Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

「Sorrell SNS-2 Guppy」No.5

2022-11-23 | PEANUT SCALE MODELS





そんな訳で・・・
ひとまず完成写真!














予想では「何の問題もなく飛行するでしょう・・・」なんて思っていましたが、これがかなりのくせ者でした。
製作時間と同じくらい紆余曲折しながらなんとかゆったりと飛行するようになりました。

複葉機でありながら短い胴体故に重心位置がシビア、上反角の少なさ故に旋回が不安定で調整には苦労しました。

しかしこんな機体ですから調整に熱中できる楽しさは残ります。

機会があればその後の調整方法や飛行ビデオなんかもご紹介したいと思います。
体育館の壁とはずいぶん仲良くなりましたが現在も五体満足で壊さずに元気に生き延びております。





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「Sorrell SNS-2 Guppy」No.4

2022-11-13 | PEANUT SCALE MODELS




この機体は上の翼がワンピースですから下の翼を取り付ける時に何かしらのジグが必要となります。ま、無くても目視で出来ないこともありませんが、支柱を取り付けてがんじがらめにしてから「ちょっとだけ変更」するのも大変ですしね。貧弱な作りではありますが単純な位置合わせならこれで何とかなりそうです。

コレにねじり下げの調整なんか追加すると左右2個必要ですからそこは目をつむって見ないことします。





支柱の長さもおよそ決まりますから作っておきます。





赤の紙を貼って準備しておきます。

主翼を取り付けてから胴体へ小物を接着するのは取り回し中に壊す恐れがありますから先にエンジンを作ります。





実機は軽量な木製ホームビルト機で36馬力程度のエンジンが推奨されていますが18馬力以上あれば飛行可能となっています。使用するエンジンは設計図を購入した製作者が自由に選ぶことが出来ます。仕様書にはロタックス377の32馬力エンジンが推奨されていますがこのN2180機には船外機用のOMCエンジンが取り付けられています。
数枚の写真を見ながらエンジンをそれらしく作ります。紙粘土のシリンダーにカーボンロッド、ヘッドは面倒ですがヒノキの角材を「型」にしてエンビ板をドライヤーで加熱して作ります、空洞ですと接着しづらいので中に紙粘土を詰めておきます。





塗装してこんな感じ・・・





気が変わらないうちに胴体に接着します。





オフセットすることも忘れずに。





殺風景な胴体の雰囲気は良くなりました。





それでは上翼を基準にして下翼を取り付けます、何とか上手く行きそうです。





決まったら支柱を挟んで接着します。





終わってみればどーってことありません、機体をいろんな角度からチェックして問題なければOKです。





小さな胴体なので主翼がやけに長く見えます。





翼間支柱の小物を取り付けたら赤のタッチアップして終了。





ノーズに重りを仮付けして重心位置を設定したら重量チェック。

貼り付けた重りの範囲でプロペラユニットが出来れば幸せになれる!
それにタイヤをつけたら完成です。6グラムをちょっと超えるくらいでしょうか・・・


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「Sorrell SNS-2 Guppy」No.3

2022-11-06 | PEANUT SCALE MODELS




残るは主翼、複葉ですから4枚に分けて作ります。翼面積は小さくてどちらかと言えば大きな尾翼程度。





このサイズでしたらもう少しバルサを薄くしても大丈夫でした、それで軽くなっても微々たるもんですが。





サンディングしたらちょっと重さを確認します。





一緒にサイズ確認、これで「マンサツ」が16センチだって事がわかります。





下翼は両側から差込み、上翼はワンピースです。





上翼の上反角をつける前に記念写真。小ぶりな胴体であることがわかります。


紙貼りが終わって・・・ ブラシで白を吹いて・・・ それから。

マーキングをします。とってもシンプルなんですが、やることはいつもと同じ。





ところでこの「8」という数字おかしくない? と今頃気づき実機の写真を確認すると・・・





フムフム、実機どおりでした。個性的と言えばそうなんですが、だったら他の数字も・・・





極薄のアクアピットのりで貼り付けました。最初はシワシワですが乾けば問題なし。





その他小さなデカールが必要ですがそれは何かと一緒にアルプスのプリンターで作ります。





突然現れた物体!主翼取り付け台。

で、コレ使い物になるの?


