Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Piper Vagabond そこから入るか!No.1

2012-03-18 | PEANUT SCALE MODELS

不純な動機?・・・最初はみんなそうさ!

ある日バルサ・ラミネート用に使う極薄の材料を頂く。薄さ0.5ミリ、幅1.6ミリ程度のかなり色白で元気そうな子。このまま持っていてイザという時に使う事も出来るけど、突然新しい素材を使えるかと言われると疑問、失敗する確率は高いので1.2本使って一応練習だけでもやってみようと思う、単なる予行演習です。このバルサが使い物になるのか?バスウッドより確実に軽いのか?私の技術で美しい曲線尾翼が出来るのか?の挑戦であります。

過去にはバスウッドを使っていました。最初から極細の材料を使い、2枚張り合わせで外からの衝撃に耐え、紙の引っ張りにもがんばってくれる最低限の強度を持つものです。これだけ細くすれば重量的にも軽くなりますし、強度だってバルサに比べたら強く簡単には折れません。

バルサとバスウッドの両方を作って完成重量を測れば答えは簡単、でもそれも面倒。重量だけではなく、仕上がりや強度の問題も含めて今回はバルサ・ラミネートだけちょっと試してみます。
適当なRのついた曲線でラミネートを作るより、折角だから後になって使えそうな尾翼を探しましょ。 ま、ここはパイパーでしょ!それもカブじゃなくバガボンド! 何故って引き出しから見つけました、トーマス・デザインの精密なヤツ。時間があれば最後まで作って完成させるかすかな希望も湧いて来たりして、今は無いけど。

20120305a

とりあえず何か適当な図面を探す所から始まるわけです。そしてバガボンドが作りたい理由は単に練習の為の尾翼ですから動機は不純です。

次にバルサの幅に合う厚みのボール紙を探します。これはなければ薄い物を重ね合わせます。私の場合、重ねてから削るという手間暇をかけていますが、最初からピッタリのものがあればそれに越した事はありません。それが意外と無いのよネ・・・

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ボール紙のバルサを巻き付けるエッジの部分には昔から接着剤がくっつかない様にローソクを擦って塗るとか言いますが、テフロン、オイルなど適当にお使い下さい。ちなみに私の場合何もやっていません、大丈夫です接着剤を薄めてますから! その薄めたグルーイットですが粘度的にはケチャップ位から更に濃いくちソース、それを刺身醤油、色的には牛乳位迄薄めています。それでもヤツは自分が接着剤という自覚を持って責任果たしてくれます。

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最初に1枚目の先端2カ所を引っ張って瞬間で接着します。そこへ2枚目を同じように引っ張りながらグルーイット塗って先端を瞬間で止めます。同じ事を3回繰り返し完成、最後にティッシュで余分な接着剤をふき取ります。

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1枚目は曲線部分がつぶれて折れていますが2枚目、3枚目は何とかこらえています。乾燥したら重さを量ってみましょう。

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