ウラジーミルのウスペンスキー大聖堂は、1158年に建設がはじめられ、14世紀初めまではロシアの大聖堂の最高位にあった歴史的な教会で、モスクワの同名の大聖堂のお手本になりました。
建材にはウラジーミル・スズダリ公国に特徴的な白石(石灰石)を使い、職人は遠く神聖ローマ帝国からも派遣されたそうです。
15世紀の有名な画家アンドレイ・ルブリョフが天井のアーチ部分にフレスコ画「最後の審判」を描いています。
ロシアで最も愛されているイコン「ウラジーミルの聖母」は、現在はモスクワのトレチャコフ美術館(本館)に保存されていますが、かつてはこの教会に置かれていました。
コンスタンチノーブルで描かれたこのイコンは、奇跡を起こすイコンとして知られていましたが、1395年にモスクワに移されてから、ウラジーミルに再び戻ることはありませんでした。
この大聖堂と明日ご紹介するドミトリエフスキー聖堂は世界遺産に登録されています。
かわいい子どもたちが先生といっしょに見学に訪れていました。