Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Davis DA-2A No.6

2022-05-30 | PEANUT SCALE MODELS

ノーズギアを作る! まあ、それ程のものじゃございませんが。

細めのピアノ線を使うのは良いとしてその外側を覆うパーツの素材にはいつも悩みます、その径のギャップを埋める方法なんかにしてもいつも手が止まります。何もしなくて済むのならそれが一番良い方法ですが、どんな方法であれそれを固定しないわけにはいかない場合だってあります。





そして今回ピアノ線に被せる素材は大昔薬で「アンプル」と言うガラスの小さな瓶に入ったものでヤスリで削って頭の部分を割りそこに細いストローを差し込んで薬を飲む・・・昭和初期なのか中期なのか、現代でも探せばコレくらい細めのストローはあると思いますが、そんな時代のストローを見つけましたのでそれを使いました。表面だけ塗装が食いつき易くなるようにサンディングしてあります。





ストローの両先端に紙粘土を円柱状に乾燥させた物を輪切りにして瞬間を流して固定します。もちろんピアノ線が直線の状態で差し込みます。





問題はその取り付け場所なんですが、0.5mmのバルサに直接という訳には行かないので・・・





最小限の角材を追加してピアノ線を差し込んだらマイクログラスを敷いて瞬間を流しました。これでハード・ランディングしない限り壊れるようなことも無いと思います。
壊れる前にこの吸い込み口全体がはずれる程度の接着にしておけば宜しいかと。





次にメイン・ギアを取り付けます。ピアノ線の「出どころ」は補強と紙の貼り易さを考えてガセット大き目です。





ピアノ線の先端はバルサに差し込んで瞬間で止めてあります。





一応自立できる状態に! かなりフラフラします!
ギア・カバーを取り付ければシャキッとする予定です(たぶん・・・)。





何とか最低限の紙貼り前の状態まできました、ここまで4日間・・・






軽いの?重いの?

標準からすると1gほど重いんですが・・・ このサイズですからもう贅沢は言いません。





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Davis DA-2A No.5

2022-05-26 | PEANUT SCALE MODELS


「本日、主翼を繋ぐ作業をします。」 どっちでも良いんだけど・・・





出来上がっている胴体の幅をもう一度確認して作業を始めます、繋いでしまうと上反角の変更は出来ませんから慎重に。





こんなレイアウトで進めます。最初にメインスパーを瞬間で仮止めしストレス無ければ前縁、最後に後縁を接着します。後縁部分は少し位置を変更しないといけませんから胴体と相談しながら決めます。





赤いラインが胴体にはめ込む位置になりますからその内側に後縁の繋ぎを取り付けます。





何とかはめ込みました。迎え角は2度位にして様子を見ましょう。





今のところも問題なし!





問題があるとすれば胴体下面をどう処理するか? ってところでしょうか。





ワンピース翼が完成しました。





手抜きしないでガセットも入れました。


フーッ・・・ (ため息)


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Davis DA-2A No.4

2022-05-24 | PEANUT SCALE MODELS



あの巨大な胴体が完成したらもう全部出来上がった気分・・・





もう後は惰性で主翼を作ります。こちらはなんと言うかオーソドックスな翼でありますから何のマジックもございません。
少しでも軽くなる希望は捨てないでリブのスライスをします。テンプレートは大昔の「レーシー」なんか使えそうな予感がしましたが見つけることが出来ず新調しました。ま、あっちこっち探してるより作ったほうが早い!





もういい加減にこの方法は止めろと言われておりますがなかなか止めるわけにはいきません。軟弱だという理由から最近皆さんが使っている方法に切り替える予定なんですけど、不注意でリブを折ったりすることも無かったので今でもこの方法です。





前縁材・後縁材、翼端リブなんかが準備できたらもう一気です。ここまで準備する時間の方が長いかもしれません。





前縁材・後縁材は専用のバルサを使ってますがそろそろ在庫が切れてきたので探さないと・・・





材料が揃うまで1時間、これからあと30分頑張りましょう。





スパーを前後2本にすればリブも安心なんですが重くなるので止めます。





2枚の重量チェックします。誤差がそんなに無ければ先に進みます。





2枚をピッタリ合わせるのって以外に難しいのです。片翼が完成したら図面を裏返しリブのラインをトレースします。今度はその上で組み上げます、最初に作った1枚とズレが出来ないよう脇において確認しながら。





2ピースの状態でひとまず上反角とかチェックします。コレで行けそうですけど・・・少し考えさせてください。





最近作った低翼機は殆ど2ピースで差込式でした。後縁材付近に0.4mmのピアノ線を差し込んで迎え角を左右個別に微調整できますからタブの必要もありません。しかし支柱の無い肩持式の主翼だとイモ付けだけではちょっぴり不安、ハード・バルサのシートを使って差込み式にします。そうなるとその相方であるボックスが胴体側に必要となります。
そんな面倒な工作するよりいっその事1ピースにしたほうが楽じゃねぇ? のどちらかです。





どちらが強度的に有利なのか? 殆ど変わらないと思います、重量的にも似たり寄ったりです。





今夜はここまでにして寝ながら考えます・・・ 

彼女に着せる水着はワンピースかビキニか、そんな夢でも見ながら。 何か関係ある?


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Davis DA-2A No.3

2022-05-21 | PEANUT SCALE MODELS




せっかく苦労して貼ったのにあなた・・・最初から切り取ることが分かってればもっと手を抜けたと思うんですが。

いえいえ最初から分かってましたよ、この部分は無駄だってこと。でもスペースを空けて貼るより一度完全な形にしてから切り取った方がなんだかケジメみたいなもんが付いてセンター・ラインもはっきりするしこちらを選んでみました。





すでにインテーク部分は作ってありますからそれをこの上に乗っけて現物合わせで切り取ります。もちろん切り過ぎると悲惨な目にあいますから慎重に。軽く押し込んで固定されるくらいにカッターナイフとヤスリと位置合わせします。





押し込んでみると良さげなんです。これに紙貼りするとしっくり落ち着くと思います。底のバルサを抜いたおかげで取り付け角度なんかも微調整できます。





いろんな角度から見て問題なければ内側からピンで仮付けして・・・





今度はノーズ・ソケット側に小さな三角小物を接着します。一体にしても行けそうですが、まあこの方が取り扱いは容易だと思います。飛行調整の時にバルサ片を挟んだりする時にちょっと余計なものが付いてますから面倒ではありますが。





