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「間違った認識。撤回して」抗議相次ぐ、不登校対応は自治体で差…フリースクール発言問題(読売新聞オンライン)

2023-10-21 05:13:00 | その他気になった事

「間違った認識。撤回して」抗議相次ぐ、不登校対応は自治体で差…フリースクール発言問題(読売新聞オンライン)


なんか唐突にこの話が出て来た感じがしていたのですが
三日月知事と14市町の首長が出席し、不登校対策として、県が今年度中に策定予定の「しがの学びの保障プラン」の骨子案などを話し合う場の意見として出された。
そしてその骨子案が以下の通り

〈1〉すべての子どもの学びの機会を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える〈2〉心の小さなSOSを見逃さず、チームで支援する
〈3〉学校を安心して学べる場所にする――とし、多様な学びの場所、居場所の確保のため、フリースクールとの連携や、不登校特例校の研究

その上でフリースクールの支援の話です。
つまり切り取られた部分だけ聞くと「今時に合わない」と思ってしまいます。
必要な支援をするか否かは経営状況では?
全国的に見ても不登校児の約36%がフリースクールなどの学校内外で相談・指導などを受けていない割合になっています。
その方が問題なのは有るのかと思ってもいます。
その他の課題として選択肢があれば自死のリスク回避にならないかと同情したくもなります。

だから、全面的な話にしないで特例でフリースクールに通いたくても通えない家庭・生徒への支援とか、限定的な話で良いのかと考えます。
確かにフリースクールそのものに支援してしまうべきかは経営状況です。
滋賀のフリースクールの状況が下記に記載されています。
フリースクール側も学校復帰を意識していますが、ご都合主義で増減されても経営は大変ですよね。
介入してまでとやかく言うつもりはありません。
ですが、

滋賀県東近江市長、フリースクール巡り発言 文科相苦言 - 日本経済新聞

滋賀県首長会議で不登校対策をテーマに議論をしていた際に、東近江市の小椋正清市長が「文部科学省がフリースクールを認めてしまったことにがくぜんとしている。フリースク...

日本経済新聞

 

と言う事で、双方に考えがあった上での発言なのでしょう。
例えば、フリースクールがダメなら他の学校へ転校させる手助けが必要になりますよね。
フリースクールの代替となる公的な施設だとすればそれに耐えられる公的な投資や教員の確保が必要な話になります。
出来もしなかったから今のフリースクールと言う形に落ち着いたと考えるのが適当です。
特例的な事象を捉えて理想論を闘わせるのは決してクレバーな事ではありません。
だから多くの非難する電話やメールが来るのでしょう。
まして相手は困った経験を持つ人で、何処かに捌け口を求めたいのでしょう。
詳しくは分かりません、ただ単に文句が言いたい人で当事者や関係者でない人もいるのかとも想像しています。
フリースクールは国家の根幹を崩してしまうことになりかねない
現状を把握していれば、こんな根拠となるデーターのない話はしないのでしょう。
現実にあっても崩壊するまで言っていません。

むしろ危機的なのはゆとり教育の方でした。
現在19歳から36歳になるこの世代の常識がこれまでの人とは違うので困っているくらいです。
つまり、競争社会に適合するだけの概念が薄い感じが受け取れます。
勿論、嫌なら辞めるみたいな話は最終の場面ではあるのでしょうけど、それの軽いのが乱発されてしまって幾ら人を替えても金太郎飴が如く周囲や社会と溶け込めていない感覚なのです。

フリースクールで同様の結果だとしても数少ない例で判断出来ないか、またはそう言うデーターを集めてから物言うべきです。
ところが検索しても出て来ないのです。
やらかしているのは理想論を追う人達だけでなく、当の文部科学省もフリースクールへ通わせたらどうなるのか統計的なデーターはないのでしょう。
検索すると美談は載っていても失敗例は載せないような事になっています。

これだけ書いて出た結果は不登校で何処にも頼らずに孤立して下手すれば引き籠りになるくらいなら、フリースクールで他人に慣れて社会的に繋がっている方がいいくらいの話です。
一番残念なのはフリースクールに通わせたら戻って来ないような事例で、その原因が当事者には通っていた学校側にあると言う事です。
なので現実的に限定的な支援で活用しても現在の学校制度が崩壊したり、将来の社会に影響するとは考え難いです。
むしろ、学校で全てをフォローし切れないし、ゆとり教育をしても現実的に落ち溢れをフォローし切れないのです。
イジメにしても解決が難しい事例があるのに手放さないで無理に通わせれば問題にもなります。
出来ない事を社会的にフリースクールのような存在で対処しているのが実情なのに理想論が飛び交う時点で問題解決能力が疑わしいのかと思います。
給食減量の事例を見ても学校の中でさえ理想を追求する以前にどうしてこんな事が起きていたのか異常さに見直しも必要なくらいに思えてきます。
一番悪いのは自分達が上手くいったからそんな事はないはずと言う正常性バイアスに近いような話になっていませんか?

【追記】
そう言えば、思い出しのが[大津市中2いじめ自殺事件]です。
全国的に騒がれた事件で記憶している人も多いのかと思います。
事の深刻さが学校や教育委員会への不信感へと繋がった感じがしました。
そうなるとそれとは別にセーフティネットがある方がいいのでしょうね。







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