映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『神の子どもたちはみな踊る』

2011年08月08日 | Weblog
ふつう

ロバート・ログヴァル 監督
ジョアン・チェン、ジェイソン・リュウ、ソニア・キンスキー、ツィ・マー、ジョン・フレック  出演

狂信的な母から“あなたは神の子よ”と言われて育った中国系の若者ケンゴ。結婚を迫る恋人にも神の子だから結婚できないと断り続けていた。そんなある日、彼は本当の父親かもしれない男を見つけ、その後を追うのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337789



映像的にはかなりいいが、おもしろくない。






村上春樹に関わらず、小説の原作とそれを映画化した作品とを比較することにあまり意味があるとは思わないが、俳優さんが監督の意図か脚本をうまく理解していないのではないか? もしくはその両方を理解していないのではないか? と思うくらいに芝居がぎこちない。うまいと思ったのは、バスの中でケンゴと話すおばちゃんくらいである。つまり、原作を脚本化することのミスか監督のミス、またはその両方なのではないかと思ってしまった。

調べてみると、ケンゴ役のジェイソン・リュウとサンドラ役のソニア・キンスキーはほとんど芝居の経験がないが、ほかの役者さんは経験豊かなのだ。そして、その未経験のふたりに関してはセリフを少なくしようとしている努力がわかる(笑)のに、そのほかの母やコビーショップのおじさんまでもが、とまどいながら演じているように見えてしまうのだ。