映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アキレスと亀』

2009年05月13日 | Weblog
アキレスと亀 - goo 映画

ふつう

北野武 監督・脚本
ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀、大杉漣、筒井真理子、吉岡澪皇、円城寺あや、徳永えり、大森南朋 出演

裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらますます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に励んでいたが、絵はまったく売れなかった。



才能のない芸術家の孤独と悲劇をコメディタッチで描いた作品だというのはわかるが、タケシと樋口可南子が出てくるところからそのコメディ色がかなり強くなる。
それまでの流れだとひとりの完成した芸術家ができるまでには、かなりの死者が出ることもあるのだ、というようなことをうったえたいのかと思っていたが、その印象が変わってしまう。

タケシが出てくる前と後、そのどちらもよいのだが、トータルバランスは取られていない。

大杉漣に一気に状況説明をさせるところはうまい。
注文をつけるだけの大森南朋がおもしろい。


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