映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『現金に体を張れ』

2010年08月22日 | Weblog
よい

スタンリー・キューブリック 監督・脚本
スターリング・ヘイドン、マリー・ウィンザー、コリーン・グレイ、ヴィンセント・エドワーズ、ジェイ・C・フリッペン、テッド・デ・コルシア、ティモシー・ケリー、エリシャ・クック・Jr 出演

ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた……。

ストーリーはオールシネマより「
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7263#1



現金と書いて「ゲンナマ」と読む。

時間軸ずらしの元祖のような作品。もちろんその時間軸ずらしにはちゃんとした必然性がある。

序盤テンポが良すぎて、英語が苦手な人(わたしだ!)は混乱するかもしれない。

そしてその小気味いいテンポを意図的に破壊するのが、マリー・ウィンザー(写真右)である! この異様なねっとり感はただごとではない。もうここだけで、これから起こるすべての悪いことの元凶が彼女だとわかる(笑)。

事件が起こるまでの展開はすばらしくおもしろいのだが、起こったあとの展開が物語収束のためだけのもので、予定調和すぎて今ではおもしろくない。

主人公はスターリング・ヘイドンでいいのだが、あの序盤だとそれがわかりにくい。