映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『メランコリア』

2012年03月12日 | Weblog
ふつう

ラース・フォン・トリアー 監督・脚本
キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット、キャメロン・スパー、シャーロット・ランプリング、イェスパー・クリステンセン、ジョン・ハート、ステラン・スカルスガルド、ウド・キア、キーファー・サザーランド 出演

新婦のジャスティンは新郎のマイケルとともに、結婚パーティが行われる姉夫婦の邸宅へと向かっていた。しかし細い道でリムジンが立ち往生、2人は予定時刻を大幅に遅れて到着することに。それは姉のクレアとその夫ジョンが準備してくれた盛大なパーティだったが、情緒不安定なジャスティンはわがままな振る舞いで周囲を困惑させてしまう。それから7週間後、惑星メランコリアはいよいよ地球へと迫り、クレアは不安と恐怖で落ち着きをなくしていく。そんな中、すっかり憔悴していたジャスティンも、すでに月よりも大きくなったメランコリアの姿を初めて目の当たりにするのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340955



映画館で観た。

第一部と第二部をおなじひとつの作品にした理由がわからない。

第一部 才能はあるのだが周囲の人間に迷惑をかけ続ける社会性のない主人公、つまり女版ラース・フォン・トリアーとしか思えない人間の物語なのだが、キルステン・ダンストにラース・フォン・トリアーなみの才能があるようには描かれていないし、そこまでの演技力もない。シャーロット・ランプリングがかっこいい。

冒頭のスローモーションシーンはいい。



第二部 そんな精神的におかしくて社会性のない主人公が世界の終わりを前に、ただひとり落ち着いているかのような世界を描くのだが、登場人物が少なくて主人公の演技力はたいしたことないものだから、見ていてつらい。シャルロット・ゲンズブールが救いであった。


長い(135分)。

ラース・フォン・トリアーは早くアメリカ三部作の最終作を作れよ。