兼ねてよりJSEPTIC-CTGでサポートして参りました慶應義塾大学消化器内科の堀部昌靖先生を中心として行われた重症急性膵炎に対する局所膵動注療法についての後向き多施設観察研究(SAP-CRAI)の主論文がPancreasに掲載されたことはご報告いたしました(PMID: 27977624)。
今回、そのデータベースを利用したPost hoc解析の一つとして、高トリグリセリド血症関連急性膵炎に対するplasmapheresisの有用性がないかもしれないことを示し、前向き試験の仮説作成の元になるデータを示すレターがIntensive Care Medicineに掲載されました。ファーストオーサーの宮本恭兵先生(和歌山医大救命センター)ご苦労様でした。
重症膵炎に対する多施設前向き研究である
急性膵炎の前向き多施設観察研究「SANADA」study (multicenter proSpective cohort in pAtieNts with severe And milD Acute pancreatitis)
も始まります。
引き続きご協力お願いいたします。