Vテールが完成したら一度取り付けて見ます。最初から一度で完璧に飛行するとは到底思えませんのでこれも壊さない方法で仮付けした状態で飛行させることにします。





大迫力! 手に感じる重さも尋常ではございませんよ。


今日はここまで。ちょっと疲れめ・・・


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Davis DA-2A No.2

2022-05-18 | PEANUT SCALE MODELS






突然2階部分が出来上がっています! はい。
どのように作ろうか色々と考えながら、これが一番正確に出来そうだっていうことで・・・





台形のバルサシートを仮付けしたら背骨の2本のを直線で左右多少になるように台形の角、接点部分に仮付けします。ラインが捻れたり曲線になっていないか確認してからプレートの外側に角材を取り付けます。背中のラインを美しく仕上げようと思うとこの方法しか思い浮かばなかったので先ずはやってみること。キャビン部分は3枚ラミネート・バルサでも行けそうでしたが距離が長いので強度的な問題ときれいな対称ラインが出ないことで薄手のバスウッドに変更しました。ちょっとサンディングして紙のテンションに耐えられるか? 何とかなりそう。





キャビン天井部分が曲面ですから紙貼りだけでは凹んでしまいそうなのでシートを使うか思案中。





取りあえず1本角材を接着してみますが天井はかなりの曲面ですね・・・





そして0.5mmのバルサを埋め込んでみました。重量感たっぷりですが思ったほど増えていません。





2階部分はこれで仕上がりましたので台形のバルサをはずしていきます。





背もたれの部分は少しだけ端を残しておきました。窓ガラス取り付ける時の安心保険です。一番後ろもカッターでは無理なのでどうするか考えてます。ま、このままでも宜しいのかも・・・





主翼取り付け部分とノーズのエアーインテークを除いて胴体は完成しました。
ゴム掛けの穴が上のほうに開いていますから近くの角材は取り除いたほうが無難かも知れません。しかしコレ取り除くと弱くなりますからそのままにしておきましょう。


(休憩)




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Davis DA-2A No.1

2022-05-16 | PEANUT SCALE MODELS




大型連休、山は天気が荒れそうだし、街にも人出が増えたみたい、それなら1機ピーナッツでも。

1週間でどこまで出来るか始めてみたけど・・・スイスイとは行きそうにない巨漢デービス君。
「乗りかかった飛行機」最後まで行けるか、途中で逝ってしまうか・・・

「デービスDA-2A ゴールデン・ウイーク・スペシャル」一工程ごとに写真撮る余裕も無く早回しで。





アクロバットpdfデータの2分割印刷が原寸で出来ない・・・とかで悩みましたが何とかクリアーし、図面を眺めると「何じゃこの胴体!」
恐ろしくデカイ、普通サイズのピーナッツ機なら胴体内に飲み込んでしまいそうな迫力、心折れそうになりながら始めます。





主翼はワンピースに決定、差し込んで固定できるか、それが無理なら下から取り付けた後にちょっと小細工するか、悩ましいところ。そのあたりは作りながら考えます。





最初の胴体側版が完成したらフィルムごと裏返しもう1枚を作ります。一緒にマットも裏返して、そのほうが見やすかったりして。





2枚完成したらとりあえずサンディングしてみます。胴体下部だけです、台形状の上部は後からね。





両側サンディングしてフラットな状態にしたら外周サイズのチェック、狂ってると捻れた胴体が出来てしまいます。





胴体これだけでも良いくらい・・・ これだけで満腹感あります。2枚重ねた状態でモーター・ペグ用の穴を開けておきます。





そのまま角胴に進みます。ノーズとテールの絞込みは大胆にカッターで切り込みを入れてしまう予定。





この状態で狂ってたらもう一度ばらしてみましょう。





先ずはテール部分の工作。緩やかな曲線なんかありませんからどちらかと言えば簡単です。もう1段絞り込む必要がありますからこの部分を最初に固定します、ここでも捻れてたらやり直しです。





他の部分も接着します、ガッシリして来ました。





胴体下面、今のところ主翼差込式にする予定。でも差し込めなかったら・・・迷わず切り落とします。





ノーズソケット部分のサイズ決定、左右対称になりますようテンプレートを製作します。





それではノーズに切り込みを入れてバキッとやっちゃいます。勢い良過ぎて分離しちゃうこともたまにあります。
ま、その方が潔くてしかも切り口をサンディングできますから! もちろんひ弱な状態ですからガセット入れときます。





角度が決まればノーズ(いわゆるF1)のシートを接着します、ここでダウン&サイド・スラストなんか付かないように。心配なので左右の長さが等距離になっているか位は測っておきましょう。ここでスラストを付けるのもアリなんでしょうが胴体自体が見た目対称になっていないのはやはり許せません。





早速プランクしちゃいます。Aグレインの1.2mmバルサを水に浸し指で曲げていきます。想像の世界で飴細工みたいにコネコネしてると何とかカタチが出来上がってきます。唯一注意するのは裏側からの支えがありませんから凹ませないこと、これはバルサの質にも関係します。





乾燥する前にもう一度胴体に沿わせて確認します、無理に押し付けると乾燥した後に胴体がひずみます。プランク材がほんの少し沈み込むようにしないと側面とツライチに出来ませんからガセットを接着した部分の角材の端をサンディングして落としておきます。その深さがプランク材の厚みとなり、0.4~0.5mm程度の深さです。





最初にシートの後ろ側を接着します。3ヶ所程瞬間で仮止めして側面をサンディングします。滑らかにラインが続いていればOK!
次にノーズソケット部分を仮止めしてみます。ここでもきれいなラインが出ていたら成功。





接着面全体の固定は「グルーイット」を水で薄めたものを筆を使って内側から流します。でもそれは最終的に全面を貼り終ってからにします。途中で何か問題が起きたら最初に戻れますように・・・





