（昨日、エントリ書いてて眠くて寝落ちしたので、日付は昨日のつもりで読んでほしい。このエントリは金曜日に書いたものである）
今日の大きなニュースは、昨日の日朝間協議の結果、北朝鮮拉致問題に若干進展があった事と、維新の会分裂のニュースであろう。
…基本、俺の知るニュースは朝刊からなので、最長で、最大丸一日のタイムラグがある。情報遅いよなぁ…。まあ、いいんだけどさ。ウチのエントリのウリは速さじゃないと思っているし。
で、今日は北朝鮮をネタにしようと思っているのだけど。
1本のエントリすんのが面倒なんで、今回は諦めるとする維新の会分裂のニュースについて、ちょっとだけ先に書いておこうと思う。
まあ、ある意味ぶれてないよね石原慎太郎氏。
彼の掲げる、サブカル系の規制については賛成できるものではないし、そりゃー全面肯定なんぞできる人ではないが、河野談話とか慰安婦問題やらへの国会でのツッコミやら、尖閣諸島の購入資金を募金で募ったりとか、それなりにいい仕事をする人だというのが、俺の最近の認識である。
そりゃー、結の党とかと合流なら無理だよな。そもそも「たち日」と維新の会の合流も、相当違和感があったんだしな。維新の会は、ようやくなんか進む方向性が見えてきたような気がする。結の党と維新の会は、俺はそこそこお似合いのカップリングだと思う。
さて本題。北朝鮮である。
これはもう、端的に言ってしまえば、中韓の接近による北朝鮮の危機感の現れであろう。中国は北朝鮮の、韓国は日米の後ろ盾でもって現在も朝鮮戦争を継続中なわけで。その北朝鮮の最大最後の後ろ盾である中国が、ありえない程に急速に韓国と接近しているのである。もはや北朝鮮は、中国の後ろ盾を信じる事ができなくなっているところがあるのではないだろうか。
中国にしても、これだけ韓国が接近してくれば、西側諸国との緩衝地帯としての北朝鮮の必要性が揺らいでいるわけだ。
そこで、日本の安倍内閣と北朝鮮の金正恩体制の利害が一致したのである。
北朝鮮の思惑としては、勿論後ろ盾としての中国への牽制が第一だろう。
今日、結構このネタを紹介していたブログとかは多かった。
多かったんだけど、だいたいが、「対日賠償請求権」を念頭に置いて、北朝鮮がまた、日本からカネをゆすり盗ろうとしているとか、そんなネタが多かった。
まあ、日経の記事とかが原因の１つなんだろう。
【日経】日朝、拉致再調査で基本合意 進展に応じ制裁緩和
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2902H_Z20C14A5000000/
なんだろうな。この北朝鮮の拉致問題の進展については、ネットレベルでは叩く人の方があまりに多い。今回については、北朝鮮はおそらく本当に拉致被害者を何人か返すのではないかと思う。無論、日本人拉致被害者の居所なんて金正恩は知ってるわけで、北朝鮮の言う「再調査」は茶番にすぎない。が、彼らにもメンツはあるのだ。彼らのメンツを保ったまま、実利を得ようとしているこの件についての安倍内閣の方向性は、俺はそこそこ信用できるのではないかと思う。
今回の件、アメリカは少し動揺しているようだし。
【日経】米、日朝接近に警戒感 透明性重視し説明求める
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM29048_Z20C14A5EA1000/
韓国も日本の動向に危機感を持っている事が現れている。
【日テレ】韓国政府、日本の立場理解も“連携”でクギ
http://www.news24.jp/articles/2014/05/30/10252120.html
各種マスコミは、日北の対話を「わざわざ火中の栗を拾いに行かなくても…」的な、少し非難口調にて報道しているように思う。
【中央】北朝鮮、最大2兆円の対日請求権資金を考慮
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=185917&servcode=a00§code=a00
これなんかだと、北朝鮮と関わると2兆円カネを搾り取られるぞ？みたいな警告に見えるしな。
アメリカ・中国・韓国とは、みんな日本に北朝鮮との距離をとってほしいと思っているような気がする。
ネット民の意見は、この辺りの煽りに乗っかっているような気がするのだ。
今回は、北朝鮮は拉致被害者を日本に本気で返す気があるような気がする。
でもって、そこに、日本からの戦時損害賠償請求は入っていないように思う。額面通り、ある程度の制裁解除で折り合えるのではないかという雰囲気がある。
アメリカは、表向きまるで日本の動向を歓迎するかのような声明を、上の日経記事が出たあとに出している。…見え透いている。
【TBS】米国務省「拉致解決への日本の努力を支持」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2213397.html
その後、日本に釘を刺すかのような動きをしている。（まあこれは偶然が重なっただけのような気がするけどな）
【NHK】北朝鮮制裁強化法案を米議会が可決
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140530/k10014852331000.html
様々、日朝接近の妨害が出ているような気がするが、拉致被害者帰国が実現すれば、マスコミが言うような、「この程度の人数の帰国で済むと思うのかふざけんな」という反応ではなく、安倍内閣の実績として一定の評価があると思う。
そう思っているのだが…。こればっかりは実際に拉致被害者帰国のニュースが出てからじゃないとわからない。どうなるだろうね。
