映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『ジャケット』

2007年01月29日 | Weblog
ジャケット - goo 映画
よい

ジョン・メイバリー 監督
エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ケリー・リンチ、ダニエル・クレイグ 出演

湾岸戦争で負傷して帰国した兵士が、殺人事件にまきこまれ精神病院に入院する。そこで受ける治療の影響で、タイムスリップをする。
ジャケットとは拘束衣のこと。

『バタフライ・エフェクト』や『ステイ』とどうしても似てしまうが、こちらのほうが演技には力が入っている。

以下ネタバレ





エンディングが悲劇になっていないので、ほかの二作とは印象が違う。役者の演技力に頼りすぎて、こまかなつじつまがあっていないところが多い。湾岸戦争の事故もうまく活かされているとはいえないし、認識票がふたつあるのはおかしいのだが(92年に子どもに渡していたら、本人が持っているわけがない)、満足感はある。

劇中に出てくる、70年代にはやった治療法というのは、おそらくアイソレーションタンクのことを指すのではないだろうか? 興味がある人は、『アルタード・ステーツ』という映画も参考になるだろう。
新ボンドのダニエル・クレイグが、患者役で出てくる(うまい)。