無理の無いところで切り落とし、そこへ現物合わせで埋め込んでいきます。当然木目が左右対称になっている方が美しく見えます。





合わせ目は短い定規を使って少しずつ切って、切り過ぎると仕事が増えます。





厚手のバルサを使ってますから貼り方で無理なところはサンディングで修正します。





まだ何処に余裕があるのか透け具合を見ながら確認して。





だいぶ整ってきました。





ソケット部分をはめ込んでもう一度サンディングしますから先端部分は少し余裕を持たせておきます。





まあ何とかなってしまうもんです。





さてどれくらいの穴を開けましょうか・・・取り回しを考えると大きなほうが安全です。





ちょっと覗いてみます。ツイスト・ドーナツみたいになってなければ大丈夫。





ノーズソケットを切り出したらはめ込んでもう一度サンディングします。





ここで先ほど書いた水性の接着剤を筆で内側から接合部分に塗っておきます。同じく極端にバルサが薄くなってしまった所にも補強を兼ねて。





いつものことですが先端の部分は少し削り過ぎてます、面の皮一枚状態!ここだけは心配ですから瞬間流しておきましょう。





最後に加工するところはあらかじめ穴を開けたシートを貼り付けます。





それからサンディングした方がきれいに仕上がります。


今日はここまで。

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Walt Mooney's Piper PA-15 Vagabond No.3

2022-05-09 | PEANUT SCALE MODELS





ムーニーさんちのバガボンド・・・・小物を作る「省略するもアリ、こだわるもアリ」です。

通常のバガボンドとは一味違うパーツが付いてたりしますが、それが特徴とも言えますからちょっとこだわって、しかも重くならないように。少しでも機体重量を軽くする意識を持っているもののそれが崩壊?する時って以外にも製作最後の部分が多いように感じます。機体のサイズは別としてバルサとか紙の種類がそんなに変化する訳ではありませんから、終盤の塗装とか小物の作り方次第で最初の苦労が吹き飛んでしまうことは時に起こります。小物をつくるときはそれが起きないようにいつも注意して・・・






ノーズにぶら下がるエアー・インテークから始めます。クローズアップで撮った写真がありましたのでそれを参考にして。使った材料は白い部分は紙粘土、銀色のフィルム、黒い糸、そして葦のストローの細い奴。





サイズに違和感がある時は何度も修正します、塗装するとまた雰囲気が少し変わります。





突然ですが紙粘土を転がして作った丸棒を輪切りにしています。暇なときに径の違う物を色々作ったりなんかしてますが、こんなときお役に立ちます。で、何作るんですか? なかなか平均した厚みに切れない、切り口が美しくない、中心に針で穴を開けてます。

うーん、これひとつ必要なだけなんですが止まらない!





乾燥した紙粘土を水で濡らしパイプに巻きつけてます。あまりしつこく触れていると表面が乱れてきますから、水がしみこんで柔らかくなたら一気に巻きつけます。





失敗もアリ、成功もアリなんですがこうやって遊んでいるうちになんとなく自分のスキルの限界が見えてきたりして・・・
それに気づくとこの辺で止めにしようか?って思うんですが、往生際は良くないほうですから。





リング状に切ったものを外側に巻きつけます。長過ぎても短過ぎてもアウト! まあ、いくも作ればそれなりにピッタリのサイズが出来るようになります。





中心部分に貼るシルバーの紙をカッターコンパスで切り抜きます。中心に穴が開きますからそれが貼り付ける時タイヤの中心になります。





パーツが揃った所で紙粘土工作は終了、これから塗装します。





黒、シルバー、フラットベースを混ぜた「秘伝のたれ」状態のタイヤ専用のマッドブラックを塗ります。





乾燥したらシルバーの紙を中心に貼り付けて基本的な尾輪の完成です。





ノーズ・カウルに貼りつける「PIPER」のロゴを忘れていたので追加。





尾輪を取り付ける前に足回りを作ります。





棒状の紙粘土に黒糸を巻きつけたもの極薄のプラ版なんか使ってそれらしく。





一応取り付ける予定の小物はこれで完成しました。メイン・タイヤ2個にテール・ホイール何個? 無くしたときの予備です。





エアー・インテークもこれくらいにしとこ・・・





シンプルにするところ、誇張するところ、色々です。バランスが取れていればよろしい事にして。
「汚れどころ」がわかっていますからウェザリングしたい気分でもありますが、今はきれいなままで。





コックピットの窓枠部分を加工します。いつもフィルムを貼る前にここへ黒の紙を貼り付けますが、アウトラインを決めることが出来ません。ですからこの時点で貼り付けるフィルムの完成品を作っておく必要があります。それを実際に仮付けしたらサインペンでラインを入れます。使ってるサインペンはグレーの0.05mmのものであまり目立ちません。





黒の紙を貼ったらV字のパイプを取り付けます。これも葦のストローで表面が艶々のもの、バルサをサンディングして紙巻きつけて黄色塗るよりも軽く仕上がります。





ここに黒が入るだけでちょっと引き締まります。





フィルムを取り付けたら黄色の同色トリムをその上から貼り付けます。フィルムの接着はずっと瞬間の極薄を使ってますが、接着するポイントは4箇所または6箇所だけです。0.3mmのピアノ線の先に瞬間をつけ、フィルムを押さえた状態で染み込ませます。押さえてる指先まで瞬間流さないように!

最近は粘度のあるトンボ鉛筆製「ピットマルチ-2」を使うこともあります。これですとズレたりしても修正が容易に出来ますしフィルムが曇ったりする危険もありません。しかし厚手のフィルムには接着力が弱いので剥がれる心配があります。





主翼の支柱を作ったら取り付けます。





接着部分には欠落防止に細い銅線を差し込んでます。飛行調整でネジリ下げ付けたい時なんかにもここで調整します。





接着には瞬間は使いません、水性ボンド系です。瞬間ですと強力過ぎて剥がすときに面倒ですし傷跡が醜くなったりします。





必要最低限のパーツは取り付け完了です、よね?





これで最後にプロペラを作りますが、先ずはこの状態でノーズにバラストを取り付けて重心位置を測ってみます。
バラストの重さでプロペラやスラスト・ベアリングなどを作るおおよその重量が把握出来ます。ゴム搭載で重心位置が少し後退しますからそれも含めて。最適重心位置にするにはプロペラ・ユニットは0.8gってところです。





水平・垂直尾翼を取り付けますがテスト飛行までは仮付けで構いません。瞬間なんかは使わずハリ線も通過位置にピンバイスで穴あけした状態です。





やっと飛行機らしくなってきました。





プロペラを取り付けます。面倒ですがスラスト調整が出来るように。





ビスの入ってる方は長穴になってます。





ペラ・ユニットが完成したので体重計に! 宜しいんじゃないでしょうか?