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「Sorrell SNS-2 Guppy」No.2

2022-10-25 | PEANUT SCALE MODELS




胴体はすっかり完成した気分になってますがまだまだよ。ランディングギアを取り付けます。1本のピアノ線を使って左右の足の長さを同じにするのって難しいですよね。ですから最近では2本にして一緒に曲げています、この方が少しだけ軽量化できますし長さも正確です。





脚の開き具合で如何様にもなりますが長さは正確な方が好ましいです。左右対称になると気分的にも宜しいかと・・・





テールギアも一緒に。小さな機体の癖にかなり手の込んだ作りをしないといけません。





これで一応「足」で立つことが出来ました。




5センチ程の高さから落としてみます。脚の開き具合とか左右のバランスが取れていればピタリと止まってバタバタせずに着地します。暴れたり転がったりする場合には何かがおかしいので調整が必要ですね。





まあ、及第点でしょうか・・・





尾翼のラミネート、ボール紙でアウトライン。





ローソクを端面に塗りつけます。これって完全では無く「おまじない」のようなもの? 塗らないより塗ったほうが良い程度? いつも必ずどこかが剥がれない! 粘度の高いシリコンオイルの方が効果があるのかも。





3枚重ねにして完成。





瞬間を染み込ませると強度的には安心ですが水性ボンドで接着しています。





捩れは問題なし、どちらかと言えば・・・たくましい尾翼!





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「Sorrell SNS-2 Guppy」No.1

2022-10-17 | PEANUT SCALE MODELS

ソーレル・グッピー 飛ばし憎さが凝縮されてる小さな巨人








The SNS-2 Sorrell Guppy is a wooden-built negative-stagger biplane with a fixed conventional landing gear with a tailwheel. Designed to use engines up to 36 hp (27 kW) the kit came with a 32 hp (24 kW) Rotax 377 engine.(SNS-2グッピーは、尾輪を備えた通常の着陸装置を備えた木製のネガティブスタガー複葉機です。 最大36hp(27 kW)のエンジンを使用するように設計されており、キットには32 hp(24 kW)のRotax377エンジンが付属しています。)


「ソーレル・グッピー」なんて機体は模型雑誌にピーナッツの図面(Model builder誌1982年9月)が紹介されて始めて知りました。複葉で小さくて可愛らしくて・・・これは作らなくちゃ!ってことで20年前に1機製作した記憶があります。それで、飛んだの?

調整が難しくて風の強い日だったので舞い上がりはしましたが・・本当に飛んでいるのか飛ばされているのかわからない飛行でした。その機体は確かに重かった、そして強風にも耐えて飛んだのでしょうが着地した後に転がって小破、その後も何度か飛ばしましたが完璧な調整には程遠く、その間の打撲と捻挫が原因でご昇天されたと記憶しています。さすればもう一度挑戦しても宜しいのでは? 





いつものように胴体から始めます。選んだ角材はちょっと弱いけど小ぶりな胴体ですから頑張れると・・・





側板1枚が完成したらフィルムに張り付いた状態で裏返してもう1枚作ります。





小さく凝縮されてる感じ、何とかひ弱なバルサでも大丈夫みたい。





捩れには問題なく耐えられそうです。





ノーズソケットまで作ってしまうと想像以上に頑丈な胴体になりました。でも雰囲気はピスタチオか?


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Autogyro again! オートジャイロ 再び! 

2022-10-03 | PEANUT SCALE MODELS
今から18年前の2004年夏、庄内ピーナッツのイベントとしてピーナッツサイズのオートジャイロ飛行会を開催しました。思いつきで始めた企画でしたが、世界初のピーナッツ・ジャイロ・イベントとしては成功しました。いつもと要領が違う機体に悪戦苦闘された方々には感謝です。この時ワンデザインの競技機種としてビル・ハンナン氏の「タイロジャイロ」という機体を選択しました。この機体、調整次第ではそこそこ飛行しますのでこれをメインにスケール機クラスや角胴機クラスを含めて30機程の機体が集結しました。

その模様はこちらのビデオから・・・



https://www.youtube.com/watch?v=BiyVfQfoMSI&t=4s

何せ当時のデータですので映像がすばらしくてちょっと疲れますが、競技会の様子は知ることが出来ると思います。

そして競技会の成績は?





