エプソン・プリンター「強インク仕様」でコッテリ系の色を出したくても所詮薄い紙への印刷ですからインクの乗りにも限界があります。その上ドープ仕上げの紙ではなおさらですから今回は「素のままエサキ」にプリントです。しかし最初に白を吹いた時点で草色は濃くする運命にあったことも事実です。でも折角作ったんですから一応機体にあててみましょ。
確かにこれでも良いのかもしれませんが、同じ機体が並んだ時のインパクトは?やはり・・・負けます!
そこで意を決して下に「吹き付け草」を重ねて切り抜きを始めちゃいました。 ま、こうなる事はおおよそ解っていましたが・・・10分で切り抜き終了。これで気に入らなければどーする?もう次に打つ玉が無いよね、ならばこれで迷わず進みます。
なんだか無駄な事をしているようですが・・・自分で決めた道ですから?
これで上が薄い色、下が濃い色の豪華2枚重ね仕様です。そして薄い方は剥がしてゴミ箱へ・・・
ん?何か変だ!1枚抜けてますネ「-」がっ。
一応これで完了です、ふーっ・・・
そして悶える午前2時、何と主翼の裏側にもナンバーあるやん!
上面はどう見ても入ってないんですが・・・この角度の写真しかありません。
そこでもう一度ネット検索のお時間。色々な写真を20枚程集めましたが確かに主翼左下面にはナンバーが入っています、それも胴体のサイズとは違って大きく、その上こいつちょっと太いぞ、なんてこったい。
そんなの用意してません、忘れてました。検索中に同じピーナッツ、同じ塗装の機体がヒット。これには上面にもナンバーが入っています。益々迷うぞ、うーんどーする。
そこで直接その機体を製作した人にメールしちゃいます、知らない人ですが。
「あなたの作った機体と同じ機体を作っていますが、主翼上面にナンバーの入った写真持ってますか?」実機写真を見れば納得です。ま、返事が来れば解りますから。
翌日、製作者のトム・アケリーさんから早速メールが届いていました。「上面の写真を探して送るからちょっと待ってくれ」とのことでした。そして数時間後、「私の間違いでこの機体の主翼ナンバーは左翼下面だけで上面は入っていなかった、スマン」という返事が届きました。
通常アメリカの「Nナンバー」は主翼上面右側、主翼下面左側にナンバーを記入する事になっています。そして下面にナンバーのある写真を見つけたので恐らく上面にも入っているはずだと解釈してしまったようです。この機体は「Gナンバー」イングランド仕様ですから下面だけしか記入しなかったのか、そのあたりは謎です。
時間があれば実機製作者に尋ねるのが一番の近道ですが、ここは証拠写真の通り下側だけ入れることにします。
もう一度パソコンで主翼用だけ描きましょ、面倒ですが、ここまで来ちゃったんですから、ぐだぐだ言わず。
同じく切り抜きます。ちょっと文字が大きい分だけ簡単。そしていつもの方法で主翼下面に貼り付けます。
もー無いよね、グリーン使うところ?黒のサインペンでラインを入れ終了。
今度はメーターパネルを1日仕事で済ませましょ、草色との格闘終了。
草色つながりで、緑のきれいな・・・