映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~』

2008年09月13日 | Weblog
秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II~私を愛した黒烏龍茶~ - goo 映画

よい

FROGMAN 監督・脚本
声の出演 FROGMAN

世界征服を企む貧乏ベンチャー秘密結社“鷹の爪団”の吉田はある日、正義の味方DXファイターの拠点DXカンパニーをサイバー攻撃することを思いつく。レオナルド博士が開発したシステムを使い、鷹の爪団はサイバースペースに潜入するが…。

映画版も二作目となって監督も金の使い方を学んだかと思えたが……、あの「効果音」と主題歌のところのバジェット・ゲージの減り方を見るとまだまだ……(笑)。

熊本では一作目の「総統は二度死ぬ」は映画館では上映されなかったはずである。指をくわえてDVDが出るのを待つしかなかった。それと比べれば、映画館で観られるというのはしあわせだと思わなければならないのだろう。しかしまだ、熊本でのFROGMANの人気はいまひとつであった。もっと若くてピチピチのバカが必要だ !!
島根県Tシャツもほしかったのになかった。高いキャラクターもののTシャツしかなかった。

同時上映の『古墳ギャルのコフィー ~12人と怒れる古墳たち~』は完全な裁判員制度批判映画。オッサンのわたしが観てもひいてしまうほどの内容であった。

島根への愛と憎しみがかわらないのはよい。敵がスケールダウンしているのはシリーズものの宿命かもしれないが、二作目というのは早すぎる。

『ブレードランナー ファイナル・カット』

2008年09月13日 | Weblog
よい

リドリー・スコット 監督
ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス、ダリル・ハンナ、ブライオン・ジェームズ、ジョアンナ・キャシディ、M・エメット・ウォルシュ、ウィリアム・サンダーソン、ジョセフ・ターケル、ジェームズ・ホン

リアルでダークな終末観を提示した近未来像でカルト的な人気を博したリドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔「ブレードランナー」。これまでにもいくつかのバージョンが存在した同作だが、本作「ファイナル・カット」は、製作25周年となる2007年、これを記念してリドリー・スコット監督が自ら新たに再編集したバージョン。1992年の『ディレクターズカット/最終版』を基本に、再編集やデジタル修正を行い美しい映像でよみがえらせた。

熊本では『スーパーマンⅡ』の同時上映として大劇(たいげき、今はなき映画館)で上映されたはずである。そこで初めて観て以来、二番館、三番館、VHS、LD、DVDとさまざまなメディアでさまざまなバージョンを観てきた。

旧版の「ディレクターズカット」のDVDとVHSは持っているが、残念ながら映像も音楽もそれほど上質ではなかった。

今回新しく出た「ファイナル・カット」とリマスターされた、いろいろなバージョンを観たが、まずはこれから。

映像も音楽もかなり上質になっている。
なってはいるが、「ディレクターズカット」からさらに手を加えてある。

気づいたところでは、スピナーに最初にデッカードが乗るシーンで、「最終接近」という日本語の追加、二回目に乗るシーンで「レーダーコンタクト」という日本語の追加。サロメのいる店に行く前に、変なダンスをする人の追加。タイレル博士の寝所のラストシーンでロイがセバスチャンに謝っている(上の写真のシーン)。ハトが飛び立つ空が暗くなっている。

自信はないが、「なにかへんなもの落として(残して)いったぜ」という音も少なくなっている。また、タイレル社でVKテストを受けるレイチェルのテーブルの上に盆栽が載っていたなんて、初めて気づいた。

映像や音楽が上質になるのはありがたいのだが、ここまで変化を加えられると、どうせ20年以内に「ファイナル・カットⅡ」とか「アナザー・カット」とか「リアル・カット」とかが出てくるであろうということは想像に難くない。