さてジャイロの色々な情報や資料、図面等はハンナンさんから頂いたのですが、その中に「フランスのジャイロの達人を紹介するから連絡を取れ!」ということになり、フランスのジョルジュ・ショーレさんを紹介されました。ラジコンからゴム動力までジャイロなら何でもこなす非常に熱心な研究家ですが、彼の本業は童話作家で日本国内でも翻訳本が出ているほどの有名な方でした。
彼から送られた多くの資料の中にも彼が設計した数種類の図面が含まれていましたが、それらが庄内の競技に使われることはありませんでした。そして熱しやすく冷めやすい性格からジャイロの記憶はその後ずっと封印されることになります。
そして本棚整理の折に埃だらけのファイルを発見したのは今年の4月のことでした。ジャイロ関連の資料がすべて1冊のファイルに集約してありました。遠い昔の事のようで懐かしくもあり、またつい最近の出来事のようにも感じます。

8月の一宮飛行会でもう一度ジャイロを飛ばすことになり、封印されていた資料と共に主役の機体も格納庫から見つけることが出来ました。20年近く我が家には「時」が止まっている空間が存在しています、10年一昔ですから二昔前の機体が出てくることにはそんなに驚きません、でも少し枯れてはいます。

そしてこの飛行会の為、新たにジョルジュさんの機体を1機作ることにしました。「GYRO 226」と言う機体ですがライトプレーンのような形態ですから簡単と言えば簡単!ローターが少し変わっていてピアノ線を使わずシート・バルサのみで作ることが出来ます。これなら2日前に作り出しても間に合いそう・・・





「GYRO 226」








そして完成した機体はマリリン操縦の「GYRO 226」(手前)と18年前に製作したタイロジャイロ。

今回のジャイロ飛行会では最低重量6グラム、もしくはプラスチックペラの使用という条件が付きましたので、古い機体(タイロジャイロ)のペラをダイヤの12センチに交換しました。





当然重くはなっていますが機体が小さいので全体重量は「GYRO 226」よりかなり軽く仕上がっています。


そして運命の飛行会当日・・・ 新作「GYRO 226」は適当にゴムを選んで300回ほど巻いたらグライドテストを含めて投げてみます。第1投から緩やかな左旋回をしながら上昇飛行し、ローターもゆっくりですが確実に回転しています。「これってもしかしてタイロジャイロより作りやすくて飛ばし易い機体なんじゃね?」変な癖や素行の悪さも無くちょっと驚きでした。そしてタイムアタックの段階で胴体の角材が柔らか過ぎる事が判明、ある程度巻き込んで行くと胴体が捩れてしまうので飛行調整が出来ず当日は飛行を断念しました。スラストとローター・マストの傾斜角度を微調整しますが、始め良くても途中から直進したり急旋回したりダメダメな状態に、そして飛行会が終わった翌日「GYRO 226」の胴体補強をすることにしました。薄手のカーボンを貼りケブラーの糸を螺旋状に巻いてみます。これで少しはマシになったような・・・

せっかくジャイロに火がついたものをこのまま終わりにするのもなんだか後ろ髪を引かれるようで、このスタイルのローターをもう少し真剣に作って、軽く捩れに強い胴体を新調すれば明るい未来が見えるかもしれない・・・
製作した時の記憶はまだ消えていないし材料も残ってるし、ってことでもう一度作り直すことにしました。
「主翼を作らなくても良い機体」をこんなに作るのは久しぶりですが楽しいと言えば楽しい!


「GYRO 226」リベンジ作戦!

