「ふみの時」神野文子(じんのふみこ)のブログです。

朗読家・声優・ナレーター・朗読教室主宰・大学非常勤講師・パフォーマンスインストラクターの神野文子の最新情報など。

吉かどうか彩雲(サイウン)

2010-07-19 | Weblog
梅雨も明け、暑い日が続いていますね。
18日12:40頃、外に出るのは嫌だなあー、こんな日は太陽が恨めしいと空を見上げると、きれいな形の雲に虹がかかっていました。彩雲(サイウン)です。見たのは3回目ですが、こんなにはっきり見えたのは初めて。あわててバッグからデジカメを取り出しました。

真ん中の羽のような白い雲にうっすらと色が付いているのですが…。見えるかな~。


その後バスに乗らなければならず、窓ガラスを通してとったものが下の1枚。
さっきの雲の右の雲が虹色になっていました。

同じものをコントラスト補正したらこんな感じ。

私は以前も写真を撮りましたがほとんど色がわかりませんでした。今回はうっすら虹色が認められるので自分としてはよくやった!!なのですが。

もっときれいな写真が見たい人は、読売新聞に読者が投稿した写真が載っていました。
yomiuri on-line
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100718-OYT1T00541.htm?from=main2
彩雲は雲を作る氷の粒や水滴に太陽光が当たり、光の方向が変わることで、雲が色づいたように見える、と説明されています。

が、それだけではありません。

地震などを研究している栃木の研究者は、彩雲は地震の前兆となっている場合と単なる光彩現象の場合と二通りあるが、今回はさまざまなデータから見て、地震の前兆現象と判断した、と
ホームページに書いています。


古くから、この、雲が虹色に染まる珍しい現象を、よきことが起こる前触れと心湧き立たせる人あり。また、天がこのような美しい現象を見せるのは凶兆、と畏れる人あり。

いづれにしても、人はこの現象に心弾ませたり憂いたりを繰り返してきたのでしょう。そんな人類が、何だか健気で、いとおしく感じます。


ただ、現代は、空を見る暇もなく、空に興味もなく、空を見上げる人が減っているのではないでしょうか。たまたま見上げた空は、広くないかもしれません。




さて、昨日の夕焼けは中央道下りから撮りました。



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