「時季はずれですが 踊ってる場合ですか Nut Runで?」
せっかくあの夏の暑い時期に「7日間で3機という偉業(苦行?)のリハビリ」を済ませたんですしネ。残ったバルサやピアノ線はそのまま使って、いつものペースで作れば少しはまともな機体が出来るはず・・・後ろから背中を押されるような「納期」という重圧も今回はありませんし、何よりせっかく作った紙が生きますからっ!
個々のパーツの重量データはすべて書き残してありますから、それを元にして最近訳もなく痺れる指先を動かすことにします。既に消えかけた記憶を呼び戻そうと頑張るんですけど、前頭葉は思うように覚醒しません。「夏に日の思い出」として既にフェードアウトしたか「ゴミ箱」へ行っちゃったみたい!
使われなかった「1枚の紙」の為にスタートするこのプロジェクトは果たして最後まで進めるんでしょうか?時間の無駄とならない保証もなく、生地の完成重量を頭に叩き込みながら残ったバルサを選び恐る恐るカッター・ナイフを持ちました、いくでーっ・・・
頭の中では世界最軽量のNut Run! でも無理だろーな。
製作順序は重量の大きなものからって事で先ずは胴体。前回のデータを見ながら、それ以上に重くならないように側板を作りました。そして注意する事は前部を軽く、そして後部はもっと軽く。それによって機体完成時に必要なノーズ・バラストを少なく出来ることは前作で大いに学びました。ですから機体前後の重量バランスまでチェックします。
「日本仕様の紙」はちぢみは少ないのですがそんなに軽くはありません。バルサは強度を落として軽めのものを使います。
生地の重心位置は前回のものより1cm程前進していますから、これ以上サンディングしないことにします。
主翼も前縁と後縁は大幅に柔らかいものにしました。紙を貼り終わった状態での強度に問題が無いことをお祈りします。
ノーズ・ソケットも薄いシートバルサの「はりあわせ」で一応軽くしておきます。その必要は無いと思いますが気分的なものです。
コックピットのパネルなんてあっても無くて良いんですが、見た目の違いは絶大!ですから。使う使わないは後から決める事にして準備だけします。
そしてスケール屋の悲しいサガ・・・ 使ってもらえることを期待してここだけ完成だっ!
完成したら一応セットしてみる、前作の半分の重量ですから・・・ いや見てるだけですけどネ。完成重量が重かったら取り外します。!
そして一番問題となった機体サイズ。Myガン箱に入らないというアクシデントを回避すべく、主翼を取り外す事にしました。でもパーツの数が当然増えて重くなりますから、新たな「ダイエット個所探し」が必要です。少しテールを短くしたりすれば何とか平置きで入るのですが、それは御法度。
もう一つ良いことは主翼のネジレを自由に変えられる事で、これは飛行調整にメリット大でしょう。
そこで胴体側にパイプはエサキの紙を丸め、薄めたボンドで乾燥させたもの。主翼側のシャフトはソフトバルサを使いパイプに合わせたサイズにサンディングした物を用意します。試作数本、ギリギリ迄軽くしたパイプとシャフトはハカリに乗せても数値が動かないところまで軽量化しました。