ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「とんかつ とこだい」(押上)

2014-12-22 14:41:31 | 墨田区
ステーキ漂流記
12月22日「とんかつ とこだい」霜降りステーキ?g(押上)

今日は本来錦糸町の知らない店で食べようとした。が、昼間に錦糸町でステーキを出す店というとだいたい今までにいった店になってしまう。唯一、まだ行ってなかった「ミスターデンジャー錦糸町店」の隣にあるビストロに足を運んだが、和牛サーロインステーキは夜のみのメニューというのでパス。

そこから1時間程、錦糸町、本所、業平橋界隈を練り歩いた。タイとかインド、韓国などアジア料理はあるが、ステーキを扱う洋食屋は皆無。まあ、このまま歩けば浅草に出るから、なければ浅草で食べればいい。

ちょうどスカイツリーの麓につき、京成橋を渡ると「鉄板ステーキ」という看板が目についた。メインはとんかつの店のようだが、確実にステーキもあるようだ。店の前に来るとメニューがいっぱい書いてある中で確かにステーキはある。安心して店に入る。

まず、食券制だが、メニューが物凄く多く、その中で物凄くステーキメニューを見つけるのも大変。そんな中で「霜降りステーキ」というメニューを見つけるが、アルコール付きのセットメニューでもなんと1300円! つまり、アルコール抜きなら1000円以下の霜降りステーキ! ちょっと不安になる。霜降りステーキでもカチカチのオーストラリア産じゃなかろうか? メキシコ産? ニュージーランド産? まあ、ビール付きで1300円なんだからダメでも諦めがつく。

店内はカウンターだけの店だが、客はとっかえひっかえ入る。男性客だけだが、さぞ美味くて安くてボリューム満点なのだろう。

3分程でステーキが来る。まあまあな早さ。一口食べる……塩・胡椒が効いた柔らかいレア肉。「ペッパーランチ」のサーロインペッパーステーキのような感じだが、厚さといい肉質といい明らかにワンランク上……っぽく感じた。後で店長からある肉の種類を教えてもらった。つまり、グリルが上手く、微妙にいい肉(和牛)を使ってる。

その肉の種類を後で調べるとあまり良い内容が出てこないが、上手い、と思わせたのは確か。
そこらのステーキ屋に行くよりも美味いことは美味い。

スカイツリーに行くならこの店は行った方がいい。

★★★★

「ステーキハウス おなかいっぱい」(東中野)

2014-12-19 20:18:16 | 中野区
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12月19日「ステーキハウス おなかいっぱい」レギュラーカットステーキ200g(東中野)

たまったので連続投稿。

今日は東中野のハードコア・チョコレートに寄ったついでにみつけた店に入る。その手前にもステーキがあるイタ飯屋があったが、まずはステーキハウスって書いてある店から入るでしょ。

店内は昭和の喫茶店か洋食屋のような感じであちこちにメニューが書いてある。ステーキは200gから600gまであるが、お試しなら200gで十分。さっそくおばちゃん店員にステーキがどこ産か訊く。オーストラリア産、アメリカ産混合。まあ、いっか。普段ならワインだが、タイムサービスでビールが半額なのでそっちにする。

『ゴーン・ガール』についてコメントを書いているうちにステーキが来る。もやしの上にのっけているせいか量が多目に見える。サーロインではなく「ミスター・デンジャー」や「ステーキの帝王」みたいなカットステーキタイプ。一口食べる。オーストラリア産だこアメリカ産だかは区別がつきにくい。っていうか、わからない。やわらかく、ニンニクベースのソースもべったり。まあ、これならもう少し多くても良かったかな、と思えもしたが、ニンニクベースというわりにはニンニクのスパイシーさがなく、ややしょっぱい。大味。ソースは9種類もあるので一番オーソドックスなやつにしたが。

東中野にステーキを出す店は他にもあるので、次回は違う店かな。

★★★

「レストラン おっくす」(日暮里)

2014-12-15 15:19:51 | 荒川区
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12月15日「レストラン おっくす」和風ステーキセット?g(日暮里)

一週間以上間が空いてしまった。こういうこともある。行こうと思えば「ペッパーランチ」に行けたが、駆け込んでステーキを食べるのはやっぱり嫌な物だ。だから、ブランクが空く。ただ食べればいいって物じゃない。その後こうやって書いて、有難いことに読んでくれる方がいるんだから、ペッパー、いきなり!、ビリー、サイゼ、デンジャーでローテーションっていうのもなんだかね。