これでも大量にゴムを積んだらおそらくノーズにバラストが必要になると思われます。しかし最近よくあるテールにバラストなんて事は起こらないでしょう。

ひとまず完成でございます!

















テスト飛行して問題がございましたらもう一度お会いしましょう!



















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Walt Mooney's Piper PA-15 Vagabond No.2

2022-04-29 | PEANUT SCALE MODELS
 
ムーニーさんちのバガボンド・・・ 胴体を作る





1枚の胴体側板を組み立てたらそのまま裏返してもう1枚を作ります。胴体のアウトラインに沿ってフィルムを切り取って作ることもたまにしますが今回はそのままで。ウエイトが斜めになるのを防ぐためフィルムの下に同じ角材を前後2本敷いています。





途中早送りで角胴が完成します。ここまではそんなに苦労するところもありません。胴体幅が変わる部分はカッターで角材に切り込みを入れ一度折ります、心配なのでガセットを追加しています。





胴体前部のプランクをします。おかしな木目にならないように注意して張り付けます。最近はサンディングすることを考慮して少し厚めのバルサ(0.6から0.8mm)を使うことが多くなりました。





背中のラインが左右対称になってれば「合格」ってことにします。





張り付けるとすぐに削りたくなる性格です。内側から指先で押さえてサンディングすることもありますが、頑張り過ぎると穴が開きますからほどほどに・・・





継ぎ目に隙間が出来たらアセトンで薄めたセメダインC系の「Duco Cement」を流し込んで半乾きの状態でサンディングするとバルサの粉がパテ代わりになって目立たなくなります。





ノーズ・ソケットは4mmバルサの2枚重ね、この穴あけがいつも苦労するところ。同じサイズの長方形にならないし傾くし・・・





何とか終わったら現物合わせで裏側の作業、瞬間流すとき決して枠の外側からしないこと。





面倒なときは黒い紙を貼ってましたね、今でもそんな機体はありますがそれはそれで。





側面のラインがおかしなところは目立たないように修正します。それが大事になることも時々あります、最初に良く見とけ!って話ですが。





比較画像?カタチは違えど良い勝負してます。





さすがに短い胴体は重量的には有利ですが、大量にゴムを積むことも出来ないし調整も難しくなります。





優等生とは言えないけど重さの割には頑丈な翼と胴体になりました。





ちなみに比較画像はコチラ、細かさで勝ってますが剛性では負けてます。角材が少し細い分だけ重量に貢献してるみたい。





エプソンのプリンターで黄色の印刷、黒のマーキングだけは滲まないアルプスMD5500で印刷しました。





主尾翼が終わったら胴体を貼ります。翼はアルコールを含んだ水でしわを取り乾燥させます、一緒に主翼のネジリ下げは1ミリ程度。





さあ次は胴体だっ! て始めたら胴体側面のストリンガーがございません、「お忘れ」です。2本の角材とゴム掛け部分にバルサ埋め込んで修正しました。





気がついて良かった・・・ 両側確認しながら進めます、片側だけだと笑うに笑えないし。





前部上面は貼る部分を伸ばせるところまで頑張ります。どこか無理してしわが出来たら切込みを入れてそれでも駄目なら潔くあきらめます。





今のところ問題も起きず順調です。





前部上面のプランク部分は半分までにしました。





そして反対側です。





頑丈で小太りな胴体が出来上がりつつあります。





後部上面を貼ります。胴体が捻れてる場合にはここで修正します。





紙貼り最後の部分です。座屈してたり変形しそうな個所は裏側から直す最後の機会、紙に負けそうなところをチェックします。





問題なければそのまま紙貼り進行。





残っていたノーズ・ソケットも貼ります。
垂直尾翼は霧吹きして捻れていないか? ラミネートに使ったバルサが思っていたより弱そうなので心配。





紙貼り終了、そしてラインも入れました。


(続く)















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Walt Mooney's Piper PA-15 Vagabond 

2022-04-24 | PEANUT SCALE MODELS
ムーニーさんちのバガボンド・・・





私が過去にバガボンドを作ったのはピーナッツを始めた最初の頃、重かったけど素性が良かったのか?偶然か、10グラム近くありましたがかなり豪快に飛んでくれました。二作目はムーニーさんが亡くなられた1990年、我々の会報にその特集記事と一緒にピーナッツ図面を掲載しました。そしてその図面からメモリアルのワンデザイン競技を行った時。三作目は黄色ではなく白とグリーンのカラーが新鮮なイギリスで飛んでいるバカボンドの写真を見た時の3機です。





主翼の長いJ-3カブをピーナッツ・サイズにすると胴体が細長くて若干貧弱な感じがしますが、バガボンドは短めでボリュームのある胴体ですが主翼とのバランスも良く存在感のあるピーナッツとなります。

ムーニーさんのバガボンド図面は73年7月と87年5月に二枚別のものが描かれています。





実機のバガボンドには1988年にカリフォルニア州サンディエゴ市の北東ギレスピー・フィールドのあるサンディエゴ・エアロスペース・ミュージアムのハンガーで会うことが出来ました。ハンガー内はまるで「ムーニーさんのおもちゃ箱」のようでした。フォルクス・プレーンの初飛行テストパイロットを勤めたのもムーニーさんですが、彼はあの「空冷フラット・フォー」エンジンがお好みでハンガー内には赤いカルマンギアも置かれていました。机の上には作りかけのピーナッツ機があり完成機も数機並んでいます。傍らにバガボンドとカルマンギア、上空を飛行する小型機のエンジン音を聞きながらこんな環境でピーナッツと向き合うことが出来るなんて・・・まるで夢のような時間を過ごせます。





今回この機体を作り始めた動機はおぼろげなんですが、昔撮った写真のネガが大量に見つかりそのまま処分するのも可哀そうなので、どんな写真なのかスキャナーで取り込んでパソコンに移すことにしました。その中にたくさんのムーニーさんとバガボンドの写真が見つかり懐かしく思って作り始めたのかもしれません。





