【ステーキ漂流記season2】
333軒目:(北千住)「アランアランの小路」ぶどう牛ロースのステーキ
たまには北千住である。東西共に最高の店があるステーキ激戦区。おそらく、錦糸町みたいにがっつり行けば20~30軒は見つかりそう。
実は今日のターゲットは結構前から狙ってた。が、他の店に行っちゃったり、行ってみたら休みだったりで微妙にタイミングを逃した。
その店は「アランアランの小路」。
ん、何屋?
店名だけじゃ何屋かわからない。
どうやら、洋食系のダイニング…という感じか。
ふと、表にある看板のメニューを覗くと、近くにいた(表に立っていた)店員さんが声をかけてきたので、
「ステーキを探している」
と単刀直入に告げた。
すると、
「ぶどう牛のステーキというのがあります」と言うではないか。そのメニュー表にはなかったので値段を効いた。
「2000円ほどかかります」と。
安いじゃないか!
400g5000円ぐらいいくかと思った。
決まりだ。
中に入ると、洒落た内装に、妙に階段が多い不思議な作りのお店だ。すると、二人用というか、お一人様用の席を用意される。
ちょっとぽつんとした寂しさがあるが、おじさん、お洒落さにねじ伏せられたね。その上、クリスマスソングをエンドレスに流している。まあ、クリスマスシーズン突入だからね。基本的にはカップルや女の子同士で来るお店で、本来はステーキおじさんが入る隙間などない。が、「ぶどう牛のロースのステーキ」だなんてメニューがあるからステーキおじさんがズガズガと入ってきちゃうのだ。
しばらくして、赤ワインとお通しが配膳。
鶏そぼろのピザの甘辛ソースつき。まあ、前菜としては良し。
さらにしばらくして、ステーキ配膳。
よくあるダイニングのお店のカットステーキ。
実は今日はいつもなら美味かった時にしか明かさない【ステーキ漂流記】の話をした。早くもブログ版も見ていただいた。でも、ダメだったら……まあ、その時はその時だ。
一口。
おお、ぶどう牛だけあって通常のオーストラリア牛より少しインパクトがある。大麦牛ならこれはない。この少しの牛そのものの美味さが大事。故に、選ぶなら大麦牛よりぶどう牛になる。前に新宿の「STAKEHOUSE HAYASHIYA」で食べたブランドのオーストラリア牛もこれだったんじゃないかな。
全般的に焼きはミディアム。出来ればもう少しレアな方が良かったが仕方ない。
170gで2000円前後ならちょっと贅沢なおつまみとしてはいいんじゃないかな。下手なアンガス牛や熟成肉、和牛の短角牛を出すよりもぶどう牛を出した方がいいことがよく分かった。
お手頃なタパスもいっぱいある店なので、チョイ飲みにも最適。個人的にはチェーン店の「ワインの店 デュプント」よりも好き。こういう店が錦糸町か南越谷、吉川にあったら通っちゃうね。
総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★
タレ(岩塩):★★★
付け合わせ:★★★
雰囲気:★★★★
サービス:★★★★★
リーズナブル:★★★★