ということで、せっかくステーキを食べるなら今まで行かなかった区でステーキを食べたい気分になったので、なんとなく荒川区日暮里をチョイス。本当、なんとなくだが、これが店をチョイスするのに悪戦苦闘。意外にもないんだよね。まったくないわけじゃないけど、駅ビルにあるDはサーロインステーキが1100円という、あまりの安さに怪しく思ってね。危険回避ですよ。

なので街を練り歩くが、本当にない。居酒屋や焼肉屋はあるけど、洋食屋がない。ビリーを見つけたがやっぱり夜から出し。サイゼリヤもあるけど、わざわざ日暮里まで来てサイゼリヤはないでしょ。「もうないかな……」と思い、気持ちが駅ビルのDに傾きつつあった矢先にレストランの看板を発見! その名も「レストラン おっくす」。おそらくチェーン展開してない個人経営店だ。しかもランチメニューにステーキがある。これは入るしかないでしょ!

店内は異様に広く、テーブルとかはレストランの雰囲気があるけど、午後イチのお昼時にもかかわらず客はポツポツしかいなくて、どこかうらぶれた感じがする。どーんとあるテレビといい、土日競馬中継をやるギャンブラーの溜まり場のような店だ。

ランチメニューに和風ステーキセットがあったが、それ以上のピンのステーキがある、と睨みおばちゃん店員にメニュー表を頼む。すると、案の定、シャンピニオンステーキという2800円のメニューがあり、これとランチのステーキが同じか、と訊くと……同じメキシコ産の肉であることがわかり、素直にランチの和風ステーキセットを頼む。

それにしても、日暮里の駅周辺のお洒落な駅ビル&駅前ビルや表通りの居酒屋やラーメン屋、ファーストフード店と比べても、「レストラン おっくす」の時代に取り残され具合、というか昭和の佇まいは只者ではない。っていうか、よくぞ生き残れたとしか言い様がない。なのに、ぶっちゃけ、この不人気ぶり。錦糸町にもあるよ。そういう喫茶店。●ク●の経営店ね。おばちゃん店員は垢抜けたその辺のスーパーのレジ打ちと変わらないけど、どこかキナ臭さがあるんだよ。

そんなことを考えてるうちに和風ステーキセットが来る。まず、一口。やや硬めの肉だが、和風のタレが効いているおかげでメキシコ産のステーキのわりには食べやすい。肉をゆっくり楽しみたいのでサラダとライスを急いで片付ける。で、ゆっくり肉を食べる。明らかに「ビリー・ザ・キッド」のメキシカンステーキより美味い。理由は簡単。和風のタレをベタベタつけたおかげで地味なメキシコ産ステーキにインパクトを与えた。「シラツユ」の黒毛和牛ステーキはタレがベタベタなおかげでステーキが死んだが、「おっくす」のステーキは幸いにも生きた。1+1が3、いや2.5になるメキシコ産ステーキ。

だが、付け合わせのサラダにドレッシングがなかったり、味噌汁用の箸がなく、フォークで食べさせられたり、残念なアンサービスぶり。アンサービスというか、ひょっとこな対応というか。まあ、そこも含めてザ・昭和なわけか。

とりあえず、メキシコ産にしては悪くなかったが、ワインの不味さも含めて残念な点が多い。

★★

「のんのん」(南越谷)

2014-12-06 19:14:54 | 越谷市

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12月6日「のんのん」のんのんステーキ?g(南越谷)

師走のスタート早々に昭和の大スター・菅原文太が死去してから→上野で立ち飲み→仕事→20時間耐久菅原文太追悼&マイ・バースデー→9時間半のアウシュヴィッツのドキュメンタリー映画を見る→仕事……という師走の真っ只中。こういうこともある。急いで「いきなり!ステーキ」や「ビリー・ザ・キッド」に行くのも気が向かなかった。ステーキを喰うならどっしりとゆったりして食べたい。ということでブランクが出来た。

それでやらなくなるのはまずい!運良く武蔵野線が南越谷で人身事故でちっとも動かない。いや、普通の人ならバッドラックだが、そういう時こそステーキを食えという思し召しとしか思えなかった。

しかし、午前11時では「サイゼリア」か「デニーズ」しかない。こんな機会にサイゼというのもな……と思ったので、近くにあるダイエーに入った。意外とこういうスーパーにレストランっぽい所があるはず、と思ったらやっぱりある。越谷レイクタウンが出来てすっかり斜陽ムードがムンムンのダイエーの3階に「のんのん」という店がある。一応、喫茶店みたいだが、いわゆる食事が出来る喫茶店。表にメニュー表があるので見ると……おお、あった! 勘は健在である。