最初にローターから始めます、バルサはAグレンの程々に良いものを。ローターが回転すると4枚のブレードが同じ様にたわむのは言うまでもありませんが、いつも悩むのは軽くて粘りが無いものか少し重くても粘ってくれるものか?
最近解ったことは手に持ってローターを回す程の風圧は飛行中には受けないって事。





サインペンで所定の位置に45度のラインを入れます。





ローターの先端を丸く切り取ります。





カッターナイフで少し切り込みを入れたら折り曲げて瞬間を流す、そして赤い紙を補強に貼りました。





段差は8ミリ程です。





ローターを繋ぎます。





そして再度瞬間で繋ぎます。中心に穴あけたら真鍮パイプを埋め込みプラペーパーで補強します。





ゴチャゴチャ書き込んである数字はバランス崩れないようにローター1枚ごとの重さ。





水平尾翼を作ります。両翼端は瞬間流して裏側だけ紙で補強。





バルサはローターと同じものを使いました。





後方の1号機より色白ですが重さはあまり変わりません。





ローターマストを作ります。航空ベニアをコの字に接着したら外側に薄手のグラスを巻いて瞬間を流します。
黒いのはゴムかけ用カーボンロッド。





前後にスライドできます。





胴体がカタチになってきました。





面倒なプロペラは過去にバルサのプロペラハブがひ弱で取り替えた中古品を使います、新品同様ですが色指定は出来ません!





ジュラのマウントに穴あけ加工したらシャフトを取り付けます。スラストはかなりフレキシブルに動かすことが出来ますが決まったら何かで固定しないとこのままではマズイ・・・





テールの取り付け。尾翼後端は「手曲げ」で調整します。





テールギア兼ゴムかけ。





ローターシャフトを除いて完成です。





タイロジャイロ(左)とご一緒に。





マリリン1号機(後方)とご一緒に。





ローターシャフトを取り付けます。タイトにしないでグラグラが理想。





完成重量は軽い方の機体が5.61gでした。
これで追加のジャイロ2機が完成しましたので次回の飛行会で調整しましょ。


飛びますように・・・



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Davis DA-2A No.15

2022-09-09 | PEANUT SCALE MODELS






プロペラの工作始めます!





ブレードは在庫の中から選びましたが、どちらかと言えば重くて硬めの巨体を支えることが可能なヤツ、でも突っ込んだらひとたまりも無いんでしょうね・・・





そんなことよりその「冶具」、みすぼらしさ全開ですが何とかならないの?
使用に耐えられるうちは使うのであります。





問題はその冶具を使って問題なくプロペラが完成するかどうか、今のところ大丈夫そうよ。





ペラ作るより裏側の小細工に時間がかかりました。低翼Vテールのスラスト調整に自信がありません!
そして、スピンナーを取り付けて完成です。

この写真撮ったのは完成から3ヵ月後なんですが、酷暑を乗り切ってもやつれた様子も無く安心致しました。

















左旋回、30度バンクの旋回飛行目指します!







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Davis DA-2A No.14

2022-08-29 | PEANUT SCALE MODELS

夏休みも終わっちゃいました・・・
デービス君の残っている写真の整理をしながら最後まで・・・

いつも全体像が見えてくるともう出来上がった気分になりがちですが細々とした小物を作る作業が残っています。
時間の無駄だからシンプルに仕上げようなんて思うこともありますが、気がつけばこんな作業が好きなのか始めちゃっています。





で、コレは何? 
紙粘土の丸棒から燃料キャップを作ります。





イメージ的にはこんな感じでしょうか・・・窓ガラスの傾斜角度にあわせてみます。





フィルムの丸い穴から差し込んで裏側から薄めたボンドで接着します。





さて、お待ちかね?のタイヤです。
面倒と思ってしまうと本当に面倒なんですよね。
いつもサイズ合わせで削り過ぎること多々ございます。
今回は真面目にボール紙でスケールを作りました、外周とタイヤ内径のサイズをチェックしながらサンディングしました。





一緒にスピンナーも作ります、一人だけとり残されるとまた面倒ですから。





「秘伝とタレ」状態になっているタイヤ専用塗料を塗ります、もう10年以上同じボトルを使ってます。





乾燥すればいつもの光沢、スピンナーはプリンターで出力した紺色のストライプにあわせて調色します。





タイヤを取り付けます。大きな問題は起きなかったけどタイヤを回すと異音がする! グリスアップが必要かも!





