クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

仏さまを通じて、多くの人々とのコミュニケーションを図る

2015年03月23日 21時42分08秒 | 円空さん
『木に宿っている仏さまを彫り出す。』
円空彫りを楽しみ、また心血を注いでみえる皆さんの根本の思いは、『木に宿っている仏さまを彫り出す。』ということではないかと。
「第3回円空彫り作品展示会」の会場いっぱいに並べられた“今円空の皆さん”が彫られた仏さま。
円空仏から得たモチーフは各自各様に違うのでしょうが、円空仏を模して彫られる方も、個性的に彫られる方も、根本をなす思いは一つのようです。
仏さまとコミュニケーションを図り、仏さまを通じて周りの多くの人々とコミュニケーションを図る。

今回の作品展示会で中核をなすグループの1つの遠江円空研究会の皆さん。
2012年のお盆には、19,000体の円空仏を東日本大震災で大きな被害にあった宮城県南三陸町や気仙沼市に届けられています。
遠江円空研究会の皆さんが15,500体を彫り、協力した岐阜県や愛知県のグループが3,500体を彫って、合せて19,000体を「被災地で犠牲者の供養に役立ててもらえたら」と微笑みの円空仏を届けられました。
仏さまを通じて、温かい心の通い合いです。

トップの写真は、遠江円空研究会会長の川口治さんの「金剛神」。
川口さんは、19,000体の内、お一人で6,000体を彫られています。



同じく被災地に円空仏を届けられた天空会の阪野薫さんの大黒天。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする