映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ヒトラーの贋札』

2009年01月26日 | Weblog
ヒトラーの贋札 - goo 映画

ふつう

ステファン・ルツォヴィツキー 監督・脚本
カール・マルコヴィクス、アウグスト・ディール、デーヴィト・シュトリーゾフ、マリー・ボイマー、ドロレス・チャップリン、アウグスト・ツィルナー、マルティン・ブラムバッハ 出演

第二次世界大戦中のドイツ。ユダヤ人強制収容所の一画に、各地から集められた職人たちが働く秘密工場があった。パスポートや紙幣の偽造で逮捕されたサリーは、そこでかつて自分を逮捕したヘルツォークが、大量の贋ポンド紙幣をばら撒き、イギリス経済を混乱させる目的の「ベルンハイト作戦」の指揮を執っていることを知る。作戦が成功すれば家族や同胞への裏切りになる。しかし完成できなければ、死が彼らを待っているのだった…。

怒りが限界を超えると耳に綿が詰まったように、一時的に聴覚が衰える。この演出は良かった。わたしも実際に経験したことがある。

しかし、そのほかに特によいところがない(悪いところもないが)。

こういう史実にのっとったように見せて、誰にもわからないような詳細な部分でフィクションかもしれない部分を挿入するというやり方(本作がそうだとは断言できないが)は感心できない。

あのオープニングもあまりよくない。