今年もたくさんの方にお会いすることができました。
今年のテーマはライフパフォーマンス。
佐藤綾子先生の基調講演では、良い人生は良い自己表現の連続、という話で、
「貢献」がキーワードになっていたと思います。
シンポジウムでは、いろんな分野からのお話を聞くことができました。
ベストパフォーマー賞授賞式では、今年の受賞者阿川佐和子さんがいらっしゃいました。
8月3日にお父様の阿川弘之さんがお亡くなりになり、彼女は喪中。授賞式冒頭で、黙祷
を捧げました。阿川弘之さんの「雲の墓標」だけは以前読んだことがあります。
佐和子さんの本はいくつか読みました。
「世界一受けたい授業」の最後の章に、阿川弘之さん、佐和子さん、村上龍さんが、
言葉について語り合っているページがあります。
お父様は、かなり言葉に厳しい。以下に例を挙げますと、
■「とても」は志賀直哉の時代には否定的文脈で使っていた。とてもやってられない、など。
とてもきれい、とは使わなかった。
■「死にざま」はあっても「生きざま」はない。
■組織などを「立ち上げる」は。自動詞と他動詞を混同している。
まだまだあります。とにかく、この本とても、いえ、すごーくおもしろかった。
本の話になっちゃいましたが、この日の佐和子さんの受賞挨拶も軽快で、楽しいお話でした。
さて、来年は、どんな大会になるかな?