店内は買い物ついでのおばちゃんたちがそこそこいる。まさしく買い物客目当ての店だが、リーマンっぽい常連もいて「いつもの」って頼んでる。ボクもボクでジャガー横田をくたびれさせた感じの熟女店員に「のんのんステーキ」を頼む。

5分くらい待って、ジャガー横田がもってきたステーキを見て目が点になった。ステーキ丼じゃないか。ま、いいや。ということで、前菜のサラダを食べてからステーキを一口食べる。………………肉は柔らかく、オーストラリア……いやそれ以前に牛っぽくない。鳥っぽい。そうだよ、「のんのんステーキ」ってあるだけで牛とは謳ってない。チキンステーキか?でも、牛のような……。鳥と思えばそうとも言える。完食前にジャガー横田に尋ねる。

じょ~い「これ、ひょっとして牛のステーキ?」
ジャガー横田「え?牛ですけど……肉、見ます?」
じょ~い「いえ、結構です。どこ産ですか?」

と訊くと金髪で短髪の水前寺清子みたいなおばちゃん店主に訊いてる。ギャグではないがジャガーがチーターと仕事してる。

ジャガー横田「ニュージーランド産です」

ニュージーランド産か。まあ、サーロインじゃなきゃこんな部位のステーキもあるか?

結局、鳥疑惑が晴れないまま完食。やっぱり1280円のステーキらしくすっとこどっこいなランチになっちゃった。ある意味斜陽のスーパーの場末の喫茶店らしいステーキだった。普通じゃこの店に進んで行こうとしないが、「やっぱりな」と言わんばかりの「のんのんステーキ」だった。

★★


「ミスター・デンジャー 錦糸町店」(錦糸町)

2014-12-02 07:09:17 | 墨田区

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12月1日「ミスター・デンジャー 錦糸町店」デンジャー・ステーキ250g (錦糸町)

先週末は仕事まみれで、昨日は「映画野郎」の原稿が終わった……と思ってパソコンを落とす寸前で昭和の大スター・菅原文太の訃報が流れて来て超緊急の追加作業を。本当、大変だった。

本来ならもっと早く錦糸町から脱出しようとしたが、いつのまにやら日が暮れていた。そこまで時間が行くと夜からやる店のディナータイムににる。そんなことで久しぶりに「ミスター・デンジャー」を再訪した。

錦糸町界隈の店を何十軒かステーキを出す店を回って、次のようなことが分かった。

・当たりは基本的にステーキ専門店
・高くても4000円
・黒毛和牛はハズレが多い

あともう3軒ぐらい残しているが、
○ミスター・デンジャー
○夢喰(ばく)
○ビリー・ザ・キッド

といったステーキ専門店がトップ3で、これに、

○イタリアンのTomtom
○ハンバーグ専門店のシェーンズバーグ

以上2軒が続いている。
そんな中での「ミスター・デンジャー」への再訪。
相変わらず客がちょこっといる。いっぱいいっぱいではなくちょこっといる。

改めてメニューを見直すとデンジャー・ステーキ(ハラミ・ステーキ)の他に200gと300gのリブロースステーキがあったことに気がつく。こちらはオーストラリア産とでかでかと書いてある。あれ? デンジャー・ステーキの方が安い、ってことはオーストラリア産以下なのか? いや、ハラミだから安いだけでUS牛だったハズ。

いつもなら店員に訊くんだけど、ここの店員、無愛想で訊きにくいんだよな。いつか本店に行った時に松永に言いつけたろ。ともかく、ワインも頼みたかったので合わせて2000円になるからデンジャー・ステーキの250gを単品で頼んだ。

頼んで1、2分でワインが出て5分するかしないかでデンジャー・ステーキが配膳。上記のトップ3の中では一番早い。「リベラ」や「テキサス」、「ペッパーランチ」の高速配膳に比べると待つが、全体的には早い部類だ。そう考えると「ビリー・ザ・キッド」はサラダで時間が潰せるとは言え明らかに待つ。けど、行く度に満席に近いからやむを得ない。

デンジャー・ステーキを改めて食べるが、旨みはないのに美味い不思議なステーキである。今回はうっかりガーリックを絡めたので最初からガーリックという補助があるが、それを抜きにしても十分美味しく食べられる。

「ミスター・デンジャー」が今のところ錦糸町ナンバーワンのステーキ屋であることは分かったが、デンジャー・ステーキの美味さの謎がいまいち解けないのと、あと一晩たった未だもって俺がニンニク臭い。カバンとコートに染み付いてしまった。そろそろ本店に行かないと、か。

★★★★★