フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの名を冠した公園。
海に臨む緑豊かな公園で、地元市民にも親しまれている。
シベリウスは、フィンランディアやテンペストで名高い、来年2007年は没後50年のメモリアルイヤー。
なかほどに、1967年にエイラ・ヒルトゥネン作のシベリウスの肖像のレリーフとステンレスパイプの彫刻がある。
時間帯や光線の具合によって微妙に色が変化して見えるという。
公園を出た草むらで、鴨のつがいが見送ってくれた。
1952年に開催されたヘルシンキ・オリンピックのメインスタジアム。
中には入らなかったが、ヘルシンキの町を一望できる高さ72mの展望台やスポーツ博物館が併設されていて、フィンランドのスポーツの歴史をコンピュータを使って分かりやすく解説、歴代オリンピックのメダリストのユニホームやメダル、用具も展示されているという。
スタジアム前には、伝説のランナー、ヌルミの像が立つ。
テンペリアウキオ教会、天然の小さな岩山をくり抜いて、その中に造られたユニークな教会、岩の教会ともよばれている。
スオマライネン兄弟によって設計され、1969年に完成した。
内部の壁は自然の岩肌そのままの美しさが生かされている。
天井は直径24mの銅版製のドームでおおわれていて、それを支える180の天窓からは自然光が差し込む造り。
祭壇背後の壁は氷河時代の岩の割れ目が使われ、祭壇のテーブルの土台は花崗岩をカットしたもの、フロアに並ぶベンチは白樺でできている。
教会内は音響効果にも優れていて、コンサートなどもしばしば行われるという。