知的財産研究室

弁護士高橋淳のブロクです。最高裁HPに掲載される最新判例等の知財に関する話題を取り上げます。

溝穴付き蓋審取

2011-08-11 18:38:10 | 最新知財裁判例

平成23(行ケ)10057:

本件は、拒絶査定に対する不服審判不成立審決に対して取消を求めるものです。

裁判所の判断は15ページ以下。

記載要件判断についてはこれを否定。

容易想到性判断についても、甲1発明には、本件発明の課題が存在しないこと等を理由として、甲1発明には周知技術を適用する動機付けがないとしました。

詳細な技術的検討はしていませんが、甲1発明の主引例適格性を否定したものとも理解できるかもしれません。追って検討したいと思います。


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