その2 Vテールの加工
小さな機体ですからVテールは直接接着固定してしまっても良いのですが、実はこの部分の出来具合がくせ者で機体を仮り組せずに簡単に接着してしまうと、もう一度取る羽目になります。初飛行後、主翼との取付角差を微調整出来る事を前提に「取り外し式」にしました。おそらくV角度も主翼との調整が必要ですからそれも一緒に行います。尾翼裏側の取付け面のバリを取るため1000番程度のサンディング・ブロックで平面に仕上げます。センターにラインを入れ、前縁部分に15度ほど下向きにカーボンロッドのピンを打ちます。差し込んだロッドの先端は同じく15度に削り、上面裏側に面で接着出来るよう加工します。ピンのすぐ後ろの穴は瞬間を流し込むためのものです。後縁近くにボルト固定用のなナットを埋め込みますが、ここはちょっと注意が必要。上面まで穴をあけないようにリューターで少しずつ削ります。この部分はバルサのスパーとカーボンが一緒になっていますからインサート・ナット(この言葉に自信なし)が確実に固定できます。フランジ部分を切り落として5ミリ程度の長さにしたものを埋め込みました。ボールリンクはキットについて来ますが、ほんの少し足の長いTKDオリエント製のボールソケットにしました。それでも後に問題は起きましたが・・・・。