映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ノウイング』

2010年04月07日 | Weblog


ふつう
アレックス・プロヤス 監督
ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン、ベン・メンデルソーン、ナディア・タウンゼンド 出演

MITの宇宙物理学者ジョンの息子ケイレブが通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が執り行われた。そして当時の生徒たちが想像する未来図が在校生に配られ、ケイレブは数字だけが羅列された一枚の紙を持ち帰ってくる。それに興味を抱いたジョンは、数列に意味があるのではないかと調べ始める。すると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数など、過去に起きた大惨事にまつわる数字と一致していることに気づく。さらにその紙には、未来の大惨事を思わせる数字も残っていた。そしてその予想通り、予言された大惨事が現実のものに。ジョンは、さらなる大惨事を食い止めるべく、残された数列の謎の解明を試みるのだったが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333520 



後半になればなるほど、むかしNHKで観たドラマと構造が似てくる。
ネットで調べてみたら、1975年(昭和50年)に放送された少年ドラマシリーズのひとつ、『赤外音楽』のようである。

わたしの覚えている範囲でその話を書いてみると、特殊なキーボードから発せられる音を聞き分けられる人間だけがあるコミュニティに参加できるのだが、最終的にこれまでの記憶を抹消しなければならない……というもので、その最後の衝撃と絶望感は見事なものであった。

本作においては、なぜルシンダが自殺しなければならなかったのか? なぜこれまでの災害を予測できたのかがうまく説明されていない(予測したからといって、防ぐわけでもない)。必要のない要素が多いのだ。