どんなに急いでいてもボール紙でラミネート用のテンプレートは作ります。最初の頃はその時間も無く、水で濡らした角材を図面上に乗せピンセットで押さえながらカクカクの曲線パーツを作ってました。





今ではバスウッドも使わずすべてバルサとなりました。軽くはなりましたが接着剤の染み込みが薄いところは強度的に問題ありで、危険な個所は薄手の瞬間を流しています。





捻ってみると頑張れる子か紙の引っ張りに負けそうな子かがわかります!
張り線が通るところはピンバイスで穴を開けますが、角材だけでは心配ならそこにもガセットを付け加えておきます。





主翼も平均的なバルサを使い特に問題なく出来上がりました。前縁・後縁財はいつもの専用材です。






翼端もラミネートですがこのパーツだけの上半角、先端で3mm程度が必要です。





1枚の主翼に仕上げてしまいます。片翼だけ上半角分のカイモノ(今回はサンド・ペーパーを貼り付けたブロック、通称ハレパネ)に乗せたら翼の中央部分を作ります。





もう片翼も同じ作業をしたら完成です。ガセットは最後にサンディングしておきます、気分的な問題ですが。





忘れないために、そしてもう一度作る場合の記憶として重量だけ測っておきます。今度作る時にはきっと忘れてると思いますが・・・














どれも平均的な重さ?ですね。同じバルサで作ってますから重量の変化もそんなにありません。
うれしいことなのか、進歩が無いって事なのか?


(続く)









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---Boston Beancraft Banana--- 13"wing span

2022-03-02 | PEANUT SCALE MODELS
最近多くなった「ちょっと気分転換」




バルサを切り刻んで角材が出来ると日常的に何か作りたくなります。ですから「ふだんやらないこと」には当てはまらないかもしれません。突然に深夜生まれて明け方には作りかけで消えてしまう胴体や翼は星の数ほど・・・でもこの作業で答えが出ます。角材にするには無理がある!って決めたら潔く切り刻んだバルサは処分します。「このバルサ、使えそう・・・」と思ってもね。

ま、そんなゴミ箱行きのバルサでもせっかくだから「何かのカタチ」にしてから成仏してもらうこともあります。軽いけどちょっと体力のない0.8mm角を使ってシンプルモデルを作ります。ワンナイトとは行きませんが工作時間は木地完まで二晩程度、紙貼り一晩、プロペラ周り一晩、そんなお気楽モデルです。

角材として「使える」「使えない」の判断は何処で?
力をかけて折ってみる、見事にパキンと真っ二つになる。工作中に指の圧がかかると変形、湿度にも弱い。木目の繊維方向が並行じゃなく斜め、部分的に硬いところがある、色黒!
ちょっと使ってみるとわかる事もあります。サンディングしても美しくならない。「軽量化・命」で暴走すると取り返しのつかない落とし穴があったりします・・・。

「禁断のVテール」





最初に胴体の側板から、もうここで既に角材のピッチを狭くしています。このバルサじゃ紙を貼った時に耐えられないと判断、本能的に・・・ 真面目に図面どおり作らなくてゴメンナサイ。





色艶、感覚的には軽そうなバルサでも思ったほど軽くないんですね、どーして?





かなりの剛性、その引き換えなんでしょうね。





もう少し手抜き(間引き)しても良かったかも。





主翼は何も考えずサクサク。前縁、後縁は大量に切り出してある専用部材なので問題なし。





スパーは0.5mmmシートから調達。





胴体の重さから比べると少し安堵。





やはり胴体「やり過ぎ」の感あります。すべてバルサのせいにしちゃいけませんが、疑心暗鬼で作るとオーバースペックになるという見本。バルサと紙のせめぎあいを見たくない人はこれくらいでも大丈夫。





Vテールとテールに取り付けるタブも完成。





せっかくですから全体の体重測定。主翼中央の黒いのは「刻み海苔」じゃなくカーボンです。
ここまで二夜を費やす・・・





第三夜、紙を貼ったりしてみる、困ったときの「シェル」頼みで使いまわしてます・・・

紙の印刷は1時間ほどで完成しました、言ってみれば寄せ集めみたいなもんです。
ベースの黄色も印刷です。





頑丈過ぎません? でも紙のテンションには負けていませんから!





美しいラインが出てますからコレで良いんです。





お菓子の外装フィルムを窓に貼ります。その上から黄色のトリムを3M77で貼り付けます。





主翼もネジレをちょっと心配しましたが今のところ大丈夫。





プロペラユニットを除いてこんな程度。Vテールは残り物のストライプ地です。ま、あってもなくても目立ちませんけど。0.3グラムはダイエット出来たとちょっとだけ後悔してます。





第四夜、ペラが完成したので計測。0.02グラムはピアノ線切れば削れますとも。





しかしそんなに甘くない!翼取り付けの接着剤とか、タイヤとか、プロペラのスラスト・ベアリングとか、もろもろで4グラムは切れなかったね。


完成記念の写真
















ゴムを積んで重心あわせのバラストを取り付けました。



そしてある日の机の上・・・





あれっ!何か変わってませんか?   「いいえ、何も・・・」





Vテールどこか変ですよね? 何故かフツーのカタチになってませんか?


一宮でのテスト飛行、Vテールの調整が思うように行かない。旋回が決まると美しく上昇しない。思うように高度が取れない、そっちに集中すると今度は旋回が決まらず途中から直線飛行したりスパイラルに入る、どーして? なんだか思いのままにコントロール出来ないのってストレス溜まります。バルサのピンを立て取付角差を自由に調整できるようにしたのが逆に旋回調整を難しくさせたのかも。

そこで情熱が冷めない(使った紙もバルサも残骸がある)うちに、オーソドックスな尾翼を作って、これでもか!いやコレでだめなら原因は他にある・・・

やはり原因はVテールでした。もう少しじっくり調整したら上手く行ったのかもしれません。やはり取り付け方法に問題があったようで微妙な調整が出来なかったのが原因ですね。

時間があればもう一度Vテールに戻して挑戦してみます。

最後に飛行ビデオです。写真をクリックするとYouTubeへ飛びます・飛びます!




