあります。

お父様は、かなり言葉に厳しい。以下に例を挙げますと、

■「とても」は志賀直哉の時代には否定的文脈で使っていた。とてもやってられない、など。

とてもきれい、とは使わなかった。

■「死にざま」はあっても「生きざま」はない。

■組織などを「立ち上げる」は。自動詞と他動詞を混同している。

まだまだあります。とにかく、この本とても、いえ、すごーくおもしろかった。

 

本の話になっちゃいましたが、この日の佐和子さんの受賞挨拶も軽快で、楽しいお話でした。

 

さて、来年は、どんな大会になるかな?

 

 


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