昨年に続き「素描展」を見てきました。
若い人たちの精魂込めた力作は、どれも見ごたえがあり、作品が発する静謐で清冽な様は、いつまでもその世界に浸っていたい誘惑にかられます。
落合有綺子さんのDMになっている作品。
金属、ガラス、紙、プラスティック、そして木、それ以外にもたくさんの材質で作られた数多くのキッチンに置かれた工業生産物が、この世に出てからの年数を吸い込んだ様を調和のとれた美しさをもって描かれています。
およそ5ヶ月をかけて描き続けたという大作は、見る者とおそらく作家にも大いなる安らぎと幸せを与えてくれています。
森一浩さんの「竹刀」。
夥しい数の短い線と、夥しい数の点によって表現された竹刀。
真っ直ぐに立っている竹刀を真横から描写し、竹、糸、鹿革の材質感を遍く捉えられています。
正面きっての竹刀との対峙によって生みだされた表現は、この竹刀を持つ人の力強い精神力をも表しており、竹刀が発する時の流れと空間の広さを感じます。
「素描展」は、名古屋市東区桜1丁目の愛知芸術文化センター地下2階のアートスペースXで8日(日)まで開催中です。
若い人たちの精魂込めた力作は、どれも見ごたえがあり、作品が発する静謐で清冽な様は、いつまでもその世界に浸っていたい誘惑にかられます。
落合有綺子さんのDMになっている作品。
金属、ガラス、紙、プラスティック、そして木、それ以外にもたくさんの材質で作られた数多くのキッチンに置かれた工業生産物が、この世に出てからの年数を吸い込んだ様を調和のとれた美しさをもって描かれています。
およそ5ヶ月をかけて描き続けたという大作は、見る者とおそらく作家にも大いなる安らぎと幸せを与えてくれています。
森一浩さんの「竹刀」。
夥しい数の短い線と、夥しい数の点によって表現された竹刀。
真っ直ぐに立っている竹刀を真横から描写し、竹、糸、鹿革の材質感を遍く捉えられています。
正面きっての竹刀との対峙によって生みだされた表現は、この竹刀を持つ人の力強い精神力をも表しており、竹刀が発する時の流れと空間の広さを感じます。
「素描展」は、名古屋市東区桜1丁目の愛知芸術文化センター地下2階のアートスペースXで8日(日)まで開催中です。