メインタイヤも何とか装着成功。
最近の機体では脚のピアノ線に0.5mmか0.4mmを使っています。しかし今回は色気出し過ぎて0.3mmにしました、そして後悔してます。
0.3mmはやり過ぎだろ!とは思いますが、脚カバーと外側に取り付けるパーツでそのたわみ方をいつもはコントロールしてますから今回も同じ様に出来ると考えていました。しかし巨漢デービス君を甘く見てました。バルサ製の脚カバーは体重を支えきれず無残に剥がれてしまい、タミヤ製プラ・ペーパーの薄いものを2つに折ってサンドイッチした状態で瞬間を流して何とか持ちこたえております。まあ、この脚のスプリング効果は実機以上かもしれません。





タイヤを取り付けたら翼を胴体にはめ込んでみます。四隅を押さえつけて翼が捻れないか確認します。「瞬間」は何か問題が起きた時修正に面倒ですから薄めたボンドを隙間に流し込んで接着します。カッターナイフの刃を差し込めば簡単に胴体から外れる程度の接着力です。





強制的に翼を捻りたい時、旋回方向の翼の迎え角を少し増やしたい時、ネジリ下げ、ねじり上げをつける時なんかはこの接着時に4ヶ所の微妙な段差を利用して修正します。





あまり目立ちませんが翼端灯やアンテナを取り付けました。





胴体と翼の裏側をちょっと加工します。鮮明な写真がありませんのでこの程度しか表現できません。





主翼をはずす時に邪魔なので前後2ヶ所だけ接着してあります。





V尾翼を差し込んでみるとかなりのボリュームがあります、重いはずだわ!と納得。


これで後はプロペラを取り付ければ終了・・・かもね?






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Davis DA-2A No.13

2022-07-24 | PEANUT SCALE MODELS


窓枠フィルムを取り付けます。使用する材料は100均で売っているクリアーポケット、透明の袋なんですが色々な種類がありますから使えそうなものを片っ端から買います。厚みも違いますし透明度も違います、どれを使うかは窓のサイズや曲面を考慮して・・・腰のあるものは当然きれいに反射しますし強度的にも安心なんですがその引き換えに重いこと間違いなし、ですからどこまでも個人の判断ですが必要最低限で宜しいかと。





先ずは1枚切ってみて面に馴染むかどうか?こんなフィルムにも横目と縦目がありますからきれいな曲面が出る方に。





前面はちょっと波打ってるんですがポイントを選んで接着すれば美しい平面になりますから一度で諦めずに色々試してみます、それで良くなることだってあります。燃料キャップを取り付ける所は先にサークルカッターで穴を開けておきます。





三方貼り終ったら窓枠フレームに黒の紙を貼ります。もちろん3本のバルサ角材は先に黒く塗装しておきます。





フィルムは数箇所接着剤で止めるだけ、最近は瞬間使わずに粘着系のトンボ鉛筆製「ピットマルチ・2」を使ってます。窓枠部分は白の紙でこちらもマスキングします。


「0.38グラムのエクスタシー」

コックピットがあまりにも広いこの機体、絶対とは言わないけどまあ操縦席とパイロットは乗せたほうが見栄えは断然良くなりますよね?
そんなもん、必要無し!って思えばそれはそれで済む話なんですが・・・





でも取り付かれた様にパイロットを作ります、スケールサイズは少し小さめ、顔の部分を大きくするのは難しいので胴体サイズを大きくしてみましょう。デカイ帽子被らせても誤魔化せますが余分な時間がかかりそうだし、とりあえず胴体だけ紙粘土を追加してカタチを作ります。





