【ステーキ漂流記season3】
今季9軒目(新規342軒目)「談話室 ニュートーキョー」(日暮里)
今日は全く知らない街ではないけどたまに行く街のステーキ。で、たまに行くときにいつも気になる駅前の喫茶店兼レストランである。
ここ。
外観は最近今風に改装したみたいだが、表のディスプレイに微かに昭和臭を感じるよね。
そのディスプレイの中にステーキがあった時があって、「ステーキがある店」と分かって一度入ろうとした時があったが、その時は満席で入れなかった。100席近くあるのに凄い人気店だ。確かに駅から徒歩1分圏内だし、目立つしね。いやいや、近くにエクセルシオールという平成の喫茶店があるし、駅のロータリーの向かいにはマクドナルドだってあるし、1分圏内にガストだってある。にもかかわらず、なに、この人気店?
まさか、無茶苦茶美味いのか?
まずは扉を開けて中に入らないことには始まらない。
中に入ると、
な、な、なんと、今日も満席!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだ、この人気店?
お昼時とは言え、チェーン店でもない喫茶店兼レストラン。100席はあるんじゃないかと思えるフロアが満席?
とにかく、この謎を探るために今日は我慢してまつ。
しばらくして、
「小川さまー!」
と女芸人風のメガネのぽっちゃり女子に呼ばれる。ま、いっか。
そりにしても、
この席といい、
シャンデリア風の照明といい、
妙なエレガントさはあるけど、
メニューは
ファミレス……いや、アルコールメニューもそこそこある。
和風サーロインステーキと赤ワイングラスを頼む。
客は老若男女。リーマンもいれば、隣はおばちゃん二人組。斜めにはネクタイなしの30代の男性と若くは無さそうなパツキンの女性が何やら話している。いや、あとで分かったか女性じゃなかった。日本人のバンドマン風男性だった。
目の前の席は女性が1人でランチ。
さらにもう1つ向こうは2、30代の女子のランチ。
……とまあ、バラエティーに富んだ客層の中にステーキ冒険家がぽつねんとおるのさ。
店内にはクラシック音楽がBGMとしてかかっているが、周囲の談話、というかお喋りに完全にかき消されている。でも、不思議と周りのお喋りの内容には気にならない。隣のおばちゃんはご近所の誰々が脳梗塞だ、骨折だとかの井戸端会議的な感じで……って滅茶苦茶気になってるじゃん。
明らかにファミレスやステーキ屋の客層とは違うよね。てか、ファミリーは入らないよ。ガストに行くでしょ。
と、店内で一番可愛いウエイトレスがステーキ配膳。
店員「お待たせしましたー」
いえいえ全然。
和風というだけあって大根おろしが上に乗ってる。
一口。
まあ、脂で食わせる輸入牛。これならサイゼリアとかわらない。
二口目はタレをつけて。
まあまあ。
これまた普通。
大根おろしの所を食う。
うん、まあまあ。
脂っこいのが苦手なシニア層対応ということか。
普通の喫茶店で出すステーキのわりにはいいかな。
と思って、他この店のことについて店員に訊く。
俺「有楽町にあるビアレストランのニュートーキョーと関係あるの?」
女性店員(並)、わからず他の店員に訊く。
女子店員「いえ、関係ないみたいです」
あっそ。
続いて、
俺「この店、創業何年?」
女性店員(並)「あ、わからないのでちょっとお待ち下さい」
するとぽっちゃりの女性店員が「分かる者がいません」と言うではないか?
ん、店長とか副店長はいないのか?
見ると1人、4、50代ぐらいの男性店員がいたので訊いてみた。
ふと、胸元のバッチを見ると店長と書いてあった。
店長「そうですね~。だいたい、33年ぐらいでしょうかね~」
俺「あれ、さっきの店員、嘘ついてんじゃん」
店員「いえ、私もだいたいですのではっきりとは分かりません。なので、あの者はあってます」
俺「ん、てか店長もわからないのかよ」
店長「すみません~」
という感じのやりとりをした。
うーん、どーよこれ?
店員はまあ知らなくてもいいけど、それならだいたい知ってる人、つまり店長を呼ぶべきでは?
それが「分かる者がいません~」の時もそうだが「申し訳ありません」の一言もない。
ステーキはそこそこだが店員・店長の塩対応で気分が最悪。
342軒いろんな店に行った中でも接客が最低とはね……。
会計の際に店員の態度が悪いことを店長に告げると、店長は笑いながら「すみません~」と告げるのみ。
悪気ゼロ。
いくら千客万来でも、
店員・店長がこの態度じゃ楽日もちかいな。
総合:★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★
サービス:ゼロ
雰囲気:★★★
リーズナブル:★★