【ステーキ漂流記season2】
30軒目(渋谷)「トラットリア bel mare」牛ハラミステーキ エシャロットとヴィネガーのソース
夕方、渋谷のショウゲートで試写を1本見た後のステーキ。ショウゲートに行く度にいつも通り過ぎるイタリアンが気になり、事前に表の看板を見ると、やっぱりステーキメニューがあるんだな、これが。
ということで、早速お店にピットイン。店内、ちょっぴり高級感を漂わせ、客もみんな少しドレスアップした感じ。そこに股間にノコギリがというワイルドなW.A.S.P.のロックTシャツを着たステーキアウトサイダーのボクがやって来た。それでも怯まずステーキを頼む。
店員「お時間20分ばかりかかりますが」
ボク「あ、いいよ。ところで、ステーキはどこ産の肉?」
店員「オーストラリア産です」
ボク「ありがとう」
なるほど、オージービーフとはいえすぐさま答えが返って来た。ちょっと期待が持てる。
待っている間は2chの実況板の「とらせん」を見ていたが、ふと、右斜め前のカップルの会話が気になった。どうも、話から初デートのカップルのようだ。女性はチラッと見でも綺麗なアラフォーで、人生の半分をイタリアのミラノで過ごした様子。対する男性は、始めはルックスを見ずに話だけ聞くと、
JリーグかFIFAといったサッカー業界のアラフィフでイタリアやオーストラリアなど世界を飛び回っていて、イタリアのサンマリノ大学でスポーツ学系の講義をやったことがある文武両道な男。絵画や映画にも造詣があり、かなりハイスペックな男だな~、と思ってチラッと見てある意味びっくり。武藤敬司や元プロ野球選手の森本稀哲風のちょいごっついスキンヘッド男だった。
中身がハイスペックだけど、最初からハンデがあるルックスである。
とまあ、どうでもいい訳ありげなカップルの会話はさておき、ようやくステーキが配膳。
お、このエシャロットとヴィネガーのソースが勝負かな。
ソースがかかってない部分を一口。
ん。
オージーだが、脂を上手く使い、ほんのりインパクトがある。
同じく二口。
うん、オージーにしては悪くない。つまり、グリルが良い。
ソースをつけて三口目。
うん、肉も殺されず、寧ろソースとの相性はバッチリ。ヴィネガーが効いてる。
以降はソースをつけたり、つけなかったりし、わりと楽しんで食べられた。
ステーキはそれほど売りのメニューじゃないみたいだが、しっかりしてるじゃないか。
考えてみれば、この近辺の店はみんな4つ星以上なんだよね。この区域だけでなく、基本的に渋谷はクオリティーが高いね。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★
工夫:★★★★
リーズナブル:★★★
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