それで図面の上に置いてみるとまだ足りない!もう一度肩幅広くします。





ゴテゴテ触っている間になんとか我慢できるサイズになりました。





霧吹きで濡らしたティッシュを被せます、そして乾燥したら極薄瞬間で秒殺。瞬間が乾いたら今度はリュウターで紙粘土の部分だけ削り取ります。





我が家のパイロット仲間では平均的な重さ、サイズ的に大きいのでこれ位なんでしょうね。





そうと決まれば塗装します、ヘッドフォーンも紙粘土で追加しました。シートベルトはコピー紙を切ったもの。





「アラ」が目立たない程度に修正します、それでも無理なところは多々ございますが。





広いスペースのコックピットなんかこれ以上構わずにパイロットだけ天井かぶら下げておけば済むんですが・・・
空中浮遊のオジサンにはしないで頑張ってみます、もちろんこちらも必要最低限。





サンディングしたら黒の紙をスプレーボンドで貼り付けます、霧吹きは怖くて出来ません。





このサイズに決めるまで胴体内に出したり入れたり十数回。接着するポイントも決めておかなくちゃいけないので面倒なことこの上ない。





周りと接触部分を修正したらパイロットを接着します。





衝撃で剥がれないようにベースの黒い紙を胴体内に押し込んで接着します。





飛行の足を引っ張る何とも無駄な作業ですがスケール機の観点からすればこれは正義だ!と諦めて・・・





もうこれ見て納得するする以外ないでしょ!
そしてこの楽しい時間は終わった。






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Davis DA-2A No.12

2022-07-13 | PEANUT SCALE MODELS

スケール機に関する色の問題は複雑怪奇、カラー写真など撮れない時代には実機の色見本などありませんから白黒写真もしくは資料に機体色の紹介なんかがあれば助かります。そんな機体は想像を駆使して作る楽しさはあります。もっと機体が古くなれば「おおよその色」であることが多く、古典機などは汚れた布に近い塗装をすれば大きなハズレはありません。ですからカラー写真が発達した現代の機体であれば何の問題も無い! と思いますがそれがどーして・・・

カラー写真だって事実を伝えない場合が多いんです、撮影時の気象条件や時間で色は変化しますし、撮影後のネガの退色も起きますしカラー調整でも色相、彩度、明度の修正をしたら実際の色と少し違った色になります、逆に実際の色に近づける作業をしてもどこかが犠牲になっておかしな色に変化することだってあります。写真の明るさに関しては違った色に見えてしまうことが良くあります、

人が最初に見たカラー写真は「すりこみ」によってそれがオリジナルで正確なものという判断をしてしまいます。その色の記憶がそれ以降の判断基準になってしまう錯覚を起こします。





1枚目の写真、ネットで見つけた有名な写真なんですが何も疑わず白と黄色の塗装、そしてナンバーとストライプは黒、という認識で作り始めました。製作の途中で細部の分からないところが出てくるとまた写真探しを始めますが、そんな中に2枚目の写真が出現します。





撮り方なのかコントラストが強く明度は上がっていますがそんなに色相が変化したわけでもないのにストライプの機種寄りとスピンナーがダークブルーっぽく見えます。特にスピンナーの先端なんかどう見ても黒じゃなくて紺色です。まさかもしかしてストライプとナンバーは紺色なの?
確かに胴体前部の黄色はかなり明るく写っていますが写真のカラー調整で黒がブルーに変化するとは思えないし、これらの2枚の写真はかなり濃い目ですからブルーが黒に見えてしまっているのかも?





そして3枚目の写真を見つけました、どう見てもブルーです。そうしますとここで問題になるのがストライプとナンバーは同色なのか、それともナンバーは黒なのか・・・ 残念ながらこれを解明する写真は見当たりませんでした。
3枚目の写真でナンバーだけ少し違った色にも見えるんですが、これも「すりこみ」かもしれません。





そんな訳で少し時間を浪費しましたが、ナンバーは黒、ストライプはブルーで貼ることにしました。過去には3Mのスプレーボンド77番で貼っていましたが、数年経過すると浮いてきたり剥がれて来たりしますので最近はもっぱらアクアピットで貼っています、ほぼ水に近い状態です。
水ですから当然下地の紙は緩みますし貼る紙も同じ様に緩みます。乾いた時にはどちらかが引っ張られないように注意しないといけません、まあ何度も極薄の糊で修正しながらの作業です。





