あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

理屈っぽい独り言

2008年07月19日 21時58分05秒 | Weblog
 俺の年収は、1000万円を超えたことがない。
 一時期フリーのSEをやっていた。その時、最高で月収は168万円あった時がある。確か、バブル崩壊3年ぐらいの東京通勤圏での賃金だ。当時はプログラマで、プログラマの上級職であるSEですらなかった。

 この時、普通に考えれば年収は1000万を超えるのだが、独身だったし、この月収で1年フルで働くわけがない。
 なので、半年ぐらい働いて、半年ぐらい遊んでいた。

 現在、どんなに高くても、プロジェクトリーダーで140万ぐらいだろうか。月の単価。それを考えるとやはり、狂っていたとしか思えない時代である。

 こんな俺だが、大卒ではない。
 現在の年収は、500万ぐらい。妻の年収も合わせてせいぜい900万弱といったところで、足したって1000万には届かない。


 こないだ、TVで20代後半から30代前半ぐらいの女性達が、

「やっぱり…。結婚するなら年収1000万は必要かしら?」

 とか、言っていた。女性「達」である。1名ではない。まあ、最悪の女性だけをターゲットにインタビューしたのか、やたらと偏った布陣であった。

 そのターゲットとは…

「独身女性」

 である。

 年収1000万はタダ事ではない。
 普通にサラリーを貰っている人で、年収1000になろうとするならば、それは大企業の中堅以降である。
 大企業に入るには、少なくとも大卒でなければならない。それで結婚適齢期の若さを持つ男かぁ。


 さて。ここで各種調査結果を見てみよう。

■労働力調査(平成18年・総務省)
 25歳~34歳男性の13%が非正社員、5%が失業者、2%は就業意志なし
■民間給与実態統計調査(平成17年・国税庁)
 年収1000万超男性は給与所得者の7.2%(既婚者含む全給与所得者対象)
■賃金構造基本統計調査(平成18年・厚生労働省)
 30歳~34歳男性労働者では、月給36万以下が86%、同じ年齢階級での年収/月給比は平均16.9なので、年収に換算すると600万以下が86%ということで、年収1000万相当になる月給60万以上はわずか0.9%しかいない。25歳~29歳では、月給24万(年収400万相当)以下が56%、月給36万(年収600万相当)以下が96%、月給60万(年収1000万相当)は0.24%
■学校基本調査(平成18年度・文部科学省)
 昨年高卒男子の四大進学率は48%、専門学校24%、短大2%


 つまり、この結婚できない女性達は、適齢期男性に限定すると1%にも満たない男性を

「結婚してもいい男性たる最低条件」

 と言っておられるわけである。
 お前ら全結婚適齢期女性の上位1%に入る自信があるのかよ。大したもんだネ!

 ちなみに、俺は月収ベースでは下位86%に含まれている、

「年収では誇れない恥ずべき男」

 なのであった。でもいい女見つけて結婚したぜ。息子も順調に育ってると思うし、来年には2児のパパだぜ。人並み以上に幸せだぜ。

 …おめーらなんて、結婚できなくて当たり前だっつの。

 と、テレビを見ながら毒づいていたのだった。
 理屈っぽい男ってやーねぇ。