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ふだんやらないこと・・・ No.3

2022-02-22 | PEANUT SCALE MODELS
「パソコン2022年問題?」

昨年の暮れも押し迫った11月末、ピーナッツの資料や写真データを保管している1台のPCが不安定になりました。すべてのデータは別のハードディスクに保存してありますから消えて無くなる心配はないのですが、思うように動かないと落ち着つかない。そしてそれに感染したかのように並んでいる隣のPCも不安定、いや立ち上がらなくなりました、それも12月31日の大晦日・・・
2022年の呪いか?

2台共同じDellのPCで1台はWindows7、もう1台はダウングレードのXP、どちらも年代物ではありますがサクサク動くし、どうしても必要な時だけネットワークに繋ぐことはありますが普段はインターネットとは無縁の世界。せめて1台でも救出することが出来るなら・・ってことで元旦から分解作業を始めました。





最初の1台はこんな状態からスタートし、最後にはブラックアウトしちゃいました。グラフィック・カードなんか使ってないPCなので最悪マザーボードごと取り替えないと無理かも、しかし今時こんなの売ってるお店なんかありません。そしてもう1台の方はバイオスが不安定でOSまでたどり着けない、Windowsが立ち上がらない状態ですからこちらも問題色々ありそうな予感。 
ま、そんなわけで目指せ「ニコイチ」!





分解すると埃だらけ、まずは掃除機できれいにします。





バックアップの電池を取り替えて・・・





スイッチ部分を分解掃除してから2台のハードディスクを取り替えますが、立ち上がらない7のハードディスクが問題あり!でした。





2テラ3テラの時代ですから電気街で容量の小さなものを探すことは困難。ネットで購入した320GB、これで十分、データ入れませんから。ハードディスクの載せ替えでXPの方はなんとか元通りに復活しました、そして7の方は新しいハードディスクにOSインストールしてこちらも復活、今のところ問題なく動いています。





で、普通はそこで終わるんですが・・・「7」「XP」と来たら「98」でしょ。クローゼットに放置されてる98マシーンも一度動かしてみたくなる。CDロムが不安定だったけどあれからどうなったか・・・一緒にお掃除します。





もう忘れ去られたメーカー「ソーテック」、格安パソコンのソーテックはオンキヨー株式会社が販売していたパーソナルコンピューターのブランド名でした。20年ぶりでしょうか、電源を入れるとちょっとファンがうるさいけど今でも元気でした、これを使って何かをすることはありませんが。
蘇った3台、もう少し使えそう。ネット関係は2台のリンゴ君がありますので不自由しません。


「Wittman Tailwind」
チェコの模型雑誌編集者よりスティーブ・ウイットマン氏が設計した「テールウインド」の記事を書くにあたり、その中でオレンジ色の「テールウインド」実機写真を使うので同色の我がピーナッツも一緒に紹介したいということで写真の依頼がありました。








使われていた実機写真は私が製作した頃から少し変更されていますが違和感の無い色なので安心しました。最後にある2枚の写真が「ピーナッツ・テールウインド」です。


「スチレンペーパー」
0.5ミリのスチレンペーパー、最近では入手困難だそうです。その切れ端を頂きましたので何か作ろうと思い・・・

軽くて薄い!強度的には期待薄? これを使って翼を作るとなると限界サイズを最初に考えないと簡単に折れてしまいそう。飛行に耐える程度の大まかな主翼のサイズが決まったらそれに見合った尾翼を切り出し、バルサの胴体を「こんな感じ」で作れば後はプロペラユニット。しかしプラスチックのペラではさすがに重い。テールを伸ばしてバランスとれば? あまりしたくない。それなら、ちょっと頑丈なバルサのペラでも作りましょう。





忘れてしまったところから始めますが、こんな感じで良かったんでしょうか・・・





ブレードのサイズは適当、ピスタチオ機程度です。最近このお仕事してませんからリハビリになってるかも。裏側の紙を貼り付ける糊(グルーイットを水で薄めたもの)の濃さとか忘れてしまいました。今迄と違って木目はちょっと変更しました。





一晩乾燥させたらテープを剥がします。





裏側の紙はいつも使ってるものじゃなくエサキの白。





どうして3機分も必要なの? スチレン切り出し過ぎて翼は売るほど出来てしまいました、ですから本来3機分じゃとても足りません。





プロペラ・ハブのガイドとして黒のラインはそこだけ残しておきます。ブレード重ねてマチ針で穴を開けて溝の位置は決めています。





細い竹ヒゴを差し込んで瞬間で接着、もちろん空中ジグ(jig)じゃなくてそれなりのジグは使ってますよ。





そして数ある翼の中から良さげなのを選んで先ずは1機完成です、ミニインドア練習機にはなりそうかな・・・もう少しテールを長くした機体は2グラムを超えます。部屋の中で飛ばすにはよろしいかも。





一番軽く完成した機体はこんな感じ、そして最終的には5機も出来てしまいました。


「ケブラーの糸」
良く使うケブラーの細い糸が無くなってしまったのでネットで発注しました。





安かった中国へオーダーしたらオランダから航空便で到着しましたが送料3ドルって大丈夫なの? 





実は日本製で「産地偽装」とかないよね? 「中国製と偽って日本製を売る」そんな時代になったらどうしましょう。





3本の糸を編んで1本にしています、1/3で十分ですね。500メートルx3・・・使い切るのは絶対無理です!


「バルサ」
ちょっと良さげはバルサを見つけました。使い方さえ間違えなければ「上トロ」になるかも?
0.8mmですからサンディングしてプランク材に使えないかな?






「最後に」
色々と雑用があったりして忙しかった1月はあっという間に終わり今年も2ヶ月が過ぎようとしていますが、何か「まともな機体」作ってるんでしょうか。





これなんか「まとも」ですが・・・「アルップ」に見えません? 