乾燥すればどうにかなる・・・ 時にはどうにもならない事態も起きますが慌てずもう一度筆を使って水で濡らし浮かせてから修正します。
スプレーボンドを使うよりは明らかに軽く仕上げることが出来ます。





反対側も同じ作業をしたら一度乾燥させてチェックします。





さて、問題のストライプですが先に水で濡らすともうフニャフニャになってしまい直線どころではありません、ですからガイドとして紙テープを貼っておくこと必須です。そして全体を濡らさず端を止めたら少しずつ移動して紙の隙間に薄い糊を流していきます、もちろん塗装の薄い紙なら上から筆で押さえつけても大丈夫です。





ストライプ状の紙は濡れた瞬間に伸びます。それを威勢よく引っ張りすぎると乾燥後にベースの紙に皺が出てしまいますから注意しながら・・・

呼吸と止めてのこの作業、酸欠になりそうで体に良くございません! ふーっ・・・


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Davis DA-2A No.11

2022-07-06 | PEANUT SCALE MODELS

焦って作ってると時々大きなミスをします、心の余裕が大切なんですがついつい忘れてしまうんですね。コックピットを眺めていて「胴体がデカイから操縦席丸見えだな・・・」

いや違う! 何か違う!

作るの忘れてました。紙貼り終わって、吹きつけ終わって、やっと気がつくなんて。しかしこれから採寸して作るのってそこそこ面倒です、何度も窓から小さな定規を差し込んだりして。それでも隙間が出来ないサイズに仕上がったらもう成功でしょう。

黒の紙を貼ってみます。





ゴムと干渉することもありません、軽い気持ちでメーター貼り付けます。





この機体(実機)の正確な操縦席の写真がありませんからここは想像の世界です。





うーーん、これでなんとか見られるようになりました。





ブラシ塗装が終わったのでナンバーの切り出しをします。

しかしまた問題発生・・・どうするよ。

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Davis DA-2A No.10

2022-07-02 | PEANUT SCALE MODELS


塗装作業は準備が出来ていないと「今日は乾燥してるから今からちょっとだけ・・・」なんて安易に始められないもどかしさ。
深夜であろうがマスキングが完了しスタンバイOKでしたら「今だ!」





吹き付け時間は数分、後片付けの時間のほうが圧倒的に長い、それが終わった頃には楽しいマスキング剥がし。





テープが浮いたりしてたら疲れが倍増します。さて今回は問題なく終了できますかどうか。





主翼の裏側はどこにも失敗の形跡は無く一安心。





こちらも宜しいかと・・・





胴体は白と黄色の間にストライプが入りますから最悪少しくらいはみ出そうが誤魔化すことも出来ます。
それでも剥がして行く瞬間はなぜか興奮します。
勢い良くテープを剥がして道連れにしないよう注意しながらね。





ですからテープの接着力が強すぎるのも問題、弱いと浮いて塗装が入り込むし、その絶妙の狭間を見つけるのは何度も失敗しないと分からないのかも。





側面より裏側は少し薄めに吹いています。ピッタリはまるようにしましたが塗装分だけきつくなるのでおそらくサンディングしないといけないかも。





調整して何とかはめ込みました。主翼後縁と胴体の隙間、実機ではつながっているみたいなので考えないと。





紙を切り取り埋め込んでみました。こちらは余裕で入れることが出来ました。





小物のマスク、その他補修用として同じ塗料で吹きつけ、A4シート1枚を一緒に作っておきます。





窓の部分も切り取ります。X状に切り込みを入れたらアクアピットを塗って内側に折ります。





乾燥後、余分な部分を切り取って終了。ちょっ完成に近づきましたね。


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Davis DA-2A No.9

2022-06-22 | PEANUT SCALE MODELS





紙貼りが終了したところで重量増加はどれくらい?
大柄な機体なのでしっかりメタボってますね・・・





主翼は?
こちらも平均よりは少しオーバーってところでしょうか。





これはなんとか我慢できそう。


短い晴れ間を利用して白をブラシ塗装しました。

そしてまた雨が!