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今日の大きなニュースは、昨日の日朝間協議の結果、北朝鮮拉致問題に若干進展があった事と、維新の会分裂のニュースであろう。
…基本、俺の知るニュースは朝刊からなので、最長で、最大丸一日のタイムラグがある。情報遅いよなぁ…。まあ、いいんだけどさ。ウチのエントリのウリは速さじゃないと思っているし。
で、今日は北朝鮮をネタにしようと思っているのだけど。
1本のエントリすんのが面倒なんで、今回は諦めるとする維新の会分裂のニュースについて、ちょっとだけ先に書いておこうと思う。
まあ、ある意味ぶれてないよね石原慎太郎氏。
彼の掲げる、サブカル系の規制については賛成できるものではないし、そりゃー全面肯定なんぞできる人ではないが、河野談話とか慰安婦問題やらへの国会でのツッコミやら、尖閣諸島の購入資金を募金で募ったりとか、それなりにいい仕事をする人だというのが、俺の最近の認識である。
そりゃー、結の党とかと合流なら無理だよな。そもそも「たち日」と維新の会の合流も、相当違和感があったんだしな。維新の会は、ようやくなんか進む方向性が見えてきたような気がする。結の党と維新の会は、俺はそこそこお似合いのカップリングだと思う。
さて本題。北朝鮮である。
これはもう、端的に言ってしまえば、中韓の接近による北朝鮮の危機感の現れであろう。中国は北朝鮮の、韓国は日米の後ろ盾でもって現在も朝鮮戦争を継続中なわけで。その北朝鮮の最大最後の後ろ盾である中国が、ありえない程に急速に韓国と接近しているのである。もはや北朝鮮は、中国の後ろ盾を信じる事ができなくなっているところがあるのではないだろうか。
中国にしても、これだけ韓国が接近してくれば、西側諸国との緩衝地帯としての北朝鮮の必要性が揺らいでいるわけだ。
そこで、日本の安倍内閣と北朝鮮の金正恩体制の利害が一致したのである。
北朝鮮の思惑としては、勿論後ろ盾としての中国への牽制が第一だろう。
今日、結構このネタを紹介していたブログとかは多かった。
多かったんだけど、だいたいが、「対日賠償請求権」を念頭に置いて、北朝鮮がまた、日本からカネをゆすり盗ろうとしているとか、そんなネタが多かった。
まあ、日経の記事とかが原因の１つなんだろう。
【日経】日朝、拉致再調査で基本合意 進展に応じ制裁緩和
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2902H_Z20C14A5000000/
なんだろうな。この北朝鮮の拉致問題の進展については、ネットレベルでは叩く人の方があまりに多い。今回については、北朝鮮はおそらく本当に拉致被害者を何人か返すのではないかと思う。無論、日本人拉致被害者の居所なんて金正恩は知ってるわけで、北朝鮮の言う「再調査」は茶番にすぎない。が、彼らにもメンツはあるのだ。彼らのメンツを保ったまま、実利を得ようとしているこの件についての安倍内閣の方向性は、俺はそこそこ信用できるのではないかと思う。
今回の件、アメリカは少し動揺しているようだし。
【日経】米、日朝接近に警戒感 透明性重視し説明求める
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM29048_Z20C14A5EA1000/
韓国も日本の動向に危機感を持っている事が現れている。
【日テレ】韓国政府、日本の立場理解も“連携”でクギ
http://www.news24.jp/articles/2014/05/30/10252120.html
各種マスコミは、日北の対話を「わざわざ火中の栗を拾いに行かなくても…」的な、少し非難口調にて報道しているように思う。
【中央】北朝鮮、最大2兆円の対日請求権資金を考慮
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=185917&servcode=a00§code=a00
これなんかだと、北朝鮮と関わると2兆円カネを搾り取られるぞ？みたいな警告に見えるしな。
アメリカ・中国・韓国とは、みんな日本に北朝鮮との距離をとってほしいと思っているような気がする。
ネット民の意見は、この辺りの煽りに乗っかっているような気がするのだ。
今回は、北朝鮮は拉致被害者を日本に本気で返す気があるような気がする。
でもって、そこに、日本からの戦時損害賠償請求は入っていないように思う。額面通り、ある程度の制裁解除で折り合えるのではないかという雰囲気がある。
アメリカは、表向きまるで日本の動向を歓迎するかのような声明を、上の日経記事が出たあとに出している。…見え透いている。
【TBS】米国務省「拉致解決への日本の努力を支持」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2213397.html
その後、日本に釘を刺すかのような動きをしている。（まあこれは偶然が重なっただけのような気がするけどな）
【NHK】北朝鮮制裁強化法案を米議会が可決
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140530/k10014852331000.html
様々、日朝接近の妨害が出ているような気がするが、拉致被害者帰国が実現すれば、マスコミが言うような、「この程度の人数の帰国で済むと思うのかふざけんな」という反応ではなく、安倍内閣の実績として一定の評価があると思う。
そう思っているのだが…。こればっかりは実際に拉致被害者帰国のニュースが出てからじゃないとわからない。どうなるだろうね。
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