もちろんこんな細かな作業も継続中です、こつこつと。
「紙貼る前から角材が歪んでますよ」とか言わないでください。





そしてこんなのも完成してます。

春よ来い・・・



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Ganagobie is forever immortal........   No.4

2022-01-06 | PEANUT SCALE MODELS





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主翼を結合します。このとき上反角をどれくらいにするか?ちょっと悩みます。そんなに必要とは思えませんからここはお付き合い程度で片翼5mmあたりでしょうか。





胴体側のマウント部分はかなり広いんですが主翼と接着できるのは前縁と後縁の2箇所のみ、保険でスパーの部分も接着しないといけないかも・・・





これでバルサのお仕事は終了です。エンジンのシリンダー、タイヤ、ストラットなど小物が残ってますが、紙貼りしてから作ることにします。
とりあえず「ここまで出来たぞ!」の記念写真。





そしてまったく当てにならない今現在の体重測定もしておきます、どんどん増えていくんでしょうが。
これからの過程で何が機体を重くしているのかをおぼろげにではありますが知ることは出来ます。
何機もピーナッツを作ってくるとこの段階で完成重量が見えてくるのは不思議です。
で、どんな見え方?・・・・ 4gは無理、5gは切れそうかも、6gには絶対にならない! 
えっ、誰でもわかると!





久しぶりにアルプスMD5500を引っ張り出します。黄色は「強インク」エプソンのインクジェットですが、黒のみアルプス君の出番です、それにしても長寿です、まだ動きます。今では「デカイ、遅い、うるさい」と三拍子揃ったプリンターですがインクリボンのコントラストには勝てません、エッジはカミソリの切れ味。





早速胴体から貼ります。昔ほど勇気が無くなったせいか最近一度に貼るスペースがなんだか小さくなってきましたね、お客さん。
皺をコントロールするのはそんなに難しくはありませんが、あまりやり過ぎるといろんな所にダメージが出そうで・・・
無理しないのは大人になったから?





まあ大きな問題も起こらず胴体は終了しました。余勢で翼も貼っちゃいます、シンプルな矩形翼ですからこちらも問題なし。





3.26-2.31=0.95 紙貼り終了時の秤にはプロペラ・ブレードが乗ってませんからその重量0.35を足すと1.3。
使った紙の重さが糊の重さも含めて1.3gだったことがわかります、これは頑張っても頑張らなくってもごく平凡な数値だと思います。





ちょっと休憩したら小物を作ります。ソフトバルサに極細アシのストローを差し込んで必要最小限の・・・





ちょっと頑張って軽量タイヤを2個、一晩でここまでって効率良いのか悪いのか・・・





どんな感じ?か雰囲気を見たりして。





そろそろ重心位置が心配になって来る頃です。ノーズが長くテールが短いこの機体、プラスチック・ペラなら程良いバランスなんでしょうが・・・
そうなるとシリンダーは可能な限り軽くしないと大変なことになりそう。
金属は使わない! となればそれなりに考えないと。





存在感は必要なんでしょうがそれに比例して重くなることも事実。シリンダー接着部分の見えないところはえぐり取って足した分だけ引き算しながら。





イモズケの予定が埋め込んで接着後に胴体頭からリュウーターで不要な部分をオヤノカタキのように削り落とします。





ストラットも接着は胴体側のみ、下部はフリーです。





翼間支柱もシンプルに、でも紙は貼ってます、そうしないとバルサだけじゃ持たない強度。





図面を信じて「このあたり」に接着します。これで翼の取り付けがかなり頑丈になりました。





尾翼の細い支柱はテスト飛行後に付けても良いんですが仮付けという事で・・・





左右非対称になりませんように!





「苦労の跡」が少しは見えると思いたい・・・





極薄フィルムで風防も完成、もうそろそろ終わりにしたいのであります。





頑張った証? この状態でゴムを積んでみると? まだまだ「アタマガオモイ」というお告げがありそう・・・

ゴム増やしても重心移動はそんなに期待できないし、主翼5mmくらい前に出すとか? もう無理です!





何とか折り合いを付けて飛ばします。壊す前の記念写真。

「ギャナゴビー」なかなか作り応えのある機体でした、ありがとう・・・








テスト飛行では1.4mm幅32cmループ、重さはアルミリングを含めて約1.1g。2.000回巻きの1.300あたりで飛ばしました。





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Ganagobie is forever immortal........   No.3

2021-10-27 | PEANUT SCALE MODELS






胴体の上半分が完成したらうっとり眺めてる時間も必要ですがここで停滞しないで進みます。

下半分は「空中ジグ」の世界!もう図面を信じて胴枠のパーツを作ったら治具も定規も無しで自分の視力だけを信じて接着していきます。10秒眺めて即瞬間で接着するなんてことはしないで、ここはボンド系の調整が効くものを使って様子を見ながらネ・・・   

深夜に接着して朝見たら大変な事になってる!そんなの何度もございました。





胴枠三角形の頂点が概ね合っていれば良いんですが、これがなかなか思うようにいきませぬ。足の長さを調整してる間にどんどん低くなってしまい結局作り直したパーツもあります。最後に取り付ける1本の角材が上下左右に波打たず、しかも側面図のラインと同じにするのって意外と難しいと思います。





頂点が振れずに直線でしかも美しい曲線で仕上がればもう何も言うことは無いんですが・・・
ところでここへ接着する角材はこの尖ったところにどうやって接着するの?という疑問も出てくるのであります。方法としてこれから胴枠の先端をV字にカットします。しかしです、この状態でヤスリ使うのもカッターナイフで切り込んでいくのもかなり厄介です。1cm厚程度のバルサの木片を下敷きにしてカッターナイフに仕事してもらいました。





良く見ますとV時の深さを微妙に調整してラインを出してることがバレてしまいますが、寸分の狂いもなくピッタリという訳にはいかないものです。胴体の捻じれやおかしなラインになっていなければ成功とします。初号機は色んな所にゲタ履かせてましたがそれだけは何とか回避できました。





必要なところをプランクしていきます、これによって剛性は上がってきます。ここは紙貼る時ちょっとだけ助けが必要な箇所なんかがあります。「糊しろ」として追加することも後々作業が楽になることもあります。





ノーズ部分で1箇所だけプランクと角材の段差が解消できないところは「バルサパテ」のお世話になります。





ノーズソケットも一緒に作ります。これといった芸も仕掛けもございません。





最後に1000番あたりで軽くサンディングしたら完成。





0.5mmピアノ線の脚を取り付けて体重測定します。平均的ではありますが、胴体サイズからすれば少し重いかも。





主翼は前回測った時は0.61gでしたが? ま、0.03は誤差の範囲と言うことで。





一緒に尾翼も・・・





そして出来上がったものすべて、主翼をワンピースにするともう少し増えると思います。(続く)