黄色は持ち越し、マスキングだけでも準備します。一番時間の必要な作業なんです、そして吹くのは一瞬ですが。





このまま数日間放置したらきっとテープが浮いて来ますよね。





主翼も大変、ここだけの為に。





ついでにコレも・・・


同じ色の紙を作っておきたいので木枠に準備して一緒に吹きます、晴れた日に・・・
Comments (2)
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Davis DA-2A No.8

2022-06-15 | PEANUT SCALE MODELS

いよいよ紙貼り!プレシュリンクした紙の両面を軽くサンディングしてザラザラした余分な繊維を落とします。

紙貼りを始める時はいつも何か忘れていないかチェックするんですが・・・





なぜか主翼裏側の胴体との段差が気になります。主翼の紙を貼り終わって胴体に接着したら角材を2本渡してそこにもう一度紙を貼れば? 何とかなるんでしょうが、ここは貼る前に胴体に仮付けして細工しておいたほうが後から追加するよりも楽な気がします。

いざ紙貼りモードに入ってしまうとバルサの角材なんか触りたくなくなるし・・・





さて、そうと決まれば主翼の位置合わせします。迎え角の変更はしない予定、しかしどうしても必要となったときには胴体側のバルサシートを削ることにします、今の状態が正しいと信じて。

前縁部分は5~6mm程度の段差がありまが、後縁部分は殆ど無い状態です。





主翼がズレない様にピンで固定してからバルサシートを接着します。先ずは瞬間で数箇所、それから水性ボンドを流します。





紙貼り後に追加するよりこの時点で加工しておいたほうが楽です。





接着剤が乾燥したらサンディングしてみます。いつもの大きな「ハレパネ」のサンディング・ブロックは使えませんから小さく切って作業します、削り過ぎないように注意しながら。中心部分がちょっと不安でしたので1本角材を入れときました。





やっと本題、紙貼りを始めます。まあ、どおってことございません。いつもの地味な作業です・・・





しかし不思議ですね、最初は糊の濃さや紙のテンションかけ具合なんかしっかり忘れてます、ですからもう超ヘタクソなんです。何度も紙を剥がしながら前に進んでます。それでもバルサに影響するような不具合は今のところ無く、水気を吸って薄い後縁材が曲がったり、紙のテンションでリブが波打ったりするような症状は見られません。

ちょっと不安でしたが追加部分も紙貼りを終えました。





アルコールのスプレーで翼の調整をします、翼端で1.5mm程のネジリ下げをつけます、これを数回行って一日放置します。





微妙にネジリ下げ角度が変わってしまったり後縁が変形したりしたときはもう一度同じ作業を繰り返します。





それに比べれば胴体なんて楽なもんです! 今回はすべて薄めたアクアピットを使ってます。





お休みもそろそろ終わろうとしています。ここで焦って塗装することは止めて好天の日を待つことにします。

1週間でどこまで出来るか始めてみたけどその挑戦はここまでとします。


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Davis DA-2A No.7

2022-06-01 | PEANUT SCALE MODELS


目立ちすぎるノーズギアのスプリングを作る! まあ、それ程のものじゃございませんが。





適当な太さのブツが無いときは困ります。糸では細い、タコ糸じゃみっともない、園芸用のアルミ線でも太い、あたりを見回して・・・
RCグライダーの曳航用に使ったナイロン糸が太さピッタリ! じゃ、コレ使いましょ。

アルミパイプに巻きつけ両端を瞬間で止めて1日放置すれば・・・ 翌日にはきれいに元に戻ります、ハイ(涙)





そこで火責めだ! ライターで熱します。ススが付いています、そして端が溶けてますがそれでもめげずに熱します。





1日放置しなくても10秒で完成しました。





ちゃんとスプリング効果も残っています、必要ありませんが。





差し込んでみます、良さげ・・・





タイヤ用のバルサも準備して、そろそろ紙を貼らないといけません。もう少しダイエット出来るところを探してから?

もう無理でしょ。


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