映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『復讐捜査線』

2011年08月02日 | Weblog
ふつう

マーティン・キャンベル 監督
メル・ギブソン、レイ・ウィンストン、ダニー・ヒューストン、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ショーン・ロバーツ 出演

ボストン警察殺人課のベテラン刑事トーマス・クレイブン。ある日、24歳になる一人娘エマが久々に帰郷したのもつかの間、玄関先で何者かの凶弾に倒れ、命を落としてしまう。同僚たちによる捜査では、クレイブンに恨みを持つ者の犯行であり、クレイブンを狙った弾が運悪くエマに当たってしまったものとの見方が示される。しかし、思い当たるフシのないクレイブンは、規則に反して独自に捜査を開始する。やがて、エマの周辺を洗い直していくクレイブンの前に、思いもよらない壁が立ちはだかるが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339856



とてもいい話だと思うのだが、展開の工夫と見せ方に難がある。

まず見せ方。冒頭の雨の中、親子で車中シーンがある。そこにヤル気がまったく感じられない。そこだけで、レベルがわかるようなひどさだ。

展開の工夫とは、もしわたしが一流の殺し屋だったら親子同時に殺す。それだけで、この作品は成り立たなくなるのだ。そうでなく話が始まるのは、あまりにも制作者だけにとって都合が良すぎる展開ではないか。レイ・ウィンストンのキャラクターも含めて。

『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』

2011年08月02日 | Weblog
よい

エドガー・ライト 監督
マイケル・セラ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、キーラン・カルキン、クリス・エヴァンス、アナ・ケンドリック、アリソン・ピル、オーブリー・プラザ、ジョニー・シモンズ、マーク・ウェバー、エレン・ウォン、斉藤慶太、斉藤祥太、ジェイソン・シュワルツマン 出演

アマチュア・ロック・バンド“セックス・ボブオム”のベーシスト、スコット・ピルグリムは、年下の高校生ナイブスという彼女がいながら、ミステリアスな女の子ラモーナにひと目ぼれしてしまう。すっかりラモーナに夢中のスコット・ピルグリムだったが、そんな彼の前に突然、謎の男が現われ、戦いを挑んできた。男の正体はラモーナの最初の彼氏、マシュー・バテル。なんと、ラモーナのハートを射止めるためには、次々と現われる7人の元カレたちを全員倒さなければならなかったのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339006



『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の監督が作った期待を裏切らない作品、といったほうが伝わりやすいのではないか。
換言すれば、ジェイ&サイレント・ボブシリーズをよりテレビ・ゲームよりにした内容と表現ともいえるだろう。

すばらしいのは会話を含めたツッコミのテンポのよさ。変な書き方だが、つまり会話以外にもツッコミの方法がいろいろとあるのだ!

まともに考えると、なぜ? というところが多々あるが(笑)、それを無理に説明しようとせず、なんとなくなじませるというのがうまい。

この監督の作品が好き、というかたはぜひとも観ていただきたい。