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Ganagobie is forever immortal........   No.2

2021-10-15 | PEANUT SCALE MODELS

30数年ぶりに作り始めたガナゴビーは記憶の片隅に残ってはいますが新鮮です。何も解らず漠然と作っていた頃とは違って重量的な事、紙を貼るときの事、飛行調整するときの事、色々な事を考えながら作り始めます。まあそんな事一切考えず夢中で作っていた時も楽しかったといえばそれも正解です。

昔と同じ間違いをしないようにネ・・・





図面に厚手のボール紙をスプレーボンドで接着します。
最初に切り取ったのは胴体側面、コレ必要ですか? 一応何かの役には立つと思っておきます。






でも本当に必要だと思っているのはコチラ。胴体側面の角材が波打って醜い状態だった初代の機体、それを解消するためラミネートで左右2本を作ります。これで左右非対称になることを防ぐ事はできますし、波打たない程度の強度も持ち合わせていますからこれを基準に胴体を組み立てていきます。上手くいくのでしょうか・・・

さてマットの上で組み立てるのはちょっと面倒ですから何か手頃なものない?





もう使い古したいつも使ってる「ハレパネ」にタミヤのサンドペーパー貼り付けたやつ、捨てる前に一仕事してもらいます。





基準線引いて胴枠の位置を記入したらラミネートで作った左右の2本をテープで止めます。図面上で作った胴枠の上半分(先頭部分を除く)を接着して行きます、もちろん最初はちょっと戸惑います。やぐら(胴枠)の高さを決めるすべは「胴体側面、コレ必要ですか?」を使うつもりでしたがわざわざ加工してまで無理に使うこともないと判断しました。胴枠頂点の左右のズレは目視でチェックできますし何とかなりそうです。あっちから見て、こっちから見て、上から見て、納得したら接着します。





背骨が図面と同じ高さと傾斜であれば問題ございません!ということにして固めてしまいます。コックピットの屋根は絶対傾かないように、しかも主翼の迎え角にも影響しますから慎重に・・・





接着が乾燥したら板からはずしてみます、左右の骨がラミネートですからかなり頑丈に仕上がってます。(続く)







「コートクリア・プリンターカバー」って何だ!



Comments (3)
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Ganagobie is forever immortal........   No.1

2021-10-14 | PEANUT SCALE MODELS


What are you thinking while waiting for the completion ...





「ガナゴビー」は永遠に不滅です・・・

無名のフレンチ・ホームビルト機「ガナゴビー」が模型界で知られるようになったのはボブ・ペックさんの功績でしょうか。ペック・ポリマー社のキットでこの機体の存在を初めて知る人がほとんどだと思います。はるか昔の昭和の時代、私が最初に買ったピーナッツ・キットがこの「ガナゴビー」でした・・・

実機は1953年にフランスのデザイナー、ウィリアム&ジェームズ・ロベットによって初飛行しました。1955年カナダの航空エンジニアであるジョルジュ・ジャックミンがサイズを拡大(翼面積を70から90平方フィート)して製作、飛行しました。恐らくカナダのこの機体をヒントにボブ・ペックさんはピーナッツ機として設計されたと予想します。ボブさんの奥様サンディーさんから「カナダの友人から機体の情報を得た」というような話を聞いたことがあります。ゼロ戦やマスタングと並んで今もペックのキットに君臨するこの「ガナゴビー」はアメリカのホームビルト機「ネスミス・クーガー」や「ファイク」と同じようにピーナッツの世界では有名な機体となりました。そこにはピーナッツ機としての飛ばしやすさや飛行性能が大いに関わっているのかもしれません。

ペックポリマー社がスタートした時にキットを売り出してますからもう既に35年近い超ロングセラーなんですね。我が家には1985年製造の初代ネスミス・クーガーが今も残っています。ペックのキットは現在もオーナーが変わって(2回目)パッケージも新しくなって販売されています。でも古くからのマニアは住所にLA MESA CALIF 92041と入ってなくちゃペックじゃないと思う。最近ではこのCALIFという書き方はあまり見ませんね、殆どがCAです。レーザーカットになり製作の難易度は下がったんでしょうが、バルサキットでは最初のお仕事でもある「切り出す」という楽しみを奪われたような気がします。

新旧のボックスはこんな感じ・・・








シンプルな作りが基本のホームビルト機においてこの「ガナゴビー」はちょっと曲者です。主尾翼はすんなり製作できますが、胴体は美しいラインを残して作るには修正や加工が必要となります。ひし形の胴体は如何にアプローチするかでその難易度が変わるのかもしれませんがどちらにしても面倒なことには変わりありません。
ピーナッツ・スケール機として最初に出会った機体ですから今でも記憶に残っていますが、何でこんな難しい機体を選んだの?と言われてもね、見たこともないユニークな機体と操縦するおじいちゃんの雰囲気が良かったんでしょうか。
ここで紹介する機体はもうすでに完成して飛行している機体で、ネタ集めにちょっとこの機体のデータや実機写真を調べようとGoogleちゃんで調べるとあらま!
一番最初にYoutubeの動画がしれっと並んでます・・・





飛行会での会話 「ところで胴体はどーやって作ると正確に出来るんでしょうかね?」 「簡単そうでなかなか手強いひし形胴なんですよねコレ?」なんて話が出てきます。そう言われてみると最初の頃は空中ジグ?なんか駆使して切った張ったの大騒ぎで作ってました。上下左右のラインは夏の伸びたレールみたい・・・
胴体製作4本目辺りからやっと「見られる」ものが出来るようになった記憶があります、もちろん1機目は角材足らず!の有様でした。

そこで今回の製作法が写真でちょっとだけ残してありましたのでご紹介します、初めて作るピーナッツの製作法としては・・・向かないと思いますが。





リブの数とか位置は変更していませんが、角材を使わずスパーを入れた形で製作しています。重量はそんなに変わらないと思うんですが最近はこのスタイルばかり、カーボンの補強とかはしていません。





ざっくり完成したら支柱を取り付けるリブと四隅もガセットで気休めの補強。翼端は0.3mm程度のシートを貼っておきます。





サンディングしたらこんな感じ、片翼0.3gならまずまずですね。
主翼は特に難解な部分はございませんからあっという間に終了です。


さて問題の胴体